作編曲家 TATOOのブログ
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プロフィール
HN:
TATOO
性別:
男性
職業:
作編曲家、Keyboards
趣味:
水泳、映画
自己紹介:
本名:多東康孝
(たとう やすゆき)
出身地:北海道
生年月日:19xx年8月9日
身長:178cm
血液型:O型
略歴:
1995年
KAITAのキーボーディストとして
スピードスターよりデビュー。
KAITAの活動を中心にアレンジ、
CM音楽などを多数手がける。
KAITAとして7枚のシングルと3枚のアルバムを発表。
1999年
KAITAはLove Bell Back Lineと名称を変更。
テレビ東京系音楽番組「ソングライトShow!」に出演。
2000年
PAPA X Inc.と契約。
プロデュース活動を開始する。
バーコード
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主題歌の「亜細亜の空」をアレンジしてから半年、
映画『天心』、本日全国公開でございます。

『天心』予告編


この曲は石井さんの歌はもとより
和楽器と二胡の掛け合いも聞き所ですが、
劇場で流れる事を想定した
こだわりの”低音”
(山田さんのパーカッション)を
是非体感して頂きたいです。

ので・・・

劇場へGo!

拍手[32回]

以前「訳あってホラー映画を観ている」
と書きましたが、
何となく目処がついたのでご報告しますと、
今、来春公開予定の映画の劇伴を作っています。
ホラーですからメロディアスな曲は
殆ど出てこないですけどw。
逆に、「メロディアスではない曲」とは何ぞや?
と、いつも作っている音楽とは真逆な作業で、
大変勉強になりました。
・・・まだ終わってないですけど(汗)。

私の中でホラー映画の一位は『SHINING』です。
1980年に制作された作品なので
特殊メイク等は少々アレですけど、
世界で初めてステディカムを使った
ヘリからの空撮のオープニングは
非常に印象的です。

ジャック・ニコルソンの怪演も然る事ならば・・・


嫁の顔が恐い!


そして音楽は現代のホラーでも踏襲される
典型の様なものですが、
調べてみると意外にも殆どが既製の現代音楽なんですね。

・弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 第3楽章
(バルトーク)
・ロンターノ (リゲティ)
・ヤコブの目覚め/ポリモルフィア/ウトレニヤ
 /デ・ナトゥーラ・ソノリス 第1番,第2番/
 52弦とテープのためのカノン(ペンデレツキ)
・仮面舞踏会(演奏:ジャック・ヒルトン楽団)
・ホーム(演奏:ヘンリー・ホールと
 グレン・イーグルス・ホテル・バンド)
真夜中、星々と君/もうすべて忘れて
(演奏:アル・ボウリーとレイ・ノーブル楽団)

弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 第3楽章


あぁ、かなり”それっぽい”ですねw。
映画の為に作られた音楽ではないのですが、
とても”映像的”というか、
想像力をかき立てられる音楽です。

拍手[12回]

訳あって、ホラー映画を沢山観てます。
決して嫌いではないのですが、
好んで観ようとは思わない…位な感じです。

過去にブームは何度もあった気がしますが、
1973年に公開された「エクソシスト」の
大ヒットを皮切りに、
『キャリー』『サスペリア』など
70年代はホラーの名作が沢山ありましたねぇ。
特に、学生の時に観たコレは・・・怖かった。

Possession(1981)


正直、ストーリーはよく分かりません(難解)。
ただ、イザベル・アジャーニの演技が凄まじく、
それだけが印象に残っています。
同名の新作が去年公開されてますね。

ホラー映画はお好き?

拍手[5回]

『ボーン・レガシー』(2012年)
監督・脚本・原案:トニー・ギルロイ
出演:ジェレミー・レナー、エドワード・ノートン、
   レイチェル・ワイズ、ジョアン・アレン、
   アルバート・フィニー、スコット・グレン、
   ステイシー・キーチ、オスカー・アイザック
CIAの極秘プログラム「トレッドストーン計画」が
ジェイソン・ボーンによって明るみになろうとしている頃、
人体改造の「アウトカム計画」により
強靭な肉体を持つアーロンが訓練を積んでいた。
このボーンによる事件の余波で「アウトカム計画」も
明るみになる事を恐れた上層部は、
関係者の抹殺を指示。
かろうじて生き延びたアーロンは、
研究者のマルタを訪ねるが彼女もまた命を狙われていた。

マット・デイモン主演「ジェイソン・ボーン」
3部作のサイドストーリーです。
ジェイソン・ボーンは”暗殺者”、
アーロン・クロスは”潜入捜査官”的な違いはありますが、
”どっちも強過ぎ”なのは一緒ですw。
『ボーン・アルティメイタム』と同時進行していて
両者の整合性をとる為に少々流れが悪くなってしまってます。
が、続編を作るなら次からは楽でしょうね。
結構楽しめました。
☆3つ半



『ARGO』(2012年)
監督:ベン・アフレック、脚本:クリス・テリオ
製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ
   ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、
   クレア・デュヴァル、ジョン・グッドマン、
   マイケル・パークス、テイラー・シリング、
   カイル・チャンドラー
イラン革命真っ最中の1979年。
イスラム過激派グループが
テヘランのアメリカ大使館を占拠し、
52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。
だが占拠される直前、
6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、
カナダ大使公邸に匿われる。
CIA工作本部技術部のトニー・メンデスは
6人をイランから救出する為、
『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて
6人をそのロケハンスタッフに身分偽変させるという
作戦をたてる。

