作編曲家 TATOOのブログ
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プロフィール
HN:
TATOO
性別:
男性
職業:
作編曲家、Keyboards
趣味:
水泳、映画
自己紹介:
本名:多東康孝
(たとう やすゆき)
出身地:北海道
生年月日:19xx年8月9日
身長:178cm
血液型:O型
略歴:
1995年
KAITAのキーボーディストとして
スピードスターよりデビュー。
KAITAの活動を中心にアレンジ、
CM音楽などを多数手がける。
KAITAとして7枚のシングルと3枚のアルバムを発表。
1999年
KAITAはLove Bell Back Lineと名称を変更。
テレビ東京系音楽番組「ソングライトShow!」に出演。
2000年
PAPA X Inc.と契約。
プロデュース活動を開始する。
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12.「YUYAKE~Piano Version~」
 2007.1.24 ReleaseのZANのAlbum
『絆』に収録されている「YUYAKE」の
 ピアノバージョンです。

 曲を書く時はいつも自分のスタジオに籠ります。
 しかし、この曲を書こうと決めた日、
 ・・・街へ出ました。
 たまたまその日は目木と山田がサポートしていた
 鈴木雄大さんのLiveがあって
 それを聞きに新宿に行ったんです。
 雄大さんとは何曲か作品を作ってるし
 サポートの2人もいるし、
 仲間の顔が見たかっただけなのかも。

 そのLiveで演奏された曲の中で
(名前もメロディーも覚えていないのですが)
「大きなメロディー」の曲があったんです。
「大きなメロディー」ってのは
 譜割が細かくないメロディーという事です。
 4分や2分音符で出来ていて
「朗々と歌う」イメージのものです。
 単純に「あっ、こういうのいいなぁ」と。

 帰りの電車で自然に出てきた鼻歌が
 サビのメロディーです。
 仕事場に戻りそのメロディーを打ち込んで
 コードを付けて・・・
 そこから15分程でA・Bメロも書き上げました。

 リーダーとの最後のセッションはその1ヶ月前。
 その時吹いてくれた篠笛のフレーズが
 この曲のイントロを導いてくれました。
 後日、レコード会社に無理を言ってデータを頂き
 ZANの「YUYAKE」に使わせて貰いました。
 ”3人組”のZANとして最後の作品となりました。

 この曲は、作曲家として今後も生きて行く上で
 自分にとっての”免罪符”のようなものなんです。
 これが書けた事で「私は作曲家です」と
 胸を張って言える。
 だから、自分名義の作品を作るなら
 この曲は絶対に入れよう。
 それだけ決めてアルバムの制作に入りました。

 まあ、これだけ思い入れのある曲ですから
 伝説になりそうな・・・
「生ピアノでワンテイクOK!」みたいな
 エピソードが書ければかっこいいんだけど・・・
 現実はそう甘くないですwww。
「んな事、言わなきゃいいのに」って声も
 聞こえてきそう・・・。
 が!「真実の声」がこのブログのコンセプトですから。
(初耳ですwww)
 実際には、バーチャル音源で8小節づつ!
 丁寧に作っていきました。
 クオンタイズはしてません(ググって!)。
 TDも自分でやりました。
 どーでしょう?

こんなに引っ張るつもりはなかったのですが、
ようやく書き終えました。
本来ならタイトルには「最終回」の文字が・・・
それがね!ここが終わりじゃないんですよ。
引っ張るんじゃなくて・・・連鎖の延長。
楽しいですね、音楽♪

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???
「真実の声」!!!
こころがけます。

ほんと楽しいです、音楽は♪
2009/10/31(Sat)02:33:50 編集
ハイ
TENGO
ほんとに(*^^*)
そして、その音楽が楽しいと思えることや、
その気持ちを一緒に分け合える仲間がいるってことが
なにより素敵*^^*

ZANは、3人組だったんですね。。
初めて知りました。。。

とっても優しくて心地好くて
大好きな一曲です^^V
映画などにもぴったり。。。
映像関係の方々、本当にお薦めです!!

クオンタイズ、ググってみました^^
勉強になります^^V

夕暮れ時が一層好きになりました^^
ありがとう。。。

2009/10/31(Sat)06:45:36 編集
音楽は
まきりん
聴くばかりで、素人の私ですが、TATOOさんのブログは私の様な者にも分かりやすく書いて頂いてるので、あんなすごい素敵な曲を書いてらして、演奏もすごく感激ものな方なのに、優しいなあ~、すごいなあ~、と、色々想像してます(笑)。
そうなのか~、と思う色んなお話の中で今日印象的だったのは、鼻歌交じりのTATOOさん。…スミマセン!!
2009/10/31(Sat)22:36:27 編集
イントロで・・
ひこぼし
戦メリを思い出しました。。
実は、太一さんのBass Soroで聴いてから、あらためてじっくり聴き直して、YUYAKEがこのアルバムで一番好きな曲になりました。。
戦メリと一緒で、この曲は、歌が無い方がイメージが膨らむような気がします。

このあと、YouTubeで教授と矢野顕子さんを聴きまくりました(^^♪
これも連