作編曲家 TATOOのブログ
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プロフィール
HN:
TATOO
性別:
男性
職業:
作編曲家、Keyboards
趣味:
水泳、映画
自己紹介:
本名:多東康孝
(たとう やすゆき)
出身地:北海道
生年月日:19xx年8月9日
身長:178cm
血液型:O型
略歴:
1995年
KAITAのキーボーディストとして
スピードスターよりデビュー。
KAITAの活動を中心にアレンジ、
CM音楽などを多数手がける。
KAITAとして7枚のシングルと3枚のアルバムを発表。
1999年
KAITAはLove Bell Back Lineと名称を変更。
テレビ東京系音楽番組「ソングライトShow!」に出演。
2000年
PAPA X Inc.と契約。
プロデュース活動を開始する。
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久々です。
5・6月は仕事がそこそこ忙しかったり
ワールドカップがあったりで、
DVDを借りて見る機会が殆どなかったんですが、
TVの映画はちょこちょこ見てましたね。
では・・・


『サマーウォーズ』
監督:細田守、脚本:奥寺佐渡子
主演:神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界
OZ(オズ)。
そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、
憧れの先輩・夏希から
一緒に田舎に行くというアルバイトを頼まれる。
気楽に応じた健二だったが、
実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家であり、
曾祖母である陣内家当主・栄のために
夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだった。
さいわい栄は健二を認め
芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、
その夜健二はケータイに届いた謎の数字の羅列を、
数学の問題と考えて解いてしまう。
しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、
現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。

『時をかける少女』で数々の映画賞を受賞した
細田守監督の3年ぶりの新作という事で・・・
『時をかける少女』確か観た筈なんですが、
全く記憶にないのは、単に”老化”?www
キャラクターデザインはエヴァでお馴染みの貞本義行。
ネット社会で起こりそうな事件と
田舎暮らしや大家族の賑やかな様子など、
古き良き時代の日本の生活とちょっぴりの”青春”を
巧くミックスした作品です。
長野の自然を描写した美術は素晴らしかったです。

まあ、かなり”ご都合主義”な設定はありますが、
アニメだし映画なんだからいいじゃないですかwww。
見終わった後の爽快感と、
夏休みが終わってしまう間際のちょっぴり切ない感じが
”ホッコリ”した気分にさせてくれる、
そんなアニメです。
☆4つ


『サロゲート』
監督:ジョナサン・モストウ
主演:ブルース・ウィリス、ロザムンド・パイク
身代わりロボット「サロゲート」が
人間の社会生活を代行する近未来。
人は自宅からサロゲートを遠隔操作するだけで
社会生活を営むことが可能となり、
大多数がサロゲートで社会生活を営むようになっていた。
ある日男女2人のサロゲートが何者かに破壊され、
安全であるはずのサロゲートのオペレーターも
それぞれ自宅で死亡しているのが発見された。
サロゲートの安全性を否定するこの事件を
極秘でFBIが捜査することになった。

『サロゲート』が他のロボットSF映画と一線を画すのは、
人工知能(AI)を搭載した自律型ロボットではなく、
人間が操作する人間型ロボット(アンドロイド)を
主題として扱っている点にあります。
PCや携帯電話、iPadなど
今の現実世界でもコミュニケーションのツールは
加速度的な発展を続けていますが、
究極のツールとして「身代わりロボット」を
家で操作出来れば、安全だし容姿も自由。
『マトリックス』で描かれた「仮想空間」よりも
ひょっとすると実現性があるかもしれませんね。

ハリウッド映画にしては”地味”なところが
私はとても好きです。お話は面白いですが、
謎解きの部分にはあまりヒネリがありません。
特筆すべきはロザムンド・パイクの
「サロゲート」の時の表情(ロボットっぽい)。巧い!
世間ではあまり話題になりませんでしたが・・・
☆4つ


『THE 4TH KIND』
監督・脚本:オラトゥンデ・オスンサンミ
主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン
アラスカ州北部の町ノームでは、
これまで多数の住民が行方不明になってきた。
2000年10月ノーム在住の心理学者タイラー博士のもとに、
不眠症を訴える住民が次々に訪れる。
不審に思ったタイラー博士は、
催眠療法で彼らが眠れない理由を解明しようとした。
そしてそこでカメラが捕えたのは、
これまで誰も目にしたことのない映像だった…。

タイトルは未確認物体の専門用語で、正式には
"Close Encounter of the xxx kind"と呼び、
1st Kind=Sighting(目撃)、
2nd Kind=Physical Effect(痕跡)、
3rd Kind=Observation(接触)、
そして4th Kind=Abduction(拉致)の意味。
私世代ならスピルバーグの『未知との遭遇』を
思い出すはずです。
なのでお話の方も”結論”としては”それ系”です。

真偽の程は兎も角、実際に撮影されたとされる映像と
役者が演じる”再現ドラマが交錯しながら
進んで行く演出は新鮮でした。
あと、冒頭でミラが出て来て、観客目線に
「私は女優のミーラ・ジョヴォヴィッチです。
 これからお見せする映像は〜・・・」と説明し始めた時は
ビックリしましたwww。
X Fileが好きな人にはお奨めです。
結末に関しては賛否両論あるとは思いますが、
それまではとても楽しめましたわ。
☆3つ半

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ふと、時間ができたので
『アリス・イン・ワンダーランド』を観て来ました。
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、
   アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター
『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』
を基に製作されたオリジナルストーリーです。
お話の内容は・・・まあ、そのまんまですwww。

オープニング2日間の興行成績が
『アバター』の5億9,000万円の220%にも上回ったと聞いて、
これはチェックせねばと・・・。

面白かった・・・のかな?
映像は流石ティム・バートン!
幻想的な絵本の世界観を見事に表現しています。
3Dでの奥行きの深さも素晴らしい。

でもね、劇場がちょっと暑かったせいもあったのか、
ちょいちょい”うとうと”してしまったんです。
で、後から気が付いたんですが、
そもそも『不思議の国のアリス』というお話に
大して興味がなかった私。
「うっかりさん」ですね(てへっ)。

同じティム・バートン作品の中でも
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』や
『シザーハンズ』は好きなんですけど、
『チャーリーとチョコレート工場』には
全く触手が伸びないんです。
単に”趣味・嗜好の問題”ですね。

う〜ん。

『不思議の国のアリス』の世界観と
ジョニー・デップが大好きな人にはお奨めです。
私も「観て損した!」とは全く思ってないです。
しかーし!個人的には・・・
☆3つ半

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『Trainspotting』
監督:ダニー・ボイル、原作:アーヴィン・ウェルシュ
出演:ユアン・マクレガー、ケリー・マクドナルド
ヘロイン中毒のレントンは、
仲間たちと愉快ででたらめな日々を過ごしていた。
ロンドンで仕事を見つけたものの
仲間たちのせいで結局クビに。そんなところへ、
売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられる。

前回ご紹介した『スラムドッグ$ミリオネア』の監督、
ダニー・ボイル監督の出世作です。
まだ観てなかったので初めて観ました。
イギリスではカルト的な人気で舞台化もされた小説の映画化。
なるほど、お金は掛かってませんが
当時のイギリスの若者の”気分”みたいな物が
生き生きと表現されています。
映像のテンポもいいしクールな雰囲気もお洒落です。
『時計仕掛けのオレンジ』的なテイストも持ちつつ、
過度に”アート”に寄っていないのがいいですね。
フランス映画ほど哲学的でもないし、
この辺りがイギリス人の感覚なんでしょうか?
また音楽が良いです。
イギー・ポップ、ブライアン・イーノ、
プライマル・スクリーム、ニュー・オーダー、
ブラー、ルー・リード、
そしてやはりアンダーワールドが印象的です。が、
90年代というのは自身の音楽に没頭していた時代なので
以外と洋楽をシャットアウトしてたんだなぁ〜と、
改めて気付きました。
☆4つ半


『2012』
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、
   ダニー・グローヴァー、オリヴァー・プラット
古代マヤ人が2012年に訪れるとしていた世界の終末。
2009年インドの科学者サトナムが地球上の内核が
溶解している事を発見し、
数年後に地殻変動により世界が滅びる事を知る。
世界の破滅を知ったアメリカ大統領のウィルソンは、
G8の首脳を集めそのことを彼らのみに報告。
先進国は極秘でチョーミン計画を遂行し、
世界各地の歴史的な美術品を
ひそかに偽者とすり替え運び出し始めた。
程なくして世界各地で未曽有の地殻大変動が起き始めた。
終末を迎えようとするなかで人類は生き残る術を必死に探す。

いや、まあいいんですけど、
結局何が言いたいですかね?
映像はそれはそれは”凄い”です。
でも、「現代版ノアの箱船」なんですけど、
お話の積み上げ方が雑というか、
何とも共感しがたいエピソードがちょいちょいあったり
無駄に長かったり。
残された人類、頑張れ!って気になれない。
しかしまあ、アメリカ人ってこうゆう映画好きですよね。
迫力の映像は映画館で観たいけど、
1800円払う価値があるかは疑問です。
☆2つ半


『真夏のオリオン』
監督:篠原哲雄
出演:玉木宏、北川景子、堂珍嘉邦
1945年夏、沖縄南東海域。
日本海軍所属潜水艦イ−77は米海軍の侵攻を防ぐべく、
倉本艦長の指揮の下、防衛任務に就いていた。
イ−77は倉本の的確な読みによって米軍の輸送艦を撃沈。
しかし同じく防衛任務に当っていたイ−81は
米海軍の駆逐艦パーシバルに葬られてしまう。
親友である有沢艦長の最後のメッセージを受け取った倉本は
パーシバル、そして敵艦艦長スチュワートとの戦いに臨む。

