作編曲家 TATOOのブログ
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プロフィール
HN:
TATOO
性別:
男性
職業:
作編曲家、Keyboards
趣味:
水泳、映画
自己紹介:
本名:多東康孝
(たとう やすゆき)
出身地:北海道
生年月日:19xx年8月9日
身長:178cm
血液型:O型
略歴:
1995年
KAITAのキーボーディストとして
スピードスターよりデビュー。
KAITAの活動を中心にアレンジ、
CM音楽などを多数手がける。
KAITAとして7枚のシングルと3枚のアルバムを発表。
1999年
KAITAはLove Bell Back Lineと名称を変更。
テレビ東京系音楽番組「ソングライトShow!」に出演。
2000年
PAPA X Inc.と契約。
プロデュース活動を開始する。
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荘子の思想を表す代表的な説話として
「胡蝶の夢」がある。

「荘周が夢を見て蝶になり蝶として大いに楽しんだ所
夢が覚める。
果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、
あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」

私が十代の頃、非常に感銘を受けた2つの作品、
「うる星やつら2・ビューティフルドリーマー」
(映画)と「星の時計のLiddell」(漫画)

星の時計のリデル

共にこの「胡蝶の夢」のエピソードに
少なからずインスパイアされた作品であると思う。

哲学的な事に入れ込んだのでは無く、
何かこのはっきりしないフワフワとした浮遊感が
バリバリ理系の私の頭をほぐしてくれたのが
心地よかったのかも。

「荘周が夢を見て蝶になったのか、
あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか」

荘周であることも蝶々であることも究極的には
ひとつのことだが、現実的にはハッキリ区別される。
現実はあくまで現実であり、夢はあくまで夢。
あるいは逆に今ある荘周が蝶々の見ている夢であったとしても、
やはり蝶々と荘子が区別されることに変りはない。

しかし、1つの事象を2つの方向からアプローチーする事で、
そこから新しいストーリーが導き出せるのではないか。
植樹祭の為にZANと作った曲に仮タイトルを付ける際に
ふと思いついた「森の見る夢」。
人々が思い描く理想の”森”の姿ではなく、
”森”が夢見る人々との共存の世界・・・。あっ!

その時、いきなりリンクしてしまった・・・。
アーティスト若しくはプロデューサー発のコンセプトに
作家(アレンジャー)が音を作るのが通常のプロセスだとすれば、
逆に作家がプロデュース的観点を抜きにして
己が思いのままアーティストに歌ってもらう曲を「夢見る」
と(今まで自分が感じていた物と)
違った音楽が作れるかもしれない。

そうだ、ソロアルバムを作ろう!(爆)

プロの作編曲家として活動を始めて9年になる。
その間、色んな人から「ソロアルバムを作れ!」と
何度となく言われて来たが、
その都度
「名前も知られてない”裏方”がアルバム作るなんてカッコ悪い」
とか
「特に作りたい音楽もない」
とか
言ってはぐらかして来たが、

それはそれで嘘じゃない。
いきなりなんです。
作りたくなっちゃった(笑)。

こんな感じで始めたんです。

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うう~~~ん… 深いですね…
かんぱち
ZAN「森の見る夢」成立の背景に、実は荘子の思想があったとは。
私は老子までは読みましたが、荘子には手を出さず、結果、アタマに柔軟剤ソフナーを投入するタイミングが、決定的に遅くなってしまいました。
ただTATOOさんの場合は、しなやかな柔軟さのみに止まらず、精緻な理系頭脳とのバランスこそがミソな脳みそでいらっしゃるのでしょうね。
これからはTATOOさんの音楽を少しでも理解するために、私も荘子を読むことに致します。そうすれば「星降る森」なども、また別の新鮮な角度から、鑑賞できるようになるやも知れません。
2009/01/17(Sat)19:14:53 編集
むかしむかし
DTM(デスクトップミュージック)とインターネットが出会ったときに大量のアマチュアのアレンジャーが発表の場を得た時代を思い出しました。彼らのアレンジ曲はゲームミュージック。耳コピだけでなくMIDIを駆使して素晴らしく奏でられた曲がありました。しかしどの曲を聴いても、ベースになった曲のイメージは意識からも抜けることはなかったと思います。そんなことTATOOさんの日記を読んで、ふと思い出しました。

アマチュアのアレンジャーとしては、こんな素晴らしいゲームと曲があった事を広めたいと思うのだけど、二次創作として問題があった権利関係と何しろ一次創作者がアレンジャーにコンプレックスを持ったために問題がこじれていったニュースも記憶していますね。

でもプロとしてやっていくアレンジャーさんは、アーティストも唸らせて共に曲を成長させていくことが出来る。そんな素晴らしい職業だと思います。そして公的に発表の場を持てる立場にある人は、才能あってこそなのだと思います。

日記にインスパイアされて長文になってしまいましたw
2009/01/18(Sun)09:06:34 編集
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