以前から「そのうち観よう」と思ってたけど、
何となく見る気分になれなかった映画シリーズ。
(そんなシリーズあったっけ?笑)
前からずーーーっと気になってたんです。
『PERFECT DAYS』(2023)
監督:ヴィム・ヴェンダース
製作総指揮:役所広司
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、
麻生祐未、石川さゆり、三浦友和、田中泯、甲本雅裕
東京スカイツリーに近い古びたアパートに住む
中年のトイレ清掃員・平山は、
薄暗いうちに目をさまし、
毎日同じ手順で身支度をしてワゴン車に乗り込む。
車内ではカセットテープを聞きながら、
渋谷区内の公衆トイレを転々と巡り、
隅々まで磨き上げていく。
一方で、若い同僚のタカシ(柄本時生)は、
遅刻したうえ清掃をいいかげんにすませ、
通っているガールズ・バーのアヤ(アオイヤマダ)と
深い仲になりたいが金がないとぼやいてばかりいる。
東京を舞台にした海外監督の作品はいくつもありますが、
あまり気を衒わずに割とそのままな東京の一面を
静かに描いた良作だと思いました。
大した事件は起こりませんが、
最後まで見せ切る力がある作品です。
帰省帰りに車で通った首都高の風景も沢山あって、
妙にノスタルジックな気持ちになりました。
[8回]