お話としては良く出来ていると思います。
単なる戦争映画ではなく、
友情や人間関係もきちんと描かれています。
戦術の読み合いもスリリングです。
人間魚雷”回天”を絶対に使おうとしない
倉本艦長の考え方にも共感できます。
ケミストリーの堂珍嘉邦が役者として出演していてビックリ!
演技もなかなか・・・なんですが、
全体的な印象として、「台詞が野暮ったい」。
俳優陣は演技派揃いのはずなのに”下手”に見えてしまうのは
私だけでしょうか?
篠原哲雄監督作品の中では
『地下鉄(メトロ)に乗って』が大好きだったので
ちょっと残念。
☆3つ

『パイレーツ・ロック』
監督:リチャード・カーティス
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ、
   トム・スターリッジ、リス・エヴァンス
1960年代、まだイギリスに民放ラジオが存在せず
ポピュラーミュージックの放送が制限されていた時代に、
北海からロック音楽を流して人気を集めていた
「海賊ラジオ局」を取り巻く若者と政府を描く。
ドラッグと煙草喫煙で高校を退学させられた少年カールは、
更生のため母親の旧友クエンティンのもとで暮らすことに。
ところがクエンティンの住処とは海中に浮かぶ海賊ラジオ局、
「ラジオ・ロック」の拠点であったのだ。
そこで毎日を過ごすDJたちは筋金入りのロック魂の持ち主。
「国の風紀を乱す」として取り潰しの機会を狙う政府をも
おちょくる日々を送っていた。
カールは先輩たちの行動に引っ張り回されながら、
いつしか彼らの気儘な生活に溶け込んでゆく。

ラジオから流れてくる音楽に
皆が耳を傾け、楽しんでいる様子が素敵です。
現代になって音楽を聴いている人の数が
減った訳ではないと思うのですが、
その関係性は当時の方がもっと”密”で、
音楽が無くてはならない存在である事が
”分かり易い”時代だったのかもしれませんね。
監督のリチャード・カーティスは
『ノッティングヒルの恋人』や
『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本を手掛けています。
ヒットメーカーですね。
監督作品はそんなに多くないのですが、
若干”メリハリに欠ける”というか、
まあ、「海賊ラジオ局」の栄枯盛衰を描くだけなら
1時間位で終わってしまうし、
それよりも、登場人物の魅力を沢山のエピソードを積み上げて
描きたかった・・・のかもしれません。
兎も角、当時の音楽が素敵で♪
それだけでも十分楽しめる作品です。
☆3つ半

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『Slumdog Millionaire』
監督:ダニー・ボイル
主演:デーヴ・パテール、フリーダ・ピントー
インドの大都市ムンバイの中にある
世界最大規模のスラムで生まれ育った少年ジャマールは、
テレビの人気クイズ番組、
日本でいう『クイズ$ミリオネア』に出演する。
そこでジャマールは数々の問題を正解していき、
ついに最後の1問にまで到達した。
しかし、無学である彼がクイズに勝ち進んでいったために
不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。
そこで彼が語った生い立ちとその背景とは。

公開当時から評価が高く劇場に行こうかとも思いましたが、
内容を知らないにも関わらず何故か”違和感”を感じて
観に行きませんでしたし、
レンタルされてからも触手が伸びませんでした。
極貧のスラム出身の若者がクイズで大金持ちに・・・
って話だったらガッカリじゃないですか?
実際に大筋はそーゆー話なんですけどねwww。
ただ、それは単に物語りを進める為のレールでしかなく、
この映画が見せたいのは、人々の生活の息吹と
スラムやインドの風景を独特の映像で切り取った
”映像美”なのではないでしょうか?
ドキュメンタリーでも社会風刺でもないと自覚して観れば
私にとっては、とても楽しめる作品でした。
『トレインスポッティング』で注目された
ダニー・ボイル監督。
『ザ・ビーチ』、『28日後...』はまあまあでしたが
『サンシャイン2057』はちと微妙、今回は良かったです。
☆4つ半


『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』
監督:サーシャ・ガバシ
出演:スティーヴ・"リップス"・クドロー、ロブ・ライナー
カナダのトロントで結成され、
1982年にアルバム『メタル・オン・メタル』をリリース。
メタリカなどの人気バンドにも
大きな影響を与えたバンド、アンヴィル。
しかし、当の彼らだけはスターダムにのし上がることなく
その存在を忘れられていた。
地元でしがない仕事をしながらバンドを続け、
いまだ名声と富を獲得する夢をやめない
リップスとロブのうだつの上がらない生活。
しかし、どんな苦境に立たされても楽観的に
現実を乗り越えようとするバンドの姿と、
少年の頃より育んできた友情と絆、
そして半ば愛想を尽かしながらも
長年彼らを見守りサポートしてきた
家族やファンたちの姿・・・。

いや〜、泣けてきます。リップスのピュアっぷりにw。
前評判ではもっと”おバカ”なのかと・・・
実際”おバカ”ですけどwww。
いつまでも子供みたいな人なのね。
ロブ・ライナーも子供なんだけど、
ちょっと疲れちゃったりもするけど
ちゃんとリップスを受け止めてくれる。
いい友達持ったじゃん!この2人、相性バッチリなのね。
同じ様に音楽を志す人間として、
先輩を応援したいと思います。
頑張って欲しいですね。
☆4つ


『96時間』
監督:ピエール・モレル、
制作・脚本:リュック・ベッソン
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、
   ファムケ・ヤンセン
元CIA工作員のブライアンの今の唯一の楽しみは、
離婚した妻レノーアと裕福な再婚相手と共に暮らす
17歳の娘キムの成長を見守る事だった。
ある日キムは友達と2人だけでパリ旅行に行きたいと
実父のブライアンの元に許可書へのサインを求めてくる。
最初はサインを拒んだブライアンだったが、
定時連絡を入れる事を条件に許す。
しかし案の定、パリに着いた2人は直後に拉致されてしまう。
攫われる瞬間までキムと電話で話し続けていたブライアンは、
僅かな手がかりから犯人がアルバニア系人種で構成される
人身売買組織である事を突き止める。
ブライアンは娘を救出するために
単身パリへ乗り込み組織に戦いを挑む。

痛快です!映画としては超B級ですが、それがどーした!
と、言わんばかりの気持ち良さ。
そうですねぇ〜、邦題をつけ直すとしたら・・・
『心配性オヤジ大暴れ!』かな?www
前半20分の”ウザイオヤジ”描写を受け入れれば、
そこから先は・・・「爽快」です!
何だろう?リュック・ベッソンは新しい映画のジャンルを
確立しようとしているのかもしれません。
アメリカやカナダの人気TVシリーズ的な位置の映画。
ヨーロッパ・コープの作品からはそんな印象を受けます。
エンドロールが出て来た時に思わず拍手してしまいましたわ。
多分、このブログに書き残しておかなければ、
数ヶ月後には忘れてしまう作品かもしれません。
しかし!今日この作品を見て”気分が良かった”事は
幸せな”出会い”ですよね?

”嫌な母”を演じたファムケ・ヤンセン、どっかで見た事ある。
調べてみたら、『X-MEN』シリーズのフェニックスでした。
演出的には”ヒール”な役回りで可哀想だったかな?
色々ありましたが・・・結果、良かった良かったwww。
まさかの!
☆4つ


『サブウェイ123 激突』
監督:トニー・スコット
主演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ
ニューヨーク地下鉄運行司令部で働くガーバーは、
ペラム発1時23分の電車「ぺラム123号」が
緊急停止したことに気付く。
しかも、その電車はなぜか1両だけほかの車両と
切り離されて停止していた。
胸騒ぎを覚えたガーバーが無線連絡すると、
ライダーと名乗る男が人質19名の命と引き換えに
残り59分で1,000万ドルを市長に用意させるよう要求。
無線を通じて彼らと粘り強い交渉を続け、
人質の解放と事件解決を図る。

スタイリッシュな映像に定評のあるトニー・スコット監督。
『トップガン』と『ビバリーヒルズ・コップ2』を
撮ってたとは知りませんでした。
ジョン・ゴーディの小説『サブウェイ・パニック』を原作に
3度目の映画化です。
演技派2人の競演ですから、お芝居的には○です。
映像も細かいカット割りやスローなどの演出で
最後までスピーディーに見せてくれます。
全体的な色彩がちょっとセピアがかっていて
昔のアメリカ映画を彷彿とさせますね。
今回の映画化では原作に手を加えて
現代風にアレンジされていますが、
まさか身代金の1,000万ドルが”本命”じゃないなんて・・・。
恐れ入りましたm(__)m。
面白かったわ。
☆4つ


『私の中のあなた』
監督:ニック・カサヴェテス
主演:キャメロン・ディアス、アレック・ボールドウィン
   アビゲイル・ブレスリン、ソフィア・ヴァジリーヴァ
11歳の少女アナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして
遺伝子操作によってこの世に生まれた。
母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、
これまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。
そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。
私の体は、自分で守りたい」と、
アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。
しかし、その決断にはある隠された理由があった。