今年のアカデミー賞にて
作品賞、脚色賞、編集賞を受賞した作品です。
派手にデフォルメされている訳でもなく、
ドキュメンタリー・・・とまではいかないけど、
割と淡々と描写されている所がいいですね。
「歴史的背景をしっかりと描ききれていない」
という意見もありますが、
上映時間120分ではなかなか難しいでしょう。
☆4つ



『ネイビーシールズ』(2012年)
監督:スコット・ワウ、マイク・マッコイ
出演:ロゼリン・サンチェス、ジェイソン・コトル、
   アレックス・ビードフ、ネストール・セラノ、
   エミリオ・リベラ
過酷な訓練を乗り越えてきた
数パーセントの精鋭兵士たちで編成され、
オサマ・ビンラディン暗殺をはじめとする
国家の最高機密作戦に従事している
アメリカ軍が誇る特殊部隊のネイビーシールズ。
そんな彼らに、誘拐されたCIAエージェントの救出という
新たなミッションが下される。
冷静に着々と救出作戦を遂行させていくが、
誘拐事件は恐ろしい大規模テロ計画へとつながっていた。

監督の二人はドキュメンタリーなどを
多く手掛けてきたそうで、
更に実際の隊員がキャストを務め、
銃器もすべて本物を使用、
さらに劇中の特殊技術や作戦立案も
実例に従っているという拘りよう。
とてもリアルな作品に仕上がっています。
☆3つ半



『スカイフォール』(2012年)
監督:サム・メンデス、主題歌:アデル
「スカイフォール」
出演:ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、
   レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、
   ベレニス・マーロウ、アルバート・フィニー、
   ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ
各国のテロ組織に潜入している工作員を記録した
MI6のハードディスクが何者かに奪われ、
ボンドは犯人を追いつめるが、
MI6の長官Mの命令で放たれた銃弾に撃たれ
橋の上から谷底へと落ちていく。
Mはリストが奪われた責任を追及され
辞職を迫られるがこれを拒否。
しかしその直後、リストを奪った犯人により
MI6のオフィスが爆破され更なる犠牲者を出してしまう。

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは3作目。
なのに「そろそろ衰えが見え始めた」設定、
ちょっと早過ぎません?w
まあ、キャストの交代も含めて
昔からの遺産を処分して、
新しい007シリーズへ移行する為の作品だったのかも。
前2作に比べてアクションシーンが少なかったのは
ちょっと残念でしたね。
☆3つ半



『黄金を抱いて飛べ』(2012年)
原作:高村薫、監督:井筒和幸
出演:妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、
   チャンミン(東方神起)、西田敏行
過激派や犯罪者相手に調達屋をしてきた幸田は、
大学時代からの友人・北川から
銀行地下にある15億円の
金塊強奪計画を持ちかけられる。
幸田と北川は、銀行のシステムエンジニア・野田、
自称留学生のスパイ・モモ、北川の弟・春樹、
元エレベーター技師の爺ちゃんを仲間に加え、
大胆不敵な作戦を決行する。

日本産のケイパー・ムービー・・・って何?(汗)
“ケイパー・ムービー(caper movie)”
というジャンルがあるそうです。
「プロフェッショナルな犯罪者たちが
 チームを組んで強奪計画を立てて実行する」
『オーシャンズ11』とかの事でしょうか?
お話は実に淡々と進んで行くのですが、
役者さん達が上手なので
最後まで飽きずに観られました。
多少設定が強引な所もありますが、
まあ許せる範囲です。
スカッと爽快!・・・なラストじゃないですけど、
どーですか?
☆3つ

拍手[4回]

久しぶりに劇場へ映画を観に行きました。

『オブリビオン』
原作・脚本・監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、
   アンドレア・ライズボロー、モーガン・フリーマン、
   メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル

西暦2077年。
60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃し、
人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの
移住を余儀なくされていた。
そんな中、地球に残った元海兵隊司令官ジャック・ハーパーと
ヴィクトリア・オルセンは、
上空から地上を監視する平凡な日々を送っていた。
ある日パトロールの途中で彼は、
墜落した宇宙船の残骸から
謎の女性ジュリア・ルサコヴァを助け出す。

まだ劇場公開中の作品なので詳しくは言えませんが、、、
私は・・・スキです。
どこかで観たことのあるようなお話なのですが、
脚本も映像も細部までしっかり作り込まれています。

ラストは若干モヤモヤするんですが、
よーーーく考えてみると・・・「まあ、それでいいのかなぁ」と
今まであまり経験した事のない”後味”でした。
☆4つ半

お時間があれば劇場へどーぞ

拍手[3回]

『ロック オブ エイジズ』(2012年)
監督:アダム・シャンクマン、原作:クリス・ダリエンツォ
出演:ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボニータ、
   ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッティ、
   トム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
1987年のロサンゼルス。
成功を夢見てやってきたシェリーは、
ロックの殿堂“バーボンルーム”で働く
青年ドリューと知り合う。
バーボンルームは、今やビッグネームとなったロックバンド
「アーセナル」を輩出したライブハウスで、
ドリューもロックシンガーを目指していた。
やがて2人は恋仲になる。
ある日、アーセナルの解散ライブが
バーボンルームで行われる事になった。
ドリューのバンドが前座に抜擢され成功を収めるのだが。

