作編曲家 TATOOのブログ
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
27 28 29 30
31
最近のお仕事
コメント
[08/09 りえくま]
[07/08 りえくま]
[07/07 TATOO]
[07/07 Pine]
[06/18 まる]
[06/14 まきりん]
[04/16 今はおじさん]
[11/14 今はおじさん]
[08/16 NONAME]
[08/11 NONAME]
プロフィール
HN:
TATOO
性別:
男性
職業:
作編曲家、Keyboards
趣味:
水泳、映画
自己紹介:
本名:多東康孝
(たとう やすゆき)
出身地:北海道
生年月日:19xx年8月9日
身長:178cm
血液型:O型
略歴:
1995年
KAITAのキーボーディストとして
スピードスターよりデビュー。
KAITAの活動を中心にアレンジ、
CM音楽などを多数手がける。
KAITAとして7枚のシングルと3枚のアルバムを発表。
1999年
KAITAはLove Bell Back Lineと名称を変更。
テレビ東京系音楽番組「ソングライトShow!」に出演。
2000年
PAPA X Inc.と契約。
プロデュース活動を開始する。
バーコード
ブログ内検索
”エレピ”と聞くと「エレクトリックピアノ」の略と
勘のいい人なら推測出来るでしょう。
私がLiveで使うPianoの音が出るキーボードを
思い浮かべる方が多いのでは?

こんなやつね


まあ、意味的には間違ってないのですが、
実はこれが正解です。

Fender Rhodes MKⅠ


ピアノの弦の代わりに金属製音叉(おんさ)をハンマーで叩き
電磁ピックアップで電気信号に変換する、
エレキギターと同じ原理です。
池田さんの「数え歌」で使ってます。

それからこんなのも。

Wurlitzer 200A


こちらはリード(振動板)を叩く構造になってます。
カーペンターズの曲でよく使われていますね。
( 「Top of the world」等)
私がレコーディングで実機を使ったのはKAITA時代だから
もう15年以上前になりますね。

他にもあるんですが、
この2機種がエレピの代表と言えるでしょう。
どちらの音色がお好きですか?w

拍手[7回]

今日は久しぶりにPAPA X Studioでレコーディング。
あまりに久々だったので写真を撮り忘れましたw。
作曲コンペ用の仮歌録りでした。
通るといいなぁ〜♪

レコーディングは順調に進み、
作業後はしばし談笑。
そこでちょっと話題に出たのが”ある数字”。

441(よんよんいち)

これ、ちょっと紛らわしい数字なんです。
まずは”サンプリングレート”の方から。
一昨日のブログにも書きましたが、
1秒を44,100分割したデーターの場合、
「サンプリングレートは44.1KHz」となります。
レコーディングの現場では他に48KHz、
96KHz、192KHz(これは滅多に使わないな)
で作業する場合があります。
数字が大きくなるほど”高解像度=いい音”・・・と
言えなくもないのですが、実際にはそうとも言い切れません。
詳しく書くときりがないんですけど、、、
まあ「適材適所」という事でw。

なので会話の中で・・・
「データーは441と48、どっちで書き出します?」
といった具合に”点”を省略して
「よんよんいち」という言葉が良く使われます。

そして他方は”Tuning(チューニング)”の話。
「調律」っていう言い方もできますが、
これまた更に別の意味合いが出て来てしまいます 。
ややこしい
チューニングとは、、、楽器の音の高さを合わせる事です。
一応”国際基準”なるものがありまして、それは、
A=440Hz
(ピアノの真ん中辺りの”ラ”の周波数が440Hzという意味)
電話などで聞ける”時報”「プ・プ・プ・プーン」の
最初の3つがA=440Hzの音程です。

これまた詳しく書き始めると収拾がつかないのですが・・・
一般的には440Hz、オーケストラでは442Hz、
(国によっても違うらしいですよ)
そして”J=POP業界”では441Hz…が多いです。
なんでこんな事になっているのでしょうか?
ギターやベース、シンセサイザーでは調節可能なので
どれが基準でも特に問題はありませんが、
これがバイオリンなどが絡むと少々ややこしい事に・・・。
なので、Liveやレコーディングの際にはメンバーに
「よんよんいちでお願いします」と言ったりします。

そんな訳で、「よんよんいちで!」とだけ聞くと
サンプリングレートの話なのかチューニングの話なのか
一瞬「ん?」となる事が・・・そんなに無いかw。

拍手[7回]

はて、なんの呪文?とお思いでしょう。
これはCDの規格。
1秒を横軸44,100分割毎に
縦軸65,536の升目で記録しようという
フォーマットです。”デジタル”ですね。

レコードの場合、LPだと1分で33.3回転します。
縦軸は・・・分割不可能=無限大です。
(上限はあるけど”分割不可能”→”収束”、”確率論”的な問題)