原作と”結果”が180度変わっているそうですが、
この題材には答えはないし、
登場人物達はそれぞれ心に傷を抱え
なおかつ全員がケイトの命をどう扱うか悩んでいます。
みんな優しい人達だからこそどうしようもなくなって、
そんな状況に「もういいよ」と言ったのは・・・。
テーマや脚本も素晴らしかったのですが、
俳優人の演技力に脱帽です。
狂信的に娘の治療を続けようとする
サラ役のキャメロン・ディアス。
病と闘いながらも懸命に笑顔を見せようとする
姉ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァ。
”任務”を全うすべく真っ直ぐ前を向いている
アナ役を演じたアビゲイル・ブレスリン。
みんな素晴らしかったです。
☆4つ半

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『GO FAST』
監督:オリヴィエ・ヴァン・ホーフスタッド
主演:ロシュディ・ゼム、カタリーナ・ドニ
宝石強盗団の捜査で潜入捜査を行っていた
パリ警視庁BRI(探索出動班)のマレクは
続く麻薬捜査で現場を外され後方支援に。そして、
その捜査で現場にいた上司で友人の刑事と2名の仲間を失い
復讐を誓うが、新しい上司から休暇を取るように命令される。
そんな時、モロッコの麻薬をパリ経由で
全ヨーロッパに流している麻薬組織に対する
スペイン、フランス、アメリカの合同捜査チームは、
組織が麻薬輸送のドライバーを捜しているという情報を掴む。
そこで宝石強盗団の逃亡犯として知られているマレクを
潜入捜査官として採用し、
特殊介入部隊RAIDの特訓を経て組織に接近させる。

実話に基づいたお話だそうで、
確かにリアリティーがあるというか
「そんなバカな」といった無茶な設定や展開はなく
緊張感を保ちながらテンポ良くお話は進みます。
HQな映像ではなく、あくまでフィルムの質感を活かしつつ
ある意味”いわゆる”「フランス映画」然としています。
そのためか、犯人グループがアジトにしている団地群が
そこに映し出されると、
逆に近未来的に見えてくるのが不思議です。
昔のSF映画で描かれていた”未来都市”の記憶が
呼び起こされるのかしら?

『Transporter 3』のヴァレンティーナにもあった
「安」のTATTOOが首の後ろに入った女性が
一瞬映るシーンがあるのですが・・・
フランスで流行ってるのかしら?
音楽はテクノ系が多いです。
ヨーロッパの高速道路をドイツ車が疾走するシーンには
良く合いますね。
サントラを担当したのはフランスの
「AGORIA」というグループです。

90分と短い作品なので物足りない方もいると思いますが
(劇場で観たら私もそう思うかも)
引き締まっていていい作品だと思います。
☆3つ半


『扉をたたく人(The Visitor)』
監督・脚本:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス
   ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ
コネチカット州で大学教授をしているウォルターは
妻を亡くし心を閉ざしていた。
ある時、学会のためにニューヨークに出張し
滞在のために別宅のアパートを訪れるが、
そこには見知らぬ外国人のカップルがいた。
ふたりはジャンベ奏者のシリア系男性タレクと
アクセサリーを作って売るセネガル系女性のゼイナブ、
詐欺にあってウォルターの家を貸されたのだった。
やむを得ず共同生活を始めた彼らだったが、
陽気なタレクはウォルターにジャンベの演奏法を教え
ストリートセッションに誘った。
初めての体験に充実感を覚えるウォルター。
しかし、タレクは地下鉄無賃乗車を疑われて逮捕され
不法滞在の身を暴かれてしまった。
何とかして彼を釈放させようと奔走するウォルターの前に
タレクの母であるモーナが現われる。

言い方は悪いですが「頑固ジジイ」のウォルター、
他人と関わる事をさけ、仕事も惰性。
生きる気力を失っていた主人公が
移民のカップルとの触れ合いや音楽の力で
元気を取り戻してゆく前半と、
受け入れがたい”現実”を突きつけられる後半。
ただ単に「感動した」とか「可哀想」みたいな
一言で片付けられない所に
作品としての”深み”があると思います。
終盤のモーナとの”恋”(と”一言”では言えないけど)も
一層切ない・・・。
最終的に無理矢理”ハッピーエンド”に仕上げず、
ラストの地下鉄でのシーンが
制作者と観客のやり場の無い怒りを
見事に表現しています。

無実の罪での逮捕なので悪い事は何もしていません。
しかし、不法滞在自体が犯罪であり、
9.11以降ナーバスにならざるを得ない状況も分かります。
どうしたらみんなで幸せになれるのかしら?
あなたも考えてみて下さい。
☆4つ半


『アルティメット2/マッスル・ネバー・ダイ』
監督:パトリック・アレサンドラン
製作・脚本:リュック・ベッソン
主演:シリル・ラファエル、ダビッド・ベル
ある日、壁で隔離されたパリの犯罪多発地域・バンリュー13で
パトカーが発砲される事件が発生。
それはバンリュー13の解体をもくろむ
秘密保安介入局長官・ガスマンの仕組んだものだった。
しかし企みを暴ける映像データがレイトの元に届く。
レイトはガスマンの謀略で投獄されたダミアンを助け出し、
ガスマンの野望を打ち砕くべく行動を開始する。

前作から3年後の設定で、前作で親交を深めた2人が
再びタッグを組んで悪徳長官に戦いを挑みます。
カンフーとパルクールが売り物のこのシリーズ。
今回もCG無しのガチンコアクションで魅せてくれます。
”人力”ってやっぱり説得力があるなぁ。
ベッソン制作のアクション映画ってB級だけど
出演者も含めて”スマート&ハイスピード”で好きです。

フランス国防指令センターに割とらくちんに
侵入出来ちゃったりと少々突っ込み所はありますが・・・
まあ、いっかwww。
☆3つ


『セントアンナの奇跡』
監督:スパイク・リー
出演:デレク・ルーク、マイケル・イーリー
   ラズ・アロンソ、オマー・ベンソン・ミラー
1983年のクリスマス直前にニューヨークで起きた殺人事件。
新聞記者と刑事達は犯人ヘクター・ネグロンの自宅で
石像の頭部を見つける。
それはイタリア・フィレンツェのアルノ川に架かる
サンタ・トリニータ橋にあったプリマヴェーラ像で、
第二次世界大戦時にドイツ軍に橋を破壊された際に
失われたものだった。
1944年秋、イタリア・トスカーナ州セルキオ川流域。
アメリカ陸軍の黒人部隊(通称バッファロー・ソルジャー)の
第92歩兵師団はドイツ軍と対峙していた。
バッファロー・ソルジャーの伍長だったヘクター・ネグロンは
オブリー・スタンプス二等軍曹、
ビショップ・カミングス三等軍曹、
サム・トレイン上等兵と戦線のドイツ軍側に取り残されてしまう。
4人は途中で出会ったアンジェロ・トランチェッリ少年と共に
ヴィッラ・バジーリカの分離集落へと辿り着く。

人種差別問題を描く事に関して
躊躇しない作風は相変わらずですね。
未だに差別はありますが、
わずか50年前にはこんなにも酷かったのかと
再認識させられます。
第二次世界大戦中、実験的に組織された黒人部隊。
その扱いや白人指揮官のダメっぷりの描き方に
”差別”に対するアンチテーゼが垣間見えます。
同盟国でありながらナチに苦しめられて来た村民と
黒人兵との交流で、
差別など全くせず人として初めて接してくれた白人が
自国アメリカではなく戦場に居た事に
嬉しさと何とも言えないやるせなさを感じる主人公達。
情報を得る為に罪も無い一般市民を
女・子供(乳児も)問わず数百人皆殺しにした
「セントアンナの大虐殺」(史実)をベースに
人間の様々な面を見せつけられる映画です。
ご覧になる際には、冒頭のシーンで撃たれる直前に
「あ、お前はあの時の・・・」と言った
”被害者”の顔をよーく覚えておいて下さい。
☆4つ半


『しんぼる』
企画・監督:松本人志、脚本:松本人志、高須光聖
主演:松本人志
メキシコのとある町に住むプロレスラー、“エスカルゴマン”。
彼の妻は夫がいつもとは様子が違う事に気付く。
その日の対戦相手が自分より一回り若くて強いだけではなく、
他に“何か”が起こりそうな胸騒ぎがしていたからだ。
場面は変わって・・・、
水玉模様のパジャマを着たマッシュルームカットの男は
気が付くと白い壁に囲まれた部屋に閉じこめられていた。
男はその部屋から脱出を試みようとする。

第一回監督作品『大日本人』は観てないんです。
特に深い理由がある訳ではなく、
観たいと思わなかっただけです。
そしてこの作品、評価は散々なようですが
・・・そんなに酷いですかね?
確かに「お笑い」か「映画」かハッキリしないとか
まあそうなんですけどw。
家でDVDで観る分には面白かったし、
振り返ってみれば非常に分かり易い映画でした。
「修行」時代には、一見関連の全く無い一つ一つの事象が
その”連鎖”によって”意味”を持つ事を学び、
「実践」で”その行為”は”リアル”で反映されて・・・
って事でしょ?www
バタフライエフェクトの陰に「誰かの意思があるのでは?」
という疑念を具現化してみた。
そんな作品だと理解しましたが、どうでしょう?
「お笑い」の部分がもっと”キレて”いたら、
こんなに叩かれずに済んだかもしれませんが、
松本さんが表現したかった部分はそこじゃない。
とは言え”それ”を求められてしまうのは
・・・仕方ないか。