ブロードウェイで人気を博した2005年初演の
同名ロックミュージカルの映画化です。
1987年といえば日本はバブル景気真っ最中。
アメリカの音楽シーンといえばMTV全盛で、
ジャンルでいえばスタジアムを満杯にする
LAメタルが最盛期を迎えた頃だった・・・そうです。
MTVは見てましたが、
個人的にRockに興味の無い時期だったので
ガンズやデフ・レパードなどは全く聞いてませんでした。
ミュージカルの映画化としては
とてもいい作品だと思いますが、
映画作品としては、
もう少しトム・クルーズ演じるロックスターは
”神秘的”な存在でいて欲しかったなぁと。
途中の”エロダンス”シーンでガッカリしてしまいました。
(トム・クルーズがノリノリで演出したそうですけど)
音楽は凄くいいです!
しかし・・・(世間の評価に逆らって)
☆3つ


『ロックアウト』(2012年)

監督・脚本:スティーヴン・セイント・レジャー、
      ジェームズ・マザー
脚本・製作:リュック・ベッソン
出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、
   ジョセフ・ギルガン、ヴィンセント・リーガン、
   レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア
西暦2079年。冷凍睡眠による囚人管理や徹底した
防衛システムの完備で脱獄成功率0%を誇り、
“宇宙のアルカトラズ”と言われる宇宙刑務所MS-1。
その視察に大統領の娘が訪れた時、
500人もの囚人が一斉に覚醒して所内を制圧、
彼女を人質に籠城を始める。
スパイ活動中に殺人容疑で逮捕されたスノウは、
大統領から娘救出の指令が下される。
気が進まないスノウだったが、
自分の無実を証明できる男が
MS-1にいる事を知り単身で向かう。

宇宙刑務所から大統領の娘を救出するという設定と、
予告編の出来の良さに騙されましたw。
まず、よーく考えてみると・・・
衛星軌道に刑務所を作って地上と行ったり来たりって、
コスト的に有り得ないですよね?
で、この作品も脚本に矛盾点を多く抱え穴だらけです。
人質を助ける為に刑務所に残ると
大統領の娘が決意した次の瞬間、
人質が全員殺されます・・・えっ!?的なw。
最近のリュック・ベッソン(が関わっている)作品は、
とても”雑”な気がするんですが・・・どーでしょう?
☆2つ半


『エクスペンタブルズ2』(2012年)
監督:サイモン・ウェスト
脚本:シルヴェスター・スタローン、リチャード・ウェンク
出演:シルヴェスター・スタローン、ジェット・リー、
   ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、
   チャック・ノリス、ランディ・クートゥア、
   テリー・クルーズ、リアム・ヘムズワース、
   ジャン=クロード・ヴァン・ダム、
   ブルース・ウィリス、
   アーノルド・シュワルツェネッガー
バーニーは最強の傭兵軍団エクスペンダブルズのリーダー。
東欧バルカン山脈の山岳地帯に墜落した輸送機に積まれていた
データボックスを回収する仕事を引き受けたが、
ヴィラン率いる武装グループの襲撃を受け
データボックスを奪われた上仲間の一人が命を落としてしまう。
ボックスの中のデータには
旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムの隠し場所が記されており、
ヴィランは他国に売り捌こうとしていた。

出た!”バカ映画”です!(無論”褒め言葉”ですよw)
2010年に大ヒットした『エクスペンダブルズ』、
“二度と実現不可能”と言われた
アクション・スターてんこ盛り超大作の続編です。
内容?特にお伝えする様な内容はありません。
大型の銃器をぶっ放して
敵が肉片を飛び散らしながら死んでいきます。
故にBlu-ray・DVD版は無修正のR15+指定です。
興味のある方だけご覧下さい。
☆3つ半


『レンタネコ』(2012年)
監督・脚本:荻上直子
出演:市川実日子、草村礼子、光石研、
   山田真歩、田中圭、小林克也
都会の片隅の一軒家に暮らすサヨコ。
隣に住む謎のおばさんの言動に悩まされながらも
今は亡き祖母の仏壇を1人で守っている。
昔から家族も友達もいなかったが不思議と寂しくない。
なぜか猫に好かれやすい体質らしく、
昔から家にたくさんの猫が住み着いていたからだ。
しかし、このままではいけない。
ある日、ふとそう思ったサヨコはリヤカーに猫を乗せ、
寂しい人に猫を貸す「レンタネコ屋」として町に出た。

『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品。
あの”特有のテンション”で物語は淡々と進んでいきます。
でも、ただ進んでいくだけではなく、
そこはかとなく現代社会を切り取り
問題提示しているようにも見えます。
にゃんこ好きは必見ですが、
猫好きでない方にもお奨めできます。
☆4つ

拍手[6回]

『Matrix』ってどんな映画?
文章で要約を説明するのは簡単ですが、
あらすじを全て書くのは相当骨が折れます。
実際の上映時間は136分、
1分であらすじ(?)が分かる動画がよく出来ているので
ご紹介します♪



色々と思い出されますね。
また借りてみようかなぁ

拍手[5回]

『デンジャラス・ラン(Safe House)』(2012年)
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:デヴィッド・グッゲンハイム
出演:デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ、
   ヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン、
   サム・シェパード、ルーベン・ブラデス
CIAの新米職員マットは南アフリカ・ケープタウンで
隠れ家の管理という閑職に辟易していた。
ある日、大物犯罪者が護送されてきた。
その男の名はトビン・フロスト。
元CIAの超エリート諜報員にして、
今は国家機密を密売する危険人物として
世界中から指名手配を受けていた。
そんな時、隠れ家が武装した男たちに襲撃される。
命からがらマットはフロストを連れ出すが。

