『The chaser』
監督:ナ・ホンジン
主演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、
ソ・ヨンヒ
韓国映画です。あえて”韓流”とは言いたくない。
2004年に韓国で実際に起こった、
ユ・ヨンチョルによる連続殺人事件をベースにしています。
元刑事のジュンホが経営するデリバリーヘルスで、
ヘルス嬢が次々と失踪するという事件が起こっていた。
やがてジュンホは失踪したヘルス嬢が
最後に担当した客の電話番号が一致し、
先程出勤したミジン(ソ・ヨンヒ)の相手も
同じ番号であることに気づき追い始める。
犯行の猟奇性や犯人像の特異性などは
特に目新しいものではありませんが、
その結末とアクションのハードな演出が
作品全体を引き締めています。
それにしても警察がダメダメに描かれていますが
本当にこんな感じなのかしら?www
☆4つ
『GOEMON』
監督:紀里谷和明
主演:江口洋介、大沢たかお、広末涼子
登場人物や舞台背景は戦国時代の日本だが、
舞台設定等は歴史にとらわれずに
オリジナルのお話になっています。
正直、前作の『CASSHERN』が私的に
”超ダメダメ作品”だったので
「どーかしら?」と猜疑心ありありで見たのですが、
いやいや!面白かったです。
まず、お話が分かり易い。
そして脚本のバランスがいい。
アクションシーンのテンポ感や構図には
やはり”アメコミ”の影響がみられます。
それよりも役者陣の演技が光ります。
興行的には”微妙”だったらしいですが・・・
☆4つ
『THE BANK』(THE INTERNATIONAL)
監督:トム・ティクヴァ
主演:クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ
『パフューム』の監督ですね。
莫大な資産を背景にした銀行が、諜報機関から犯罪組織、
はては第三世界諸国の独裁者をも操っていくという・・・。
主人公達が徐々にその謎に迫っていく・・・
のではなく、いきなり巨大な壁に阻まれてますw。
謎解きやサスペンスではありますが、
「やっぱりそーだよな〜」という”現実”を
2時間かけて納得していく感じです。
特に驚きはありませんが、
お話としては面白いです。
しかも完全なフィクションではなく
モチーフとなったある銀行があるそうで。
(1991年に破綻した国際銀行BCCI)
「現実は小説より奇なり」
現実の”闇”はもっと深いのかも。
☆3つ半
番外編
『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
監督:樋口真嗣
主演:松本潤、長澤まさみ、阿部寛
TVで見たんですけど。
モチーフは「ローマの休日」ですよね?
いや〜、後半泣けました。
脚本が素晴らしい。
黒澤監督の凄さを”リメイク作品”で
まざまざと見せつけられました。
映画って・・・素敵
☆4つ
今回は”豊作”ですな
。
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