これよりも”まし”という感想が多かった『大日本人』を
逆に観てみたくなりました。
☆3つ


『南極料理人』
監督・脚本:沖田修一、原作:西村淳
出演:堺雅人、生瀬勝久、高良健吾
   豊原功補、西田尚美
南極観測隊員のひとりである西村淳の任務は
南極大陸のドームふじ観測拠点(標高3810メートル)で
越冬する隊員8名分の食事を用意することだった。
西村は限られた食材と特殊な環境の中、
隊員たちを飽きさせないメニューを作るために奮闘する。

実際に南極観測隊に参加した西村淳さんの体験を綴った
原作をかなり忠実に再現した作品と思われます。
隊員達の日常や仕事が淡々と描かれていきます。
極寒の地での苦労や孤独や馬鹿騒ぎw、
大変な仕事ですよね。
過度に演出せず、原作の雰囲気を壊さないという
意図は分かりますし、
10分に一度は「くすっ」と笑えるシーンもあります。
う〜ん、ただねぇ〜・・・。
テンポ感が終止一定なので、少々間延びしていると言うか、
ちょっと退屈に感じてしまいます。
映画用にエピソードを足したりする必要はないですが、
カット割りや演出の”間”でお話のテンポに
もっと緩急つけられたのでは?
今、勢いのある堺雅人さんを起用していますけど
全体的に地味な仕上がりがちょっと残念でした。
☆2つ半

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『Race to Witch Mountain』
監督:アンディ・フィックマン
出演:アナソフィア・ロブ、アレクサンダー・ルドウィグ
   ドゥエイン・ジョンソン、カーラ・グギノ
ラスベガスでタクシー運転手をするジャック・ブルーノ。
ある日彼の車の後部座席に突然謎の兄妹が現れる。
不思議な能力を持つ兄セスと妹サラは
命がけのミッションを課せられていた。
それは、アメリカ政府によって封印された禁断の山
“ウィッチマウンテン”に行くこと。
兄妹の妨害を図る国家機関と熾烈な戦いを繰り広げながら
ジャック達は秘められた驚くべき宇宙の謎に迫っていく。

ディズニー作品という事で過激な描写などは無く、
非常に上品に仕上げられています。
1975年公開(日本は1977年公開)の映画
『星の国から来た仲間』のリメイクだそうですが・・・
覚えてないなぁ〜。
1977年公開の『未知との遭遇』は
ハッキリと覚えています。
この頃は”夢”がありました。宇宙・エイリアン・・・
やりたい放題でしたねwww。

全編で98分。
コンパクトでお話も面白く映像も”まあまあ”。
役者に魅力もあり、最後まで楽しく観れました。
テンポもいいし。
決してA級の作品ではないけれど、
面白かった!と素直に言える作品です。
脇役のキーラン・ハインズの顔。
出演作は覚えてませんが・・・印象的です。
『コックと泥棒、その妻と愛人』に出てました?
☆3つ半


『Transporter 3』
製作・脚本:リュック・ベッソン
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー
   ナタリア・ルダコーワ
闇の運び屋・トランスポーターのフランク・マーティン。
ある仕事の依頼を断ったフランクは“依頼人”に誘拐され、
車から20m離れると爆発する特殊なブレスレットを
装着させられてしまう。
こうして力ずくで仕事を受けさせられたフランクは
仕方なく車に乗り込むが、
そこには彼と同じブレスレットをはめられた
赤毛の女が乗っていた。

人気シリーズの第3段です。
全てに共通なのは・・・
運ぶ”物”が”人”だとトラブルに巻き込まれる、
って事?www
それに迫力満点のカーアクションと
ストーリー展開のテンポの良さですね。
基本的にクオリティーの高いシリーズだと思います。

今回も期待を裏切りませんでした。
環境問題を取り入れつつ
陸続きのヨーロッパならではのロケーション。
しかしまあ主演のジェイソン強すぎ?www
安心して見てられますけどね。
湖での”あれ”は少々”あれ”ですけどぉ。
そこはそれ、映画なんですから・・・OKです。
『プリズン・ブレイク』ではせこい役(ティーバッグ)だった
ロバート・ネッパーが敵の親玉を好演してます。
ナタリア・ルダコーワの首の後ろに漢字で「安」と
TATTOOが入ってますが・・・どうなんでしょう?www
☆4つ


『I Come with the Rain』
監督・脚本:トラン・アン・ユン
主演:木村拓哉、ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホン
他人の痛みを我が身に引き受けることができる
不思議な力を持つ男シタオが失踪し、
捜索を依頼された探偵クラインは
彼の足跡を追ってフィリピン・香港へと渡る。
そこでクラインは香港マフィアのボス
ス・ドンポもシタオを探していることを知る。

アジア特有のじっとりとした気候。
マフィアのバイオレンスな闇社会。
クラインの過去=殺人事件の猟奇的な風景。
異なった3つの世界観が交錯する不思議な映画です。
フランス映画と聞いて納得。
”間”が独特です。
こういった所に”お国柄”が出たりする事ありません?
ストーリーは一応ちゃんとあるのですが
インサートされる抽象的なシーンで
少々混乱させられます。
監督がこれらのシーンにどんな意味を持たせて
記号化しているのか、
全てを理解する事は出来ませんでしたが、
逆にそれが観た者同士で
「あーでもない、こーでもない」と
語り合って盛り上がるのが
この手の作品の正しい楽しみ方?
なのかもしれませんねw。

この作品は”キリスト教”の思想を
描いていると思われます。
「人間は全て罪を持って生まれてくる。
 その罪をすべて引き受け贖ってくれるのが
 救世主イエス・キリストである」
不死身で他人の傷を引き受けてしまうシタオ
=イエス・キリスト
ドンホの愛人のリリ
=マグダラのマリア
イエスの真意を理解せず少しずれている・・・ドンホ
=ユダ
クライン=語り部・・・
こんな感じかしら?

トラン・アン・ユン監督は現在、
日本映画『ノルウェイの森』を撮っているそうですが
どんな作品に仕上がるか、楽しみです。
☆4つ


『ココ・アヴァン・シャネル』
監督:アンヌ・フォンテーヌ
主演:オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールヴールド、
   アレッサンドロ・ニヴォラ
伝説のファッション・デザイナー
ココ・シャネルの半生を描く。
孤児院で育った少女時代を経て
酔った兵士を相手に歌うナイトクラブの歌手となった
ガブリエル(ココ・シャネル)。
その一方、つつましいお針子として
田舎の仕立屋の奥でスカートのすそを縫う日々。
酒場で知り合った将校エティエンヌ・バルサンの愛人となり、
退屈な暮らしを送ることに。

『アメリ』でお馴染みのオドレイ・トトゥです。
上手ですねぇ〜。
『ダヴィンチ・コード』での演技も印象的でしたが。
ココは少女時代から周りをよく観察し
その鋭い洞察力から独自の発想のデザインを生み出す。
装飾過多の女性の帽子をシンプルな装飾に。
華麗だがコルセットで締め付けていた窮屈な女性の衣装を
着やすく動きやすいものに変える。
黒のもつ喪服のイメージを一新する。
等々・・・。
当時の女性のファッションに革命をもたらすに至までの
”修行時代”を描いています。

特典でメイキング映像が収録されていますが
そこで”へぇ〜”っと思ったのが・・・
監督・制作・脚本・衣装が全員女性なんです。
それもあってか、
”ココ・シャネル”を描こうとする情熱が凄い。
とても良い作品でした。
☆4つ半


『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー
   リン・コリンズ、ダニー・ヒューストン
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター、
ヒュー・ジャックマン扮する
ウルヴァリンの過去を描く物語。
驚異の肉体再生能力と
戦闘力を持つ兄ビクターと弟ローガンは
150年以上に渡り共に生きてきたが、
ある事件が引き金となり袂を分かつ。
ローガンは自らの体に超金属アダマンチウムを移植し
ウルヴァリンとしてビクター打倒を誓う。

初めて知りました。
ローガンは1845年のカナダで
父親が殺害されるのを目撃したショックで
ミュータント能力が覚醒した・・・って!
今年で155才位になってます。
まあ、”不死身”って設定ですから
そうなっちゃいますねwww。
お話はシンプルで分かり易く
時系列的にシリーズ中一番最初のお話なので
過去の作品を観ていない人でも楽しめます。
若手?のミュータントの能力が
「目からレーザー」とか「天気を操れる」とか
なかなか使いこなしが難しいのに対して
ローガンやビクター世代の戦いは
基本”肉弾戦”で見応えがあります。

しかしまあ、気の毒と言うか何と言うか・・・
ローガン”騙され過ぎ”ですwww。
あれもこれもそれも全て”罠”。
観ているこっちも簡単に騙されるんですけどね。
同シリーズの中では一番の出来かしら?
☆4つ


『愛を読むひと(The Reader)』
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:ベルンハルト・シュリンク
出演:ケイト・ウィンスレット、ダフィット・クロス
   レイフ・ファインズ、レナ・オリン
第二次世界大戦後のドイツ。15歳のマイケルは
気分が悪かった自分を偶然助けてくれた
年上の女性ハンナと知り合う。
猩紅熱にかかったマイケルは
回復後に毎日のように彼女のアパートに通い、
いつしか彼女と男女の関係になる。
そのうちハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになる。
だがある日ハンナは働いていた職場での働きぶりを評価され、
事務職への昇進を言い渡される。そしてその日を境に
ハンナはマイケルの前から姿を消してしまうのだった。
理由がわからずハンナに捨てられて長い時間が経つ。
マイケルは大学の法科習生として
ナチス戦犯の裁判を傍聴する。
そしてその被告席の一つにハンナの姿を見つけるのだった。

勝手にもう少しプラトニックな描写かと思ってたら
前半は半分近くケイト・ウィンスレットは”裸”です。
いや。けして低俗とかいやらしいとはでは無く
リアルな描写として説得力があります。
少年から青年へ階段を昇る最初の恋として
男の子にとってはある種”ファンタジー”かもね。

後半は非常に考えさせられつつ、
マイケルの心の移り変わりや、
戦犯として投獄されるより
自分の秘密を知られる事を恥じるハンナ。
裁判では最初から自分が無罪である事を主張せず
戦争もナチスも他の誰も恨んだりしていない。
その姿が切なくて。
いい映画でした。
☆5つ


今回は”当たり”が多かったわっ

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前々から声を大にして言い続けて来た事。
それは・・・

「ヤング@ハート」を観なさい!!!