2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントンは
本作では製作総指揮も努めています。
デンゼル主演作にはずれ無し(個人の意見ですw)。
しかも”悪役”となれば尚更ですね。
黒幕は誰なのか?最後までワクワクできますし、
最初は”ヘタレ”だった新米のマットが
どんどん逞しくなって最後には・・・。
迫力あるカーチェイスもさることながら、
息もつかせない緊迫の心理戦が見どころです。
☆4つ


『宇宙兄弟』(2012年)
監督:森義隆、脚本:大森美香、原作:小山宙哉
出演:小栗旬、岡田将生、麻生久美子、
   濱田岳、新井浩文
幼い頃から2人で一緒に宇宙飛行士になることを夢見てきた
兄ムッタと弟ヒビト。2025年、
ヒビトはその約束どおりに宇宙飛行士となり、
月面長期滞在クルーの一員として
世間の期待と注目の的だった。
一方、挫折して無職のムッタは
弟との落差に落ち込んでいたが、ある日、JAXAから
宇宙飛行士選抜試験の選考通過を知らせる手紙が届く。
ムッタは夢に向かって再び歩みはじめるが、
そんな時、月面でヒビトの乗った探査機が消息を絶つ。

子供の頃の将来の夢の一つが宇宙飛行士だった私です。
それだけで☆一つおまけしちゃうんですけどw。
南波兄弟の真っすぐな性格を
小栗旬・岡田将生の2人が好演してます。
一人っ子の私はちょっぴり羨ましくなりました。
コールドプレイの主題歌がカッコいいっす♪
☆3つ半


『エージェント・マロリー(Haywire)』(2012年)
監督:スティーブン・ソダーバーグ、脚本:レム・ドブス
出演:ジーナ・カラーノ、ユアン・マクレガー、
   ビル・パクストン、チャニング・テイタム、
   マイケル・ファスベンダー、アントニオ・バンデラス
   マイケル・ダグラス、マイケル・アンガラノ
フリーランスの女性スパイ、
マロリー・ケインが田舎町にあるダイナーに訪れた。
そこにアーロンというスパイが現れ、
マロリーと大格闘を繰り広げる。
アーロンをノックアウトしたマロリーは、
そこに居合わせた若者に車を運転させ逃亡を図る。
道中マロリーは若者に
なぜ自分がトラブルに巻き込まれたかを話し始める。
元恋人・ケネスの経営する民間軍事企業が受注した
バルセロナでのジャーナリスト奪還計画がきっかけだった。

オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ作品。
主演が女子総合格闘技界のスター、
ジーナ・カラーノという事で、
投げ技や足技、関節技などを
次々に繰り出す激しい格闘シーンは迫力満点です。
(少々演技が”アレ”ですけどw)
脇にユアン・マクレガー、マイケル・ダグラス、
アントニオ・バンデラスといった
一流どころを配していますが、
正直ちょっと肩すかしというか、あまり”機能”していません。
それとラストが物足りないかなぁ・・・。
☆3つ


『コロンビアーナ』(2012年)
製作・脚本:リュック・ベッソン
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:ゾーイ・サルダナ、ジョルディ・モリャ、
   レニー・ジェームズ、マイケル・ヴァルタン、
   クリフ・カーティス
南米コロンビアの首都ボゴタ。
9歳の少女カトレアは目の前で両親を惨殺され、
たったひとりでマフィアの一味から逃走する。
父から教えられたとおり
叔父エミリオを頼って米国シカゴへ向かう。
いつか必ず父と母の仇を打つと心に決めて。
15年後、美しく成長したカトレアは腕利きの殺し屋として
エミリオが手配した仕事を次々とこなす一方で、
宿敵ドン・ルイスへの復讐も忘れてはいなかった。
そして、再び悲劇が起きる。

リュック・ベッソン制作で女殺し屋モノと言われれば
『ニキータ』バリの作品を期待してしまうものです。
アクションシーンや主演のゾーイ・サルダナの美しさには
全く文句はないのですが、脚本がねぇ・・・。
簡単に言うと、主人公の考えの”浅さ”のせいで、
死ななくてすんだはずの家族が殺されると。
「おまえのせいじゃ!」と主人公に
突っ込まざるを得ない残念さ。
☆2つ半


『エイトレンジャー』(2012年)
監督:堤幸彦、脚本:高橋悠也
出演:関ジャニ∞、ベッキー、蓮佛美沙子、
   石橋蓮司、東山紀之、竹中直人、舘ひろし
天災や経済危機によって荒廃した2035年の日本。
地方都市の八萬市では、
略奪や暴力行為が日常茶飯事と化していた。
そんな事態を重くみた八萬市は独自に
自警団“ヒーロー協会“を設立し、
“エイトレンジャー“と呼ばれるヒーローを養成しようとする。

2012年にデビュー8周年を迎える人気グループ
「関ジャニ∞」が、
各地のコンサートでご当地ネタを盛り込みながら上演してきた
戦隊パロディーを映画化した作品です。
監督が『20世紀少年』シリーズの堤幸彦という事で
ちょっとだけ期待していたのですが・・・。
コンサートでならきっと盛り上がるのでしょうね。
☆1つ半

今回は何だか”尻窄み”だわw

拍手[3回]

『プロメテウス』(2012年)
監督:リドリー・スコット
脚本:デイモン・リンデロフ、ジョン・スパイツ
出演:ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、
   マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース
人類が長年にわたって追い続けている
人類の起源にまつわる謎。
地球で発見された古代遺跡から
その答えがあるかもしれない
未知の惑星の存在が浮かび上がる。
科学者たちを中心に編成された調査チームは、
宇宙船プロメテウス号に乗り込んで問題の惑星へと向かう。
惑星にたどり着いた彼らは、
人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を
目の当たりにして息をのむ。
誰も到達できなかった人類誕生の真実を知ろうと
チームの面々が探査に没頭する中、
思いも寄らない事態が迫ろうとしていた。