さて、どちらが”原音忠実再生”出来るでしょうか?
有限(デジタル)vs 無限(アナログ)
答えは・・・ありません。

では、どちらの”音楽”が素敵か?
これは、、、聞く人の”主観”ですから、
やはり答えはありません。

最近、44.1KHz,16bitの音の”枠の狭さ”に
うんざりしているのですが、
リスナーの”音楽を聞く環境”はCDの10分の1以下・・・
(詳しくは言及しませんが)。

Liveが演者もお客さんも気持ちがいいのは、
”枠”がないから、なのかと
そう思う日曜日の午前3時半、風呂上がり。
明日もアレンジしますわ♪

拍手[9回]

久々の”音楽用語”。
しかもかなりな”上級編”ですので、
所謂”独り言”です、はい。

「Side Chain」とは、、、
コンプレッサーというエフェクターにおいて
”効果”のかかり具合を”効果”をかける対象の音とは
違うトラックの音で変化させる事。

・・・ほら、全く分かんないでしょう?
(説明の仕方が”数学”っぽいもんねw)

簡潔に説明してみましょう。
大太鼓は「ドン!」という低音を出します。
ベースも低音を出す楽器です。
2人が同時に音を出すと同じ低音を出すもの同士、
ポジションが被って現場は混乱します。
「2つの低音は再生出来ないわよ」と。

ならば、大太鼓が「ドン!」と鳴った時には
Bassの音量を抑えて、それ以外の時は通常営業で。
その為の仕組みが「Side Chain」です。

Bassは普通に演奏しています。
でも、”大太鼓”が「ドン!」と鳴った瞬間だけ
音量を下げます。

結果、”低音”は渋滞する事無く聞き手に届けられます。
・・・
最近その手法が蔓延していて(”流行”なんでしょうね)、
そんなアレンジにウンザリしてます。
(個人的には”リズムの切れ”が無くて嫌っ!)

が!

昔からTDではさり気なく使われるテクニックですが、
そこに再注目してデフォルメして派手に仕上げた結果、
”目新しい音”として再生&流行らせた人は、
やっぱり凄いと思うんです(誰だか知らないけど)。

私の中では”2回転”して既に「気分にそぐわないモノ」
になってしまったので、、、なるべく使わない方向でw。

拍手[7回]

先ほどPercussionの桜ちゃんと打ち合わせしてました。
来月リリース予定(だっけ?w)の
musica magic!!のAlbum『Water』のクレジットの件で。

例えば・・・
スタジオに行ってピアノを弾けば単純に

Piano:TATOO

となりますね?
では、自分の仕事場でソフト音源でPCに打ち込んだ場合は
どうクレジットすればいいのでしょう?

私も使ってます。Synthogy Ivory II


『Dreamy Butterfly』の「YUYAKE -pf-」は
II じゃなくて、Synthogy Ivoryを使ってます。
ピアノ専用音源ですから「シンセサイザー」とはちと違う。
(拡大解釈すれば一緒ですけど)
それ以外のパート(DrumsやBass等々)も
殆ど打ち込んじゃっていれば全部まとめて
『Programing』とかにしちゃってます。
実際には鍵盤でDrumsやBassを演奏して編集するので
特に”プログラム”はしてないんですけどねw。
昔、楽譜を数値化してテンキーで打ち込んでいた頃の
名残りでそう言っちゃうんですね。

musica magic!!のAlbum『Water』では
「Magic」という曲ではBass”だけ”弾いてるんですが
本当のBassは弾いていません(当然!w)。
はて?これは何て表記したらいいのでしょう?

Bassもどき:TATOO

でどーっすか?w

拍手[4回]

音楽用語というよりは業界用語でしょうか?
「アー写」=「アーティスト写真」の略です。
プロフィールに添付したり
チラシやポップに使ったりします。



昨日はその撮影会。
この後ろ姿は・・・私じゃないですけどwww
(あの”お方”です)
そして、私も撮って貰いました。
・・・って事は・・・どーゆー事?

拍手[3回]

人類が”録音”という技術を手に入れて
音を保存・再生出来るようになったのが1877年。
エジソンによって蓄音機が発明されました。
それからまだ130年ちょっとしか経ってないんですね。

エジソンの蓄音機は
錫箔を貼った真鍮の円筒に記録するモノでしたが、
1887年に円盤式になり、
現在のCDやDVDにつながる
円盤型メディアの魁となりました、

磁気テープが発明されたのが1898年なんですって!
蓄音機の21年後ってのは意外でした。

LPレコードが開発されたのが1948年。
CDが世に出たのが1980年。
ここ30年で急速に技術が発展して
音質も向上した・・・かと思われますが、
実際はどーなんでしょう?