でした。
イマイチ反響がなく・・・寂しかった。
でも、TVで放映するなら・・・見てくれますか?www

関東地方だけの放送ならそれはそれでしかたないです。
明日!深夜放送します。

ダイヤモンドシアター「ヤング@ハート」
2010/02/06 TBS 26:43〜28:57

タオルを御用意下さい♪

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『KNOWING』
監督:アレックス・プロヤス
主演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン
息子の学校にあるタイムカプセルを取り出す式典で
一枚の紙を手に入れた宇宙物理学者のジョン。
そこに記された数字の羅列が
過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を
予言したものだと気づく。
そして、最後に書かれた数字は
人類の存亡に関わるものだった。

CMで流れていた旅客機が墜落するシーンが
衝撃的でした。
ローズ・バーンさん、
どっかで見た顔だなーと思ったら
年末に深夜放送していた『ダメージ』の
ヒロインでした(結構面白いですよ)。
数字が予言していた事件や事故が
かなり偏っている辺りはご愛嬌?
現実を受け入れる段になって
家族で”こんな感じ”になるのは
『Deep Impact』のワンシーンを
思い出します。
お話の結末は・・・
ある意味”振り切って”ます。
それにしてもCGのリアルさというか、
もはや「表現出来ない映像はない」と
言えるのかもしれません。
逆にそれは「映像のリアルさが売りにならない」
事になります。
最終的に問われるのは”中身”だと。
音楽にも言える事ですけど。
☆3つ半


『THE ROCKER』
監督:ピーター・カッタネオ
主演:レイン・ウィルソン
RockBand「ヴェスヴィオス」のドラマー・フィッシュは
Bandが大手レコード会社と契約するのと引き換えに
メンバーから追放されてしまう。
それから20年、ヴェスヴィオスは大御所となり
未だに売れ続ける中、
職もないフィッシュは姉の家に居候する
ニート生活を送っていたが、
ひょんなことから甥のバンド
「A.D.D.」の新メンバーになり、
かつて失ったロックスターとなる夢に向かって奮起する。

『スクール・オブ・ロック』が好きな人には支持されそう。
もし40代のおっさんが高校生のバンドに入ったら?
なかなか面白い発想の映画です。
音楽が題材の映画のキモはやはり”音楽”。
A.D.D.の曲が良いので楽しめます。
Bandが売れて行く様やツアーでの馬鹿騒ぎ、
少なからずワクワクしてしまいます。
日本未公開の作品ですがお奨めです。
☆4つ


『THE WRESTLER』
監督:ダーレン・アロノフスキー
主演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、
   エヴァン・レイチェル・ウッド
人気レスラーだったランディは
スーパーでアルバイトをしながら
かろうじてプロレスを続けていたが
ある日心臓発作を起こしてしまう。
病院のベッドで目覚めたランディは
医者にリングに立つことを禁じられる。
妻とは離婚し一人娘のステファニーとも疎遠で
ひとりになってしまったランディ。
せめて娘との関係だけは修復しようとするが
冷たくあしらわれ、
さらに好意をもっていたストリッパー・キャシディ
にも振られてしまう・・・。

ミッキー・ロークが凄いです。
役作りでの”体作り”、演技。
ほぼワンカメでランディの後ろ姿越しのアングルを多用し
その視線から描く世界観。
フィルムの質感や空気が『Rocky』を思い出させます。
80年代を懐古するシーンやBarで流れるロック以外
殆ど劇中に音楽は流れず、
娘と心を通わせるなどの印象的なシーンに
効果的に静かな曲が使われています。
この”多くを語らない”演出があって
エンドロールに流れる
ブルース・スプリングスティーンの歌が
心にぐっと刺さります。
いい映画です。
☆5つ


『ハゲタカ』
監督:大友啓史、原作:真山仁
主演:大森南朋、玉山鉄二、柴田恭兵、栗山千明
NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が
国内外で高い評価を得て映画化。
徹底した合理主義で多くの企業の買収を成功させてきた
敏腕ファンドマネージャーの鷲津は、
日本の閉鎖的なマーケットに絶望し
海外にその活躍の場を広げていた。
ある日鷲津のもとを盟友の芝野が訪れ、
中国系ファンドによる日本の大手自動車メーカー買収を
阻止してほしいと依頼する。

「友好的TOB」・「ホワイトナイト」など
経済用語がバンバン出てきます。
知らなかった単語もちらほら。
話としては“ハゲタカ”同士のせめぎ合い
嘘や駆け引き、逆転劇などなど
緊張感ある戦いが展開されます。

でも・・・どうなんでしょう?
株取引・企業買収など
登場する”証券関係”のビジネスマンは
”高収入の一流の仕事をしている人”が
頭脳を駆使して戦っている・・・
みたいに描かれているというか
何だろう?「高度な経済活動」?
膨大な資金力で日本企業を買い叩く中国、
対抗して”石油マネー”で証券会社を買収して
餌を撒き罠にかけるホワトナイト。
TOBとか言って何かごまかしてますけど
やってる事は金に物を言わせた”恐喝”
以外の何者でもない。
ヤ○ザと何が違うのかさっぱり分かりません。
「浅ましい」という言葉しか出て来ませんね。

お話としてはとても面白かったです。
最後の大逆転なんか特に。
なので映画としては・・・
☆4つ

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今読んだネットのニュースによると・・・

『アバター』ついに『タイタニック』超え!
歴代世界興収を塗り替える!

だそうで。
いや、目出たいじゃないですか。
しかも自分の過去の記録を自ら塗り替えるとは。
(監督:ジェームズ・キャメロン)
これは本当に”偉業”だと思います。

実は・・・年末にこっそり見て来ました。
(”こっそり”観なきゃなんない理由はないけれどぉ)
んで、感想はですねーーーっ。

「良いとか悪いとかはあんまり言いたくない」
映画です、私にとっては(倒置法)。
でもこれだけは間違いないです。
(『THIS IS IT』同様)

「絶対に劇場で観なさい!!!」

(3Dバージョンでね

普段、眼鏡を使っている人にとって
あの”眼鏡”がどうかは諸々あるにせよ・・・。

過去にも何度か3D映画が話題になった事はありますが
残念ながら定着しませんでした。
しかしこの作品は「ひょっとして・・・」と
思わせてくれました。

それ以上に感心したのは、
今までCG映画では、役者が背景や完成した画を
想像しながらでしか演技が出来なかったのに対し、
この作品ではデジタル・クローズアップという技術で
表情や目の動きといった細かなデータを
現場のPCでリアルタイムに簡単な3DCGIに当てはめられ
完成映像のラフとして閲覧しながら演技出来る・・・。
結果、役者の表情や動きがかつて無い精度で
CGに反映されている事です。
これは”革命”かもしれません。
もはや表現できない”シチュエーション”はない訳で
演者はどんな姿にもなれるしどんな空間においても
”演じる”事が出来てしまう。

さて、ここまで来ればもはや問われるのは
”何をどう画きたいのか”
・・・そうです。
テクノロジーが成熟した時、
結局問われるのは原点回帰。
「何を表現したいのか」って事になっちゃいますよね?
面白いですね。

今回の記録更新。
3D・(演技が反映された)CGが
(とてつもなく)凄い。
で、物語は・・・
そこそこ良いと思います。(だいぶ”上から”だな

そもそもジェームズ・キャメロンという人、
もの凄く”サービス精神旺盛”なんだと思います。
映画で”芸術”を作ろうなんて思ってない。
ただ、「見る人を楽しませよう」という気持ちは
半端ない。
私が一番好きなジェームズ・キャメロン作品は
『アビス』なんですけど、
これ1本で3本分は撮れるのでは?と思える程の
”しつこさ”です(詰め込みっぷり?w)。
『エイリアン2』も『ターミネーター』も
”しつこさ”に関しては言う事なしですもんね?www

異星人(エイリアン)物に
シガニー・ウィバーを出すあたりは
・・・気が利いてますね

『タイタニック』も劇場で観たんですけど
私的には正直???でしたので・・・
今回のこの作品、うん。
☆4つ半です。

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実は、年末から年を跨いでいるのですが・・・
こんなん観ました