「エイリアン」「ブレードランナー」の巨匠
リドリー・スコットが自身初の3Dで描くSF大作。
3Dバージョンは劇場で観ました。
冒頭の原始の地球の風景は圧巻です。
そしてこの作品の”表”のテーマ
「人類の起源とは?」
実はその謎は冒頭の5分間で明かされてしまいますw。
そしてその後は『エイリアン・ゼロ』とも呼べる内容です。
ただ、完全に『エイリアン』に続くのではなく、
「続く様なそーでもないような」曖昧なものになっています。
既に『プロメテウス2』の制作も発表されているので、
それとの兼ね合いもあるのでしょう。
脚本上で「これはどーゆー意味?」みないな
矛盾や突っ込み所も多々あるのですが、
どうも”わざと”やっている節があります。
この辺は賛否両論ありますが、
『エイリアン』がフェーバリット映画な私的には・・・
☆4つ半


『るろうに剣心』(2012年)
監督:大友啓史、原作:和月伸宏
出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、
   青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、
   奥田瑛二、江口洋介、香川照之
幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」
として恐れられた剣客・緋村剣心は
「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、
剣心は神谷道場の師範代・薫を助けたことから、
薫のところで居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による
連続人斬り事件が発生していた。

国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏のコミック
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、
佐藤健主演で実写化した時代劇アクションです。
他のキャスティングも豪華ですし
アクションシーンも迫力があります。
なかなか楽しめましたし
興行収入も20億円を超え大ヒットだったようですね。
☆3つ半


『ヘルタースケルター』(2012年)
監督:蜷川実花、脚本:金子ありさ、原作:岡崎京子
出演:沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、水原希子、
   新井浩文、原田美枝子、桃井かおり
究極の美貌とスタイルを武器に
芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、
その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。
そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、
人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、
やがてある事件を巻き起こし、
次第に精神のバランスを崩していく。

第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝いた
岡崎京子の伝説的コミック『ヘルタースケルター』を
「さくらん」の蜷川実花が約7年の歳月を重ね映画化。
「クローズド・ノート」以来5年ぶりの
スクリーン復帰となる沢尻エリカが主演という事で
大変話題になった作品です。
主人公りりこというキャラクターと沢尻エリカという女優、
それぞれの業が重なり合って、
まさに適役と言えるキャスティングです。
映像もサイケでイイ感じなのですが、
一番良かったのは水原希子が役の上でも
存在感でもりりこを追い込んでいく後輩として
納得の可愛さと輝きを放っていたところかな。
音楽もいいです。
上野耕路さん「ゲルニカ」の頃が懐かしいわ。
まあ、中味があるかと問われれば大してない気もしますが、
いいんじゃないですかねぇ。
☆3つ


『ハンガーゲーム』(2012年)
監督:ゲイリー・ロス、原作:スーザン・コリンズ
出演:ジェニファー・ローレンス、ウディ・ハレルソン、
   ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース
文明が崩壊した近未来のアメリカ。
わずかな富裕層だけが住むことができる都市キャピトルでは、
冷酷な支配者たちがかつて自分たちに反旗を翻した
12の地区から代表者を選び
殺し合いのゲームを強制させていた。
ゲームの模様はTV中継され、
最後まで生き延びた1人には巨額の賞金が与えられる。
ゲームに参加することになった
第12地区居住者の少女カットニスは、
同じ地区から選ばれた少年ピータとともに戦いに挑む。

予告編を観て興味を持ったので借りてみました。
幼い妹の身代わりに出場を志願する少女カットニス。
様々な困難を乗り越え生き残りを掛けて戦います。
大旨は予想通りだったのですが、
全体に”ゲーム”っぽいというか、
ちょっと淡白でしたねぇ。
もっと革命やドンデン返しを期待していたんですが。
小説はもっと長いそうなので、
映画1本には納まり切らなかったのかもしれません。
☆3つ

拍手[2回]

公開されたのは3年前です。
去年、地上波初放送で録画してあったのを今日観ました。
公開当時、劇場で観た時は3Dで、
その映像に圧倒されたのを憶えています。

地上波TVでは2Dですので、
お話に集中出来ました。
結果・・・分かりやすという意味では”B級”?
(脳の”上っ面”だけで理解出来るという意味で)
でも・・・映像と相まって、
結果、最高のエンターテインメントでした。
これは、私的には賛辞です。

観て・・・「(色んな意味で)楽しかった!」
という感覚、、、
(ご覧になってない方は是非!)

