12.「YUYAKE~Piano Version~」
2007.1.24 ReleaseのZANのAlbum
『絆』に収録されている「YUYAKE」の
ピアノバージョンです。
曲を書く時はいつも自分のスタジオに籠ります。
しかし、この曲を書こうと決めた日、
・・・街へ出ました。
たまたまその日は目木と山田がサポートしていた
鈴木雄大さんのLiveがあって
それを聞きに新宿に行ったんです。
雄大さんとは何曲か作品を作ってるし
サポートの2人もいるし、
仲間の顔が見たかっただけなのかも。
そのLiveで演奏された曲の中で
(名前もメロディーも覚えていないのですが)
「大きなメロディー」の曲があったんです。
「大きなメロディー」ってのは
譜割が細かくないメロディーという事です。
4分や2分音符で出来ていて
「朗々と歌う」イメージのものです。
単純に「あっ、こういうのいいなぁ」と。
帰りの電車で自然に出てきた鼻歌が
サビのメロディーです。
仕事場に戻りそのメロディーを打ち込んで
コードを付けて・・・
そこから15分程でA・Bメロも書き上げました。
リーダーとの最後のセッションはその1ヶ月前。
その時吹いてくれた篠笛のフレーズが
この曲のイントロを導いてくれました。
後日、レコード会社に無理を言ってデータを頂き
ZANの「YUYAKE」に使わせて貰いました。
”3人組”のZANとして最後の作品となりました。
この曲は、作曲家として今後も生きて行く上で
自分にとっての”免罪符”のようなものなんです。
これが書けた事で「私は作曲家です」と
胸を張って言える。
だから、自分名義の作品を作るなら
この曲は絶対に入れよう。
それだけ決めてアルバムの制作に入りました。
まあ、これだけ思い入れのある曲ですから
伝説になりそうな・・・
「生ピアノでワンテイクOK!」みたいな
エピソードが書ければかっこいいんだけど・・・
現実はそう甘くないですwww。
「んな事、言わなきゃいいのに」って声も
聞こえてきそう・・・。
が!「真実の声」がこのブログのコンセプトですから。
(初耳ですwww)
実際には、バーチャル音源で8小節づつ!
丁寧に作っていきました。
クオンタイズはしてません(ググって!)。
TDも自分でやりました。
どーでしょう?
こんなに引っ張るつもりはなかったのですが、
ようやく書き終えました。
本来ならタイトルには「最終回」の文字が・・・
それがね!ここが終わりじゃないんですよ。
引っ張るんじゃなくて・・・連鎖の延長。
楽しいですね、音楽♪
[0回]