井村コーチの復帰で2大会ぶりに表彰台へ返り咲いた
シンクロナイズドスイミング日本代表。
素晴らしかったですね。
指導の成果もあると思いますが、
1日10時間の練習の積み上げが結果を生むという
至極シンプルな事。
昔の闇雲な”根性論”ではなく科学的に適切なトレーニングを
限界まで積み上げた者が勝利をつかむのでしょう。
体操の内村選手が勝因として
「すごく努力をしてきたので、その努力じゃないでしょうか」
と答えたのが印象的でした。
頑張った日本シンクロですが、
1位のロシアはちょっと別格でした。
ナタリア・イシェンコ&スベトラーナ・ロマーシナは、
オリンピックと世界選手権で合計46個もの
金メダルを獲得し続けました。
先月、NHKスペシャルで彼女達の身体能力を
科学的に解明する特番をやっていたのですが、
長年の練習によって体の構造が
水生動物に近くなっていたという事実!
猛スピードで30秒近く足を動かす高難易度の技、
「ロシアンルーレット」を可能にする秘密は、
肺とは別の酸素タンクを持っていること。
脾臓は水生動物に備わった重要な仕組みで
水中に長時間いる時は酸素をたっぷり含んだ血液を
心臓へ送る役割をしています。
一般的な人間は普段空気中で呼吸をしているので、
摘出しても問題ないくらい
脾臓を使うことが殆どありません。
ロシアのロマーシナの脾臓は潜水時には
一般の人の脾臓より23%小さく縮み、
イシェンコに至っては59%も大きく縮んでいました。
ロシア代表は水中での補助酸素タンクとして
「脾臓」を使っているんです。
では、どうやってその能力を手に入れたのか?
ロシア代表の練習は毎日10時間「耐える」訓練を
幼いころから年間2,000時間を
16年間続けてきたと・・・
凄いわぁ
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