しかし・・・CG技術の発達で、
今や表現出来ない映像はない、
と言うか、脳内で想像できるものは
殆ど創れてしまうのでしょうね。

”音楽制作”はどーでしょう?
技術的な進歩は、それはもう
半端無いんです。
”生演奏”と”生でないモノ”。
音楽の専門家でも違いが判別不可能な場合もあります。
でも、これだけはテクノロジーに依存出来ない・・・

メロディーと歌詞

これは何時の世も変わらない・・・と、信じたいw。
ならば、、、もっと考えなきゃ。
アレンジも含めてね。

再起動 ♪

拍手[6回]

『麒麟の翼』(2012年)
監督:土井裕泰、原作:東野圭吾
出演:阿部寛、新垣結衣、溝端淳平、中井貴一、松坂桃李、
   菅田将暉、山﨑賢人、柄本時生、劇団ひとり、
   田中麗奈、鶴見辰吾、黒木メイサ、山崎努
日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃、
彼の胸にはナイフが刺さっていた。
瀕死の状態でここまで歩いてきて力つきたようだ。
その後、彼は病院で死亡してしまう。
事件直後に若い不審な男がトラックにはねられ、
昏睡状態に陥っていることが分かった。
「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人。
しかし、彼の持ち物からは
被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。
被害者とのある関係が浮上したことから、
警察は不審な男を犯人と断定し捜査を進めてしまう。
一方被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚、
このことで被害者家族は一転して
世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。

同じ東野圭吾さんの原作、という事もあるのでしょう。
観終わった後の「あぁ〜・・・」な感じは
『容疑者Xの献身』に近いものがあります。
最近「イヤミス」なるジャンルがあるそうですが、
(「イヤな気分になる」ミステリー作品の略)
それとはまた違った後味です。
更に『容疑者Xの献身』の様なトリックを暴くのではなく、
親と子などの人間関係を丁寧に描く事から
事件の全容が浮かび上がってくる作品です。
原作が良いのだからストーリーが面白いのは当然ですが、
カット割りやインサートの映像で
登場人物の心情を表現している辺りは
良く出来ているなぁと。
☆3つ半


『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(2011年)
監督:マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr.
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、
   ジョエル・エドガートン、ウルリク・トムセン、
   アドウェール・アキノエ=アグバエ
1982年、ノルウェー南極観測隊が
氷の下の巨大宇宙船を発見する。
古生物学者のケイトはアメリカ人とノルウェー人で構成された
国際探査チームに招集され南極大陸を訪れる。
その目的は氷の下から発見された
巨大宇宙船と地球外生命体の調査だった。
基地の隊員たちは世界的大発見に喜んでいたが、
氷を破砕して地球外生命体が蘇生し、
施設外に逃走、後を追った隊員の一人を襲って
倉庫に逃げ込もうとするも、
隊員が放った燃料に放火し、
生命体は倉庫ごと焼却されてしまう。
隊員たちが焼却された地球外生命体の死骸を解剖し、
生命体の細胞は依然として生きていることを確認、
また、襲った隊員を体内で取り込んで、
その姿に擬態する生態が明らかになった。

あの名作『遊星からの物体X』(1982年)の前日談です。
なので、建物の構造や位置関係
・顔が二つに割れた異様な焼死体
・氷の下のUFOが映った記録映像・爆破された小屋の跡
・内側をくり抜かれた巨大な氷塊・壁に刺さった斧
・氷漬けの自殺死体・・・等々、
82年版と整合性が図られているそうです。
そう言われてみればそうだったかも・・・。
以前も書きましたが、『遊星からの物体X』は
高校の時の英語の授業(の一環?)で見てるんですw。
CGやVFXを使って迫力のある映像にはなっていますが、
全体のトーンや色彩が前作に寄せてあって
とても”繋がり”がいいですね。
”アレ”が逆さまになって足が生えて歩くシーンも
「そうそう!そんな感じだった!」と
夜中に一人で盛り上がってしまいました。
『遊星からの物体X』好きには
自信を持ってお奨め出来ます。
『遊星からの物体X』を見た事のない方は、
『遊星からの物体X』を先に見てからの方が
より楽しめるかと。
☆4つ


『トータル・リコール』(2012年)
監督:レン・ワイズマン、原作:フィリップ・K・ディック
出演:コリン・ファレル、ジェシカ・ビール、
   ケイト・ベッキンセイル、ブライアン・クランストン
21世紀末の世界大戦により人類は大量の化学兵器を使用し、
その結果地上の大半は居住不可能となり
富裕層はヨーロッパを中心としたUFBに住み、
貧困層はオーストラリアを中心とした
コロニーに居住する事になり、住民はUFBの労働力の為に
フォールと呼ばれる巨大なエレベーターに乗り
UFBに通勤して働いていた。
コロニーで暮すダグラス・クエイドは労働者であり、
妻のローリーと平和に暮らしていたが、
ダグラスはいつの頃からか夢の中で
見知らぬ女性と病院を脱出し
警官に追われる夢を見る様になる。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の
1990年の映画『トータル・リコール』のリメイクです。
原作では地球と火星だった舞台が
地球の”表と裏”い変更されています。
それ以外にも多少違いはありますが大筋は一緒です。
また、オリジナルに対する”オマージュ”も散りばめられて、
乳房が3つある娼婦が登場したり、
検問所のシーンで顔の割れる役を演じた女優さんが、
同じシーンで一般人として出演して
同じセリフを言っています。
劇場公開時、あまりいい評判は聞かなかったのですが、
良く出来てると思いますよ。
”ボスキャラ”のインパクトがちと弱いのが残念でしたけど。
☆3つ半


『テルマエ・ロマエ』(2012年)
監督:武内英樹、原作:ヤマザキマリ
出演:阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、
   宍戸開、勝矢、竹内力、笹野高史、
   キムラ緑子、内田春菊、蛭子能収
古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥスは、
ローマの公衆浴場から21世紀の日本の銭湯に
突然タイムスリップしてしまう。
以後、古代ローマと現代日本の浴場を何度も往復し、
その都度数々の設備や工夫を目の当たりにすることになる。
一方、漫画家志望の若い日本人女性である山越真実は、
ルシウスが日本に出現するたびに彼に接触することになり
大いに興味を惹かれる。
日本で見たものをモデルにローマで新たな浴場を建造して
名声を高めたルシウスは、
ついには皇帝ハドリアヌスお抱えの浴場設計技師となり・・・