CDよりもレコードの方が”音が良い”という人もいます。
私もその”気持ち”はちょっとだけ分かります。
デジタル・アナログ論争を今更する気もありませんし。

なのでデジタルメディアも更なる高音質を目指して
頑張っている様です、、、が、
ユーザーはどうもそんなの必要ないらしい。
手軽で扱い易いmp3の音楽で十分楽しめてるみたいです。
データー量がCDの約1/10とは言え
昔のカセットテープよりは遥かに高音質です。

高音質?

でも、私なんかはカセットテープの
ちょっと角の取れた質感が心地良かったりします。

高感動?

あれ?
私達って”何を作る商売”をしてるんでしたっけ?
時々自問自答してみるのです。

拍手[0回]

クリックってどう説明したらいいのかしら?
メトロノーム・・・ですかね。

まず、テンポとはBPM(びーとぱーみにっつ)で表します。
1分間に何拍打つ、
という単位ですね。

1秒に1拍ならBPMは60です。

私はそのクリックの音源に
YAMAHA RX-5を使ってます。



プログラム可能なPCM音源のリズムマシーンとして、
発売当初は画期的な製品。
サンプリング元はスティーブ・ガッドとか・・・。
当時は高かった・・・14万円?
買った当時は、大興奮でプログラムしたもんです。

それから、20年近く経ちますが・・

高かったから勿体ない。だから、せめて”クリック”で・・・
そんな思いで未だにRX-5を使っているアレンジャーって
多いはず。どーですかぁ?

拍手[0回]

「スネア」ってご存知?
”大”か”小”で言うと”小”の方w。
大太鼓に対して小太鼓です。

ドラムセットで言うと、
右足で踏むと「ドン」と鳴るのが大太鼓。
左手で2・4拍目に「タン」と叩くのが小太鼓=スネアです。

ドラマーは、ドラムセット全部を持ち歩くのは大変なので
最低限、スティック・ペダル・スネア
は、自前で持ち運ぶ・・・
言わば、スネアは「ドラマーの顔」と言える程
個性が出るパーツなのです。

材質も様々。
メイプル・オーク・バンブー(木製)
スティール・アルミ・銅(金属)
ファイバー(炭素繊維)
サイズは基本直径は14インチ、深さ(高さ)は様々、
などなど。

ドラマーは自分が求めるサウンドを得るため
自分の”マイスネア”を持っています。
私は、ドラマーではないですが、
アレンジ上、打ち込みで必要なサウンドの
バリエーションを得るため、
”音源=ソフト”を揃えています。
気分的にはあくまで”本物の代用”として。

でも、レコーディングが始まる前の”Demo”の段階で
「完成予想図はこうです!」と提示する為に
ある程度のクオリティーとサウンドの方向性は
”音”で示さねばなりません。
今までも、”生っぽい”スネアの音色は
数十種類以上使い分けてきましたが、
最近、ご贔屓にする音色が偏って来た事もあり、
(やっぱりラディック系が好きだなぁ)
昨日”スネア”の音源(ソフト)をネットで買いました。
5種類のスネアのサンプルをダウンロード出来て
50ドルです(5千円以下)。
本物のスネアを買おうとすると・・・
1台あたり数万円は下らないでしょう。
・・・複雑。

便利な世の中になりましたね。
でも、クリエイターは常に自問しなければなりません。
何が本物で何を伝えなきゃいけないのか。
リアルな音色を手に入れたのなら
自分が理想とするフレーズを打ち込もう。
他のプレーヤーとセッションするなら、
「あんたがそう言うなら私はこう答える」
という対話を音楽的に記録する。

結果、内容の濃い音楽が作れれば良いのですから。

取り敢えず、新しい”音”を手に入れて
気分上々↑、盛り上がってますわ
最終的に全てが”生”になる事を願いつつ。



スティーブ・ガッドシグネチャーモデル
14"×5"メイプルシェルのスネアドラム

拍手[0回]

何気に久しぶりだった今日は”リズム録り”。
「リズム録り」と言うと
ドラムやパーカッションなどの
「打楽器のレコーディング」を想像させますよね?

間違いじゃなんですが、
打楽器限定という訳ではなく、
例えば・・・
ドラム・パーカッション・ベース・ギター・ピアノを
同時に録音する場合も
「リズム録り」と言ったりします。
はい。

んで今日の収穫は・・・
ドラム&ベースで1曲。
ベースのダビング1曲。
パーカッション3曲。

で御座います。

えっ?誰のレコーディングかって?
そんなもんはも〜”言えません”!www
突然発表されますので気を抜かず
このブログをチェックしててくださいなっ

本日の”職人達”は・・・

Drums:波多江 健(Tokyo Smoothでお馴染み)
Bass:バカボン・鈴木(石井さんの『日時計』で御一緒)
Percussion:山田 智之(言うまでも無いから言わない)

これは波多江くんのセット
カッコイイ♪


ブルーに見えますが実際は”ブラック”です。
はい。

拍手[0回]

久々の”音楽用語”です。

しんげんさんからコメントを頂いたので
お答えしつつ・・・

よく、「TDチェックして来ました」とか言いますが、
そもそも”トラック”て何?
”ダウン”って…落ち込んじゃった?www

みたいに、実態が分かりにくい作業ですよね?

