一応楽譜は読み書き出来ます。
普段お歌の伴奏などする時に見る譜面は
「コード譜」です。
「銀色の翼」
コードとアクセントのリズム、
そして単音のメロディーがちょこっとメモしてあります。
ト音記号の単音は大丈夫なんですが、
ヘ音記号で和音となると初見ではちょっと難しいです。
譜読みってやっぱり”慣れ”なんですよね。
普段から読み慣れていればねぇ…
小・中学生の時にエレクトーンを習ってました。
エレクトーンの譜面は五線紙3段の”玉譜”に
コードも書いてあることが多いです。
そのお陰かコードネームに対しての
ボイシング(押さえ方)を覚えられた気がします。
が、
小学生にはまだ早いという事でしょうか。
コードネームと五線紙上に並んだ音符が
その当時の知識では結びつかない曲が登場しました。
その謎が解けたのは10年後になるのですが・・・
コードネームは「C7」
ド・ミ・ソにドから数えて7番目の半音下の
シ♭を加えた和音です。
因に半音下げない7番目の音を足す時は
「Cmaj7」若しくは「C△7」と書きます。
さてその曲の「C7」の所に書いてあった五線譜上には、
ベース(左足)=ド
コード(左手)=ミ・シ♭・ミ♭
と書いてありました。
5度のソは省略、これは分かります。
ミ♭?
何それ?
そもそもドに対してミは長調の3度の音、
ミ♭は短調の3度の音。
メジャーのコードにマイナーの要素って
”不協和音”なんじゃないの?
しかし実際に音を出してみると
ダークで”スモーキー”な印象ではありますが
全く不快ではありません。
はい、”ジャズ”な響きです。
この場合ミ♭は短3度ではなく
ドから数えて9番目のレを半音上げた音、
つまり#9thの音になります。
ちゃんと書くなら「C7#9・C7+9」
コードネームが省略されていたんですね。
ジャズな響きと書きましたが、
ロックでもよく使われます。
(”銀つば”にも使われていますね 笑)
ジミー・ヘンドリックスがよく使っているイメージからか、
「ジミヘンコード」なんて言ったりもします。
省略しても良いものなのか?
実は・・・いいんです。
乱暴な解釈をすれば「7」が付く時
Cの時”シ”以外は何を足しても構わない。
それが”ジャズ”です(多分 笑)。
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