『ターミネーター4』
監督:McG
主演:クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン
劇場で観たかったのですがチャンスを逃しました。
このシリーズ、B級映画として大好きです。
シュワちゃんの引退(休業?)と共に
”3”で終わりでいいんじゃん?
と、個人的には思ってました。
作品としてもいい映画だったしね。
『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ』とか
始まっちゃって何となく盛り上がって・・・る?
のもあるのかないのか。
(公式には物語上の関連はないとされています)
「審判の日」以降のお話で、
当初の設定通り、ジョン・コナーが
リーダーとなりスカイネットと戦っています。
サム・ワーシントン演じるマーカス・ライトが
何者なのか?が重要な鍵となります。
お話としては良く出来ています。が、
どーも”5”とか作る気満々なにほいが・・・
興行的には前作に及ばず残念な感じなので
もう止めた方がいいんじゃないかしら?
決して”駄作”ではないので・・・
☆3つ

『トランスフォーマー/リベンジ』
監督:マイケル・ベイ
主演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス
製作総指揮がスティーブン・スピルバーグという事で
前作は期待して観て”がっかり”。
今作も薄々分かっちゃいたけど再度”がっかり”です。
映像はもの凄い!前作よりも数倍”密度”が高いです。
カット割りが早すぎて脳がついていけない。
そもそもスピルバーグが
変形するロボットを描きたいという
単純な発想で作っちゃった映画ですから。
目的は十分果たされています。
ただ、映画としてどーなんでしょう?
この”内容の無さ”は。
とゆーか、”変形するロボット”を活躍させるには
必然的に”戦争”になる訳で、
無闇に人が死んで建物が壊れて
正義も思想も問題提起も無い戦争映画に
何の価値があるのか?
「映像が凄い」以外に褒め様のない作品です。
☆2つ

『ナイト ミュージアム2』
監督:ショーン・レヴィ
主演:ベン・スティラー、エイミー・アダムス
2006年公開作品『ナイト ミュージアム』の続編で、
アメリカ自然史博物館での騒動から2年後。
同館は改装のために休館となり、
居場所のなくなった展示物たちは
スミソニアン博物館の地下保管庫に
保管されることになる。
んでそこでも展示物が動き出して大騒ぎ。
内容はこんな感じです。
これ以上書き様がないなぁ〜。
アメリカンコメディー的ドタバタ劇以外の
何者でもありません。
暇つぶしにはいいんじゃないでしょうか。
☆2つ半

『アルマズ・プロジェクト』
監督:クリス・ジョンソン
出演:イワン・シュヴェドフ、イナ・ゴメス、
   ジェイムズ・バブソン
1998年11月、
ロシアの極秘宇宙ステーション「アルマズ号」が
レーダーから消えその4日後
地球の大気圏に突入して爆発した。
ウクライナの過激派グループが
ロシア政府より先にアルマズ号の残骸の中から
ブラックボックスを回収、
これにより最後の4日間に起こった真実を知ることとなった。
悲劇の最後までをも収録した映像を編集したものである。
脱出不可能な閉鎖された空間で、
正気を失っていく乗組員たち。
彼らになにが起こり宇宙船はなぜ交信を絶ったのか?
・・・ワクワクしちゃいますね♪
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』的
疑似ドキュメンタリー風映画です。
ブレア・ウィッチは手持ちカメラのみの映像で
酔っちゃったんですけどwww
この映画も乱れた映像が随所にあり
「何がどーなった?」ってシーンが多いのですが、
非常に意味ありげな感じが良いです。
「もはや“映画”とは呼べない、
 地球を震撼させる映像が日本で公開される。」
はちょっと言い過ぎ?www
☆3つ

『アマルフィ 女神の報酬』
監督:西谷弘
主演:織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、戸田恵梨香
フジテレビ開局50周年記念作品として
日本映画初のオールイタリアロケ映画として製作された。
G8外務大臣会合に出席する川越外務大臣の
イタリア訪問準備に追われる日本大使館に赴任した
外交官・黒田康作。
そんな中、日本人少女が誘拐された事件に巻き込まれ
黒田は少女の母・紗江子の「夫」として
犯人との身代金の取引に関わることになる。
流石(ほぼ)全編イタリアロケ!
”画”に説得力がありイタリアの街や景色が美しい!
お話も良く出来ていると思います。
ただ、織田裕二演じる黒田の人物像や
性格・背景がイマイチ伝わってきません。
”踊る”の”青島”みたいに人間臭くする必要はないですけど
クールで無口以外特徴がない。
ただの外交官ではないのは何となく分かりますが
もっとスーパーマン的要素があるとか
何かもう一捻り欲しかったかも。
それから犯人の計画で「それは確実性に欠けるだろ」と
突っ込みたくなる点もちらほら。
惜しいです。
☆3つ半

『G.I.ジョー』
監督:スティーヴン・ソマーズ
主演:チャニング・テイタム、レイチェル・ニコルズ
世界征服をたくらむ悪の組織“コブラ”の手に
ナノマシーン兵器“ナノマイト”が。
そんなコブラを食い止めようと
アメリカ政府が送り込んだのは
世界各国から集められた
地上最強のエキスパートチーム“G.I.ジョー”であった。
・・・みたいなwww。
人気玩具『G.I.ジョー』のアニメ版である
『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』
をベースとした実写作品です。
アメリカでは結構ヒットしたみたいですが
日本ではそれほど盛り上がっていなかった?
ので、大して期待してなかったのですが、
いやいや、”ちゃんとしてます”。
ナノマシーンを大分勘違いしてますけど
映像は見事です。
☆3つ半

拍手[0回]

今日、”初泳ぎ”してきました。
気持ち良かった〜♪
実家では殆ど動いていなかったので
(”運動”ですらない
だいぶ”鈍ってます”。

する事のない年末年始にこそ
ジムを開けてて欲しいと思うのは
我がまま・・・なのは承知してます。
そこを何とか!・・・ダメ?www

12月はブログネタが豊富で
ついつい書きそびれてしまいましたが
相変わらずDVDは見てました。
なので、年を跨いでしまいましたが
書いておこうと思います。

『重力ピエロ』
監督:森淳一
主演:加瀬亮、岡田将生
仙台の街で起こる連続放火事件。
放火現場の近くには必ず奇妙な
グラフィティアートが描かれていた。
過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は
事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。
グラフィティアートと
遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎を解き明かした時、
その先に見えてくるものとは。
原作は伊坂幸太郎による小説。
推理小説として話題になった作品。
映画でもミステリーというか謎解きの形で
お話は進んで行きますが、
見終わった後は”ミステリーを観た感”が
殆どありませんでした。
それよりも”金田一耕助シリーズ”のような
人間の業や因果の「あぁ〜」感?wwwが
深く印象に残りました。
☆3つ半

『おっぱいバレー』
原作:水野宗徳、監督:羽住英一郎
主演;綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル
   戸畑第三中学校男子バレー部役の子達
ラジオに投稿された「優勝したら部員におっぱいを見せる」
という話をモチーフに創作されたノンフィクション。
バカバカしい、でも懐かしい。
昭和の香りがするお話です。
『ALWAYS 三丁目の夕日』も昭和を描いた作品で
観たい気持ちも有りつつ、いまいち触手がのびないのは
微妙に私の時代と
10年の誤差があるからかもしれませんが
この作品はドンピシャです。
ああぁ〜、”情報が乏しい”って素敵!
そこには”想像力”が満ち満ちています。
そして人との繋がりも。
劇中の昭和の名曲たちが更に気分を盛り上げてくれます。
”懐古主義”とは言われたくないけど・・・
いいものはいい!と、
声高らかに叫んでも良いかしらぁ?
☆4つ

『BATON』
プロデュース:岩井俊二、監督:北村龍平
主演:市原隼人、上戸 彩
横浜開港150周年記念のイベントの為に作られた作品。
横浜・開国博Y150は色々と問題があったようで、
この作品、会場ではその日に見れるのが1話のみで
(全3話、トータルで30分しかないのに)
高い入場料をとられた挙げ句、
話の全容が分からないという・・・
そりゃ怒られるってwww。
お話の内容はシンプルで分かり易く
過去から未来へ人が繋いでいくものを描いたお話です。
実写の演技からロトスコープ作業で
アニメーションにおこしています。
役者の演技や表情が
アニメに反映されるのはいいのですが、
如何せん”コマが荒い”。非常に雑に見えます。
似た手法ながら、
最先端技術で役者の姿や背景を
”リアルタイム”でCGで加工しながら
撮影したジェームス・キャメロン監督の『アバター』とは
残念な意味で次元が違います。
☆1つ半

『私がクマにキレた理由』
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン
   &ロバート・プルチーニ
主演:スカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー
ニューヨークを舞台に、
ひょんなことから上流階級の家庭で
子守のパートをすることになった主人公が
我侭な子供と両親に振り回されながらの成長過程を
コメディタッチで描いた作品。
アリシア・キーズが友人役で出ててビックリしました。
『プラダを着た悪魔』とかの”あの感じ”の作品です。
アメリカ社会の”病んだ”一面とでも申しましょうか、
まあ見てて楽しいのはいいんだけど・・・
「そんな一言で改心するかぁ?」などの
ご都合主義な軽薄さが・・・アメリカだな〜。
主人公の恋愛に関するエピソードも必要か?それ?
役者陣の演技は大変素晴らしいので
決して見て損はしないと思いますけど。
☆3つ