”トラック”は陸上競技場のトラックを想像してください。
一つのトラックに一つの音(パート)が録音されています。
ベース、ギター、歌、ドラム・・・
おっと、ドラムは複数の楽器の集まりですから
バスドラ・スネア(表&裏)・
タムx3or4・シンバルx3以上
オーバーヘッド・ルーム・アンビ・床の音・・・
等々
ドラムだけで15以上のトラックが必要です。
パーカッションも多いですね。
ピアノも蓋の中に2本、1m離れたとこに2本
時には2〜3m離れた所に更に2本で6トラック。

この横の一本一本が”トラック”です。


シンセにオルガンにコーラスに・・・

とやっていくと、多い時には100以上のトラックが
必要になります。

これらを最終的に2トラックにしなければなりません。
何故って?
それは、人間の耳は2つしかないからw。

ヘッドホンもラジカセ(古っ!)もテレビも
左右に一つ(組み?)づつでしょ?
(サラウンドの話は・・・ややこしいので割愛します)

歌は真ん中、ギターは左ピアノは何となく右・・・
みたいに纏めていく作業が”トラックダウン”なんです。
100→2に”トラック”を減らす(落とす)から
”トラックダウン”です。(おおぉ)

この時に、音質・音量を調整したり
空間を演出したりします。
例えば”教会で演奏してる”ように聞かせる為には
どんな”残響”を付けたらいいのか?

それらを調整するのが”レコーディングエンジニア”の
お仕事です。
勿論、録音するのも彼らの仕事。
マイクを立てる位置で音も変わるし
Playerの気分を盛り上げるのも大事な仕事です。

で、歌が盛り上がる所でDelay(やまびこ)やら
リバーブ(残響)を強調したりします。
その”演出”はアレンジャーである
私からリクエストする事もありますが
他のセンスの御提案をエンジニアから貰って
それを判断したいのが私のスタンスですね。
全てを自分の思い通りにしたいのであれば
全部自分で作れば良い。
Playerも含めて”他人”と関わって音楽を作るという事は
関わってくれた人達の”力”が欲しいから。
そーやって音楽は作られて行くのです。

だから「大切な君へ」で何やら盛り上がっている感じに
聞こえているのは・・・誰かしらが企んだ事を
私が”OK!”にしているんですねぇ。

楽しそうでしょ?www

拍手[13回]

打ち込み:

良く使う言葉ですが具体的にどんな作業を指すか
分かります?
PCにインストールされたDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を使って、演奏をMIDIデーターで記録したりオーディオを編集する作業・・・。

日本語に直すと(笑)、
音楽を”人間の演奏”ではなく、
PCに入力したデーターでシンセを演奏する事で再生する
と、こんな感じかしら?

実際はメトロノームに合わせて鍵盤で入力して
それを編集(弾き間違いやタイミングを直したり)、
ドラム・ベース・ピアノ・等々、
各パートについて同じ作業を繰り返し
アレンジを構築していくのです。

では何故、その作業を”打ち込み”と呼ぶのか。
時は遡って1977年、Roland社のマイクロコンポーザーMC-8が
本格的コンピュータ制御によるシーケンサーとして登場。
(シーケンサーとは今でいうDAW)
当時”単音”しか出せなかったシンセの演奏情報を
8パート・5400音記憶して自動演奏できました。

Roland MC-8
MC-8

入力方法は・・・10キーを使って
音符を数字で(音程・リズム・長さ)入力していたのです。
マニピュレーター(機械を操作する人)は、
アレンジャーの書いた楽譜を見ながら
”10キーで音符を打ち込んで”いた!
故に、今でもPCに演奏データーを入力する事を
「打ち込み」と呼ぶ訳です。

因にこのMC-8。エディット能力&安定性が低く
入力ミスをすると最初からやり直し。
ライブでは(YMOが使ってました)
熱暴走することもしばしば。

当時大卒の初任給が10万程度の時代に
MC-8は販売価格120万円。

その頃シンセに目覚めカタログを集め漁っていた私には
”未来の希望”に見えていた事でしょう。

拍手[0回]

│HOME│  Next ≫

[3] [4] [5] [6] [7] [8]

Copyright c 日々是LOGIC。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