一般的に高音部の楽譜はト音記号、
低音部の楽譜はヘ音記号の楽譜を用います。
普段はあまり見かけませんが
中音部記号のハ音記号ってーのもあります。
(ビオラはハ音記号です)
例えば、金管楽器だとトランペットはト音記号、
トロンボーン・ユーフォニウム・チューバはヘ音記号です。
木管だとフルート・オーボエなどはト音記号、
ファゴットはヘ音記号です。
次はちょっと変則的です。
サックスには高い音域のものから
ソプラノ・アルト・テナー・バリトンがあります。
(本当はもっと種類があるんですが、割愛)
ソプラノ・アルトはト音記号、
バリトンはヘ音記号です。
で、テナーなんですが、
何故かト音記号で表記しますが、
実際に出てくる音は楽譜より1オクターブ低い音域です。
ならヘ音記号で書けば良いのでは?
これ、ずっと謎だったんです。
最近のアレンジでバスクラリネットを使ったんですが、
実はバスクラの楽譜を書くのが初めてでお勉強しました。
すると、テナーサックスと一緒でト音記号で表記しますが、
やはり出てくる音は楽譜より1オクターブ低い音域です。
するとそこには理由が書かれていました。
「これにより標準型のクラリネットと、
楽譜上の指使いが共通となる」
そっか!
持ち替えても混乱せずにすみそうですね。
(バリトンサックスはそれ専門のケースが多いですから
ヘ音記号でいいじゃんって事かしら?)
謎が解けました♫
[10回]