古代ローマ時代の浴場と現代日本の風呂をテーマとした
漫画が原作のコメディです。
CMでも沢山見たし結構ヒットしましたよね?
原作の着眼点がいいです。
映画的には、主要なローマ人の登場人物を
日本人屈指の「濃い顔」俳優たちが演じているのがGood!
出演者も皆芸達者でいいんですが、
ちょっと”間”がねぇ・・・
笑えるシーンは確実に笑えるんですけど、
カット割りや会話の”間”が長いと言うか。
コメディーなんだからもっとテンポが速くていい気がする。
予告編の方が面白いんですもの。
残念。
☆3つ

拍手[10回]

『レ・ミゼラブル』(2012年)
監督:トム・フーパー、原作:ヴィクトル・ユゴー
音楽:クロード・ミシェル・シェーンベルク
出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、
   アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッド
   エディ・レッドメイン、アーロン・トヴェイト
19世紀のフランス。1本のパンを盗んだ罪で投獄され、
19年間を監獄の中で生きたジャン・バルジャン。
仮出獄した彼は再び盗みを働いてしまうが、
司教の優しさに触れ心を入れ替えると決意する。
過去を捨て、マドレーヌと名前も変えながらも
正しくあろうと自らを律して生きていく。
やがて市長にまで上り詰めるが、
法に忠誠を誓うジャベール警部に
自らの正体を見破られ逃亡を余儀なくされる。
その一方で、薄幸の女性ファンテーヌから託された
彼女の娘コゼットに深い愛情を注ぐ。

仕事の合間に観てきました。
ミュージカルの『レ・ミゼラブル』は見た事ないんですが、
お話は何となく知ってました。
原作はヴィクトル・ユーゴーの小説、
発行されたのは1862年。
1902年に『ああ無情』の題名で翻案されています。
ミュージカルとして1980年代にロンドンで上演され、
以後、ブロードウェイを含む世界各地で
ロングランされています。
今回の映画はミュージカル作品の完全映画化です。
まず、出演者全員歌が半端なく上手い!
これは間違いないです。
アフレコやクチパクではなく、
演技しながら撮影時に実際に歌ったそれは、
まさしく”本物”です。
特にアン・ハサウェイの独唱と
ラストの全員の合唱は圧巻です。
ただ・・・何なんだろう、この、
今一つ作品に没頭できないと言うか”浸れない”感じは。
ミュージカルなら「これはミュージカルだから」
という前提で”脳内補正”しながら楽しめると思うのですが、
映画だと補正してない分、素直にツッコンでしまう。
それと、七月革命や六月暴動の事をよく知らない為に
後半がやや説明不足に感じてしまいます。
(それでも上映時間は158分・・・仕方あるまい)
ストーリーもキャストも映像も音楽も全部いい、
ミュージカル作品の完全映画化としては満点でしょう。
でもねぇ〜・・・ちょっとモヤモヤします
あっ、観るなら絶対に劇場へ行かれる事をお奨めします。
☆4つ

拍手[8回]

公開されてから約1週間が経ちましたが、
公開4日目にして動員数100万人を突破とか。
もう少し落ち着いてからにしようと思っていたのですが、
急に思い立って観て来ました。

川口のシネコンにて最終回(21:00〜)、
一応”レイトショー”扱いで1200円、駐車場はタダ
427席の劇場で半分以上埋まってました。

それほど熱狂的なファンではないのですが、
まあ気になるっちゃー気になる作品です。
でなきゃ、100万人以上の人が
劇場に足を運んだりしませんわなw。

内容に関しては特に触れませんが、
前2作が分かりやすく”親切”だったのに対して、
本来のヱヴァの魅力だった(と私が思っている)
「なんだこりゃ?!」感が全面に出ていて、
・・・良かったですw。

来年公開予定の「:|| 」(←これがタイトルの予定)で
ちゃんと終わらせられるのかが少々不安ですが、
それはそれでヱヴァっぽいからいいのか

拍手[6回]

『ヒューゴの不思議な発明(HUGO)』(2011年)
監督:マーティン・スコセッシ、脚本:ジョン・ローガン
出演:ベン・キングズレー、エイサ・バターフィールド、
   クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・リー、
   サシャ・バロン・コーエン、ジュード・ロウ
1930年代のフランス。
パリのリヨン駅の時計台に隠れて暮らす孤児ヒューゴは、
父親が遺した機械人形と手帳を心の支えとしていた少年。
機械人形の修理に必要な部品を集めるため、
盗みを働くこともあったヒューゴはある日、
駅の玩具店の主人メリエスに盗みを見つかってしまう。
メリエスの養女で読書好きな不思議な少女イザベルや、
花屋のリゼットに恋する足が不自由な鉄道公安官を取り巻き、
ヒューゴは父が遺した謎の追究を始める。

スコセッシ初の3D映画・・・だったって
観終わってから思い出しました。
カット割りのテンポ感が少々悪く感じた
(情景描写がちょっと長い)のと
俯瞰からのアングルが多かったは、
3Dを生かそうとしてたからなんでしょう。
2Dで見ても十分映像の美しさは伝わりましたけど、
やっぱり劇場で3D版を観たかったな。
お話は孤児であるヒューゴが亡き父との絆を辿る話から、
いつの間にか映画黎明期のパイオニアである
ジョルジュ・メリエス(『月世界旅行』で有名)の
栄光と没落、そして再生の物語へ。
体裁は少年少女の冒険物語なんですが、
中味はスコセッシの過去の映画へのオマージュと愛情
・・・でしょうか?w
監督本人は自身の12歳になる末娘の為に
子供向けに作ったって言ってますけど、
子供にはちと難しいかもしれませんw。
☆3つ半