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『MW』
原作:手塚治、監督:岩本仁志
主演:玉木宏・山田孝之
演出家として『白線流し』、『ナースのお仕事』、
『救命病棟24時』、『女王の教室』などを手掛けた
岩本仁志監督の映画第二作。
期待して観たのですが・・・悪くはないかな。
音楽自体は非常にクオリティーの高いものなのに
劇中で音楽で緊張感を引っ張り過ぎな印象。
ずーーーっと弦の低弦と金管、Seq等で
音場を埋め尽くしている印象です。
もっと”無音”や”間”で物語をサポートして欲しかった。
玉木宏の痩せっぷり(役作り?)や山田孝之の
難しい役所に対する演技は素晴らしいと思います。
お話の内容的には、
今現在ではありふれた題材ではありますが、
原作が書かれたのが1976年で、
しかも!漫画では2人は同性愛者として
肉体関係を結んでいたり、
内容の過激さ(濃さ)に関しては
諸々の事情から”残念”な引き算に
なってしまったのが残念です。
収益や諸事情は分かりますが・・・
『家族ゲーム』や『ときめきに死す』
(どっちも森田芳光監督ですね)
や『太陽を盗んだ男』みたいな
映画に仕上げて欲しかった。
☆3つ半

『天使と悪魔』
監督:ロン・ハワード
主演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー
『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。
イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった
秘密結社・イルミナティによる
バチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、
ガリレオの暗号コードに挑む宗教象徴学者
ラングドンの活躍を描くサスペンス。
続編ですが原作としてはこちらが先。
『ダ・ヴィンチ・コード』より分かりやすかったかも。
原作からの変更点がかなり多いらしいです。
最後までテンポ良く進みます。
しかし・・・反物質を持ち出すとは。
対消滅って知ってます?www
面白かったですわ。
☆4つ半

『路上のソリスト』
監督:ジョー・ライト
主演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニー・Jr
「ロサンゼルス・タイムズ」紙の記者スティーヴ・ロペスが
ホームレスの音楽家ナサニエル・エアーズとの
交流を綴った連載コラムを映画化。
ホームレスの男に関わってしまった事で
彼を助けたいという思いから、アパートを捜し就職までも
斡旋しようと奔走するロペス。
ナサニエルの音楽に心を惹かれ
善かれと思って施した好意が
「エゴ」であった事に気付く。
舞台はLAなのに全体にくすんだ映像が印象的。
全面に打ち出されている訳ではないですが
音楽の魅力や力が感じられて素敵です。
☆4つ

『ヤッターマン』
監督:三池崇史
主演:櫻井翔、福田沙紀、深田恭子
監督の三池氏曰く
「とにかく明確だったのは子供の頃に見た
『ヤッターマン』の感じを限りなく再現したい」との事。
あのぉ〜、かなり”エロい”んですけどwww。
ちょっとやりすぎ?私はスキですけどねw。
私も原作のアニメをリアルタイムで見ていたので
何となく分かります。
子供心にお色気シーンにドキドキしたものです。
しかし・・・劇場での反応はどーだったんでしょう?
興行的には大ヒットだったらしいですけど。
一歩間違えると”単なる悪ふざけ”に
見えなくもないような。
生瀬さんとケンコバ、
そして深キョンのキャスティングは素晴らしいです。
福田沙紀ちゃんのお話の中での扱いが
ちょっとかわいそうな気も。
☆2つ半

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『The chaser』
監督:ナ・ホンジン
主演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、
   ソ・ヨンヒ
韓国映画です。あえて”韓流”とは言いたくない。
2004年に韓国で実際に起こった、
ユ・ヨンチョルによる連続殺人事件をベースにしています。
元刑事のジュンホが経営するデリバリーヘルスで、
ヘルス嬢が次々と失踪するという事件が起こっていた。
やがてジュンホは失踪したヘルス嬢が
最後に担当した客の電話番号が一致し、
先程出勤したミジン(ソ・ヨンヒ)の相手も
同じ番号であることに気づき追い始める。
犯行の猟奇性や犯人像の特異性などは
特に目新しいものではありませんが、
その結末とアクションのハードな演出が
作品全体を引き締めています。
それにしても警察がダメダメに描かれていますが
本当にこんな感じなのかしら?www
☆4つ

『GOEMON』
監督:紀里谷和明
主演:江口洋介、大沢たかお、広末涼子
登場人物や舞台背景は戦国時代の日本だが、
舞台設定等は歴史にとらわれずに
オリジナルのお話になっています。
正直、前作の『CASSHERN』が私的に
”超ダメダメ作品”だったので
「どーかしら?」と猜疑心ありありで見たのですが、
いやいや!面白かったです。
まず、お話が分かり易い。
そして脚本のバランスがいい。
アクションシーンのテンポ感や構図には
やはり”アメコミ”の影響がみられます。
それよりも役者陣の演技が光ります。
興行的には”微妙”だったらしいですが・・・
☆4つ

『THE BANK』(THE INTERNATIONAL)
監督:トム・ティクヴァ
主演:クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ
『パフューム』の監督ですね。
莫大な資産を背景にした銀行が、諜報機関から犯罪組織、
はては第三世界諸国の独裁者をも操っていくという・・・。
主人公達が徐々にその謎に迫っていく・・・
のではなく、いきなり巨大な壁に阻まれてますw。
謎解きやサスペンスではありますが、
「やっぱりそーだよな〜」という”現実”を
2時間かけて納得していく感じです。
特に驚きはありませんが、
お話としては面白いです。
しかも完全なフィクションではなく
モチーフとなったある銀行があるそうで。
(1991年に破綻した国際銀行BCCI)
「現実は小説より奇なり」
現実の”闇”はもっと深いのかも。
☆3つ半

番外編
『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
監督:樋口真嗣
主演:松本潤、長澤まさみ、阿部寛
TVで見たんですけど。
モチーフは「ローマの休日」ですよね?
いや〜、後半泣けました。
脚本が素晴らしい。
黒澤監督の凄さを”リメイク作品”で
まざまざと見せつけられました。
映画って・・・素敵
☆4つ

今回は”豊作”ですな

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以前にも書いた事がありますが、
私、暇な時にはDVDを借りて映画を見ます。
時折劇場にも足を運びます。

あと、”一段落”すると
まとめて観たりする傾向があります。
製作では・・・
『MR.VOCALIST X’MAS』「ありがとうの笑顔」
『a light , a life』
Liveでは・・・
やくしま森祭り、水都大阪、
POETIC SOCIAL MISSION

”一段落”が沢山あったので
DVDも沢山見てました。
今日はまとめて(またかよ)書きます。
相当長くなると思いますので
読まずに飛ばして下さい。
このカテゴリーは自分用の記録なのでwww。
では・・・

『少年メリケンサック』
監督:宮藤官九郎、主演:宮崎あおい
佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城の
おじさん達が最高です。
もちろん、宮崎あおいちゃんの
可愛らしさと演技力も素晴らしい。
作品を通してのメリハリについては
若干残念な気も・・・。
特典映像のインタビューで宮藤官九郎本人も言ってますが
取り敢えず面白い事(演出)を思いついたら
撮っちゃう・・・のはいいんですけど、
やはり編集での”切り捨て”が
甘くなっちゃうのかなぁ〜と。
でも、面白かったです。
☆4つ

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』
監督:マキノ雅彦、主演:西田敏行
北海道出身の私ですが旭山動物園には
行ったことがありません。
旭川にはスケートの大会で行きました。
メッチャ寒かったです。
旭山動物園の素晴らしさや職員の努力など
ドキュメンタリーとしての側面の情報は
良く分かりました。
しかし、編集がだいぶ残念。
やはり、画(シーン)に思い入れがありすぎると
カットできなかったり
映像が美しいだけに”無駄”に長回しにしたり。
この辺の割り切りや構成力が
監督には必要不可欠なのでは?
☆2つ半

『マックスペイン』
監督:ジョン・ムーア、主演:マーク・ウォールバーグ
どこかで事あるなぁ〜と調べてみたら
猿の惑星(Planet of the Apes)の
主演でしたね。
原作は2001年に発売されたアクションゲームソフトとか。
最愛の妻子を何者かに殺された刑事マックスが
「殺人課」から「未解決事件班」に移り
犯人達をたった一人孤独に捜査し続ける。
そしてラストに驚愕の真相が!!!
ってほどでもないですね。
暇つぶしにはなります。
悪い映画じゃなかったと思うのですが、
一ヶ月近く経過した今では全く印象に残ってません。
☆1つ半

『Bangkok Dangerous』
監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
主演:ニコラス・ケイジ
「暗殺成功率:99%
 完全無欠の暗殺者、ジョー。
 唯一のミスが、全てを狂わせていく。」
そのミスがお粗末でラストも・・・。
ニコラス・ケイジさん、あなた
ロン毛のカツラも似合わないし、
脚本をちゃんと読んで
出る作品をちゃんと選んだ方がいいわよ。
☆1つ

『TO』「楕円軌道」「共生惑星」
監督:曽利文彦
『アップルシード』『ベクシル 2077日本鎖国』
モーションピクチャーを駆使したアニメーションでは
定評のある曽利監督の作品。
今回は更に表現力が上がっていると感じました。
原作は星野之宣の「2001夜物語」
これがまた・・・良く出来た漫画なんです!
絶対に読んでみてください。
決して後悔はさせません。
なのでこの作品、”間違い”はないです。
一話60分と、コンパクトにまとまっています。
ただ、やはりこの原作の世界観を表現する為には
漫画の全エピソードを提示する必要があると思うので
シリーズ化を希望します。
余談ですが・・・
前作の『ベクシル 2077日本鎖国』の主題歌
mink「Together again」ではお世話になりました。
アレンジをやらせて頂いてます。
☆3つ半

