実家にはピアノがありませんでした。
今ではライブやレコーディングで
生ピアノを弾く機会はありますが、
言っても年に数回…程度だったりします。
振り返ってみると人生で一番ピアノに触れていたのは
高校生の時の音楽室(昼休みと部活終わり)
だった気がします。
ライブハウスでグランドピアノを置いている所もありますが
ロック系のハコだとステージピアノが殆どです。
サンプリング系のステージピアノが世に出たのは
約30年前。
それ以前では生ピアノの代用として
”電気ピアノ”が使われていました。
YAMAHA CP-80
これは実際に弦が張ってあり生ピアノ同様
鍵盤を押すとハンマーが打弦、
その振動をエレキギターと同じ構造の
ピックアップが拾って増幅します。
しかも鍵盤部と弦の部分が分離できて運べる…一応。
でも最低2人じゃないと組み立ては不可能な重さです。
音は・・・生ピアノに比べると”細い”ですが、
これはこれで味わいがあって好きでした。
で、その後もステージピアノやシンセ音源で
生ピアノ風の音はでるようになったのですが、
正直どれもピンとこなかったんです。
そして1999年にようやく出会ったのが・・・
Roland JV-1010
大して高い機材ではないのですが
エクスパンションカードSR−JV80-09「Session」が
標準で内蔵されていて、
このピアノの音でやっと打ち込みで
ある程度満足のいく音が出せるようになりました。
さらに数年後、
KORG TRITON STUDIO
このシンセのピアノがかなり長いこと
(6年間位?)うちの主力でしたが、
8年前からほぼ完全にソフト音源に移行しました。
最新のソフトやシンセ・ステージピアノでは
爆発的に大容量化し、
生々しいと言えば生々しい音が出せるのですが、
”音の情報量”が多すぎてオケ中でちょっと使いづらい、、、
と、個人的には感じてしまいます。
ピアノソロや小編成のアレンジだといいんですけどね。
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