『SPEC 天』(2012年)
監督:堤幸彦、脚本:西荻弓絵
音楽:渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト
出演:戸田恵梨香、加瀬亮、福田沙紀、椎名桔平、
   神木隆之介、栗山千明、伊藤淳史、竜雷太
通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う
「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」
通称「未詳(ミショウ)」の特別捜査官、
当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)。
型破りなためケンカの絶えない彼らのもとに、
海上のクルーザーから大量のミイラ死体が発見された。
更にその裏では死んだはずのニノマエが、
スペックホルダーの手によって
国の実権を握るべく計画を立てていた。
これらを脅威と捉えた警視総監は、
当麻や瀬文を含めたメンバーで対策特務班を編成する。

TBSのテレビドラマの劇場版でテレビシリーズの続編です。
TVシリーズは好きで見てました。
ただ、2012年4月1日に放送されたスペシャルドラマ
『SPEC〜翔〜
/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』を
見逃した・・・多分・憶えてないけど・・・ので、
若干話が見えない部分もあったのですが、
この作品、かなり乱暴な言い方をすれば、
正直ストーリーはどーでもよくて、
『ケイゾク』『トリック』の
”堤幸彦節”な演出を楽しむもの、な気がします。
音楽もいいです。
☆3つ半


『スーパー・チューズデー 正義を売った日』(2011年)
監督・脚本:ジョージ・クルーニー
製作総指揮:レオナルド・ディカプリオ・他
出演:ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、
   フィリップ・シーモア・ホフマン、
   ポール・ジアマッティ、エヴァン・レイチェル・ウッド
マイク・モリス知事の大統領選挙キャンペーンチームで
戦略担当を務めるスティーヴンは、
決戦のキーポイントとなるオハイオ州予備選討論会の後、
ライバル陣営から密会の依頼を受ける。
その後、インターンとして働く女性と仲良くなった彼は、
選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまう。
やがて彼は熾烈な情報操作戦の渦中へと巻き込まれていく。

この作品を観たのは1ヶ月以上前で、
アメリカ大統領選が近かったので借りてみました。
2004年の民主党大統領予備選に立候補した
ハワード・ディーンの選挙キャンペーンでスタッフだった
ボー・ウィリモンによる戯曲
「ファラガット・ノース」が原作です。
さすがに”現場”の人が書いたものだけあって
「あ〜、ありそう」と思ってしまいます。
若干”中弛み”しますが、
主人公が反撃に転じてからラストまでは
なかなか見応えがあります。
日本でも急に選挙が行われる事になりまして、
それも含めてもっと言いたい事もあるんですが、
止めておきます。
☆3つ

拍手[4回]

日本ではこの夏に公開された『プロメテウス』の監督、
リドリー・スコットが色々な意味で”やらかした”作品が
『ブレード・ランナー(Blade Runner)』ですw。
(公開は1982年)

リドリー・スコット監督の劇場映画3作品目、
前作の『エイリアン』が大当たりしたので
かなり”趣味の世界”というかやりたい放題?w
ハリウッドのSF映画にあるまじきハードボイルドっぷり。
試写版で観客の評判が芳しくなかった為、
初期劇場公開版では
後からハリソン・フォードのナレーションを追加し
エンディングのハッピーエンド化って・・・。
まあ、エンディングを何パターンか作るのは
よくある事ですが、
全編にナレーションを入れちゃうって、
全く別ものになってしまいますよね?

同じ年に公開された『E.T.』の大ヒットの陰に隠れて
興業成績は全く振るわなかったのですが、
日本でもロードショーでは極端な不入りで
早々に上映が打ち切られてしまったそうです。
当時は私も観てません・・・というより、
こんな作品が公開されていた事すら知りませんでした

しかし後日、名画座での上映から好評になり、
アメリカからビデオを個人輸入するほど
熱狂的なマニアも現れて、
ビデオが発売されてからは記録的なセールスとなり、
SF映画の傑作といわれる様になりました。

浪人中にこの作品の事を知った私、
1年で劇場に3回観に行きました。
浪人生の荒んだ心に、何だか妙にフィットした記憶がw。

原作はフィリップ・K・ディックのSF小説
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
素晴らしいタイトルです。

映像や美術、
ルトガー・ハウアーやハリソン・フォードの演技、
ダリル・ハンナの可愛らしさ(身長は可愛くないけど)、
好きな所をあげればキリがありませんが、
音楽もとても印象的です。
ギリシャ出身の音楽家ヴァンゲリスの
シンセサイザーを多用した音楽。
『炎のランナー』『南極物語』でもお馴染みですね。

特に「Memories of green」という曲が好きです。
電子音の無機的なサウンドスケープに
ぽつりぽつりと浮かび上がるメランコリックなメロディ。
記憶の中にある”緑の映像”を音にした様な音楽、、、
素敵です♪
実はこの曲、映画の為に書き下ろしたものではなく、
ヴァンゲリスのソロアルバム
『See You Later(国内盤タイトルは「流氷原」)』
に収録されている曲です。

それでは、秋の夜長に・・・

「Memories of Green」/Vangelis

拍手[5回]

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