『PASSENGERS』
監督:Rodrigo García
主演:Anne Hathaway
2006年公開の『プラダを着た悪魔』に出てましたね。
お話の”オチ”としては”シックスセンス”とか・・・
本編は1時間半ですが50分位の所で”オチ”が分かります。
でも、残りが少ないので作品としては成立してます。
メイキングも見ましたが・・・うん、編集で救われたかも。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のあの人や
「HEROES」の地味なあの人も出てます。
何より・・・主演の”Anne Jacqueline Hathaway”の
メイキングでのお顔が・・・美しい。
総合で・・・
☆3つ半。

『BURN AFTER READING』
監督:イーサン&ジョエル・コーエン兄弟
主演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、
   ジョン・マルコヴィッチ、
   フランシス・マクドーマンド、
   ティルダ・スウィントン、
コーエン兄弟と言えば
「ノーカントリー」でアカデミー賞を多数受賞。
後半ややこしくって混乱したけど、
緊張感のあるいい映画でした。
一転、本作品は・・・
何だかなぁ〜、ブラックユーモアと言うか
まあ、お話は兎も角
頭空っぽの筋肉バカ=ブラッド・ピット
”出会い系”で不倫に熱中するオヤジ=ジョージ・クルーニー
他のキャストもハマり過ぎで笑えます。
「読後焼却せよ」のタイトル通り
見終えたら忘れちゃってもいいかなw。
☆3つ

『elegy』
監督:イサベル・コイシェ
主演:ペネロペ・クルス、ベン・キングズレー
脇役でデニス・ホッパーが出ていたのにビックリ。
予告編を観た時の印象では
もっと耽美というかアンニュイというか、
昔のフランス映画的な感じなのかしら?
と、勝手に想像していました。
結構ストレートでサバサバしてます。
老いていく老人と病に冒された若い女。
終焉に向けてどう”愛”を成就させるのか?
実際には・・・
哲学的ロマンチックになりがちなお話が
現実的に進んでいきます。
これはやはり女流監督の作品だからなのでしょうか?
ソフィア・コッポラ監督の『Lost in Translation』
を観た時の感触に近いです。
原作は現代アメリカ文学の巨匠、フィリップ・ロスの短編小説
「ダイング・アニマル」
ペネロペ・クルスってやっぱり”凄い”ですね。
☆3つ半

『シャッフル』
監督:メナン・ヤポ
主演:サンドラ・ブロック
サスペンスかホラーかと思って見てましたが、
「愛」のお話でした。
キリスト教の思想に乗っ取ったものですが
無宗教な私にも理解出来るお話ではあります。
が、ちょっと”うまい事まとめ過ぎ”というか
何だろう・・・「ですかね?」みたいな。
いや、いいと思うんですけど。
一週間の曜日がバラバラに訪れる。
何故?誰の仕業で?
一切明かされる事なく終わってしまいます。
でも、その”経過”を経る事で
主人公は夫との愛を確かめ
その死を受け入れる事が出来る訳ですが。
低予算で演技力と内容だけでキッチッとした作品に
仕上げられている点に好感が持てます。
☆3つ

『グラン・トリノ』
監督・主演:クリント・イーストウッド
毎作が”遺作”のつもりで作ってるんじゃなかろーか?
と思ってしまう程、「暗い」って訳じゃないんだけど
哲学的だったり重かったり。
この作品のように重苦しくはなく
むしろ”こじんまりとした”作品においても
生と死、因果応報、幕引き・・・
人生の終焉にどう向かい合うべきか?
そんな映画を撮り続けている様に見えます。
私は好きです。
☆4つ

『ジェネラル・ルージュの凱旋』
監督:中村義洋
主演:竹内結子、阿部寛・・・ですが
本当の”主役”は堺雅人と羽田美智子でしょう。
ってゆーか、最近の堺雅人さんは凄くいいですね。
印象に残っているのは『クライマーズ・ハイ』とか
『官僚たちの夏』とか。
この作品での堺雅人さんは格好良すぎます。
救命医療が崩壊しつつある現状を
「救命救急24時」で知ったりして
日本における”救命医療の崩壊”という現実を
ある程度分かった上で観ると
更に納得できる作品ですね。
☆4つ

『ザ・ムーン』
監督:デヴィッド・シントン
提供:ロン・ハワード
(『Apollo 13』『The Da Vinci Code』の監督)
アポロ計画に関するドキュメンタリー映画です。
1969年7月15日アポロ11号は月に向かって出発した。
私・・・月面へ着陸したシーンを覚えています。
ひょっとすると・・・11号じゃなかったかもしれないけど
(3才でそんなの見るかね?)
両親の寝室のTVで一人、そのシーンを見ていた気がします。
アームストロング船長が人類で初めて
月面を歩いた人だという事は知っている。
でも、フルネームは知らなかった。顔も初めて見た。
ニール・アームストロング。
覚えておこう。
んで、アポロ11号の発射シーンの提供が
ケロッグだったって・・・知ってた?w
2段目から1段目が切り離されるシーンは有名ですが
2段目から離れて行く3段目の映像を初めて見ました。
凄いなぁ〜NASA。そのカメラが3段目を見送った後に
”地球”を映し出すんです。
そして、大気圏に落下して燃え尽きてしまったのでしょう。
40年前の映像ですよ!凄いです。
その間、人類はどれだけ進化したのでしょう?
科学技術は?文明は?音楽は?
月に向かった24人の宇宙飛行士は全員こう言います。
地球は力強い星だと。
宇宙から見ればこんなに小さいのに。
生命や人々(生物)の思いが
詰まっているからなのでしょうね。
一方、脆く儚くも見えるという人も居ます。
個人的には大変楽しめました。
☆4つ半

長文失礼しましたm(__)m。

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今日は8/24です。
初島やら曲書きやらアレンジの合間に
結構観てました。
そして・・・書くのをサボってました。

言い訳しますけど(するんだ)・・・
そもそも映画評を”真面目に”書くのが目的ではなく
自分自身の「外部記憶」として記している訳で・・・

雑でも「書く事に”意味”がある」
って事で・・・

『THE ROLLING STONES SHINE A LIGHT』
監督:マーティン・スコセッシ
主演:ザ・ローリング・ストーンズ
音楽物の映画は多々ありますが、
冒頭の”わざとらしい”部分は”ご愛嬌”としても
Live映像としては見応えがあります。
ストーンズの音楽をちゃんと通っていない私にとって
一番の衝撃だったのは・・・
今時の10代の若者にもマネ出来ない
ミック・ジャガーのフェロモンと運動量!
そこら辺の”草食系男子”!!!
手を合わせて拝みなさい。
☆4つ

『MIRRORS』
監督:アレクサンドル・ アジャ
主演:ジャック・バウアー・・・でいいよね?
(キーファー・サザーランド)
「予想不可能のラスト」・・・まあね。
いや、決して”駄作”ではないと思いますけど。
全部見てる訳ではないですが・・・
絶対に『24』の方が面白いと思います。
☆2つ

『Changeling』
監督:クリント・イーストウッド
主演:アンジェリーナ・ジョリー
前半の50分、イライラします。その”タメ”が効いていて
最後までドバッと観れます。
良い映画です。
クリント・イーストウッド・・・
音楽まで手掛けるとは・・・凄い!
メイクの人が優秀なのか演技力なのか、
アンジェリーナ・ジョリーの表情が
ラストに向けて
どんどん美しく・華やかになってゆく。
そんな印象を受けました。
☆4つ半

『007/慰めの報酬』
監督:マーク・フォースター
主演:ダニエル・クレイグ
新シリーズの『007』はハードでいいですね。
ボリビア人役の彼女が素敵。
(オルガ・キュリレンコ)
CGも使っているとは思いますが
”人力アクション”が凄いです。
でも、編集による映像の切り替えが速すぎて
そろそろ「人間の視覚による情報処理の限界」に
到達しそうな勢いです。
次回作にも期待。
☆4つ

『ワンダーラスト(原題:Filth & Wisdom)』
マドンナの初映画監督作品
自叙伝的なストーリーを
3人の登場人物に”投影”して描くという斬新なアプローチ。
結果、重さが無くポップな仕上がりに。
私は好きです。
☆3つ半

『ワルキューレ』
監督:ブライアン・シンガー
主演:トム・クルーズ
40以上あったと言われている
ヒトラー暗殺計画の最後の事件。
思い起こしてみると・・・
第二次世界大戦のドイツを
ナチ・ユダヤ人虐殺
以外の側面からちゃんと(してると思われます)
描いた映画を観たのはこれが初めてかも・・・
多分、私が知らないだけなのでしょうけども。
そりゃそうだよね?
当時のドイツ軍の全員が
ヒトラーのやり方に対して”YES”だったなんて
有り得ないですもんね。
勉強になりました。
☆3つ半

『HAPPY FLIGHT』
監督:矢口史靖
主演:田辺誠一・時任三郎・綾瀬はるか
パイロットになりたかった私的には
大変楽しめました。
飛行機好きだけじゃなくて、
仕事で否応無く飛行機によく乗る人や
逆に飛行機嫌いの人にも是非見て頂きたいw。
一つの”業界”をぐっとクローズアップしてみると
今まで知らなかった事が分かるとともに
自分がいる世界とは掛け離れているのに
意外な悩みや矛盾などで共通点が見えたり・・・
面白いですね。
☆3つ半

おまけ〜劇場編〜
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
だいぶ”絞り込めて”きました。
それに伴ってそれぞれのキャラも変わりました。
いいと思います。
早く続きが観たいです。
☆5つ

拍手[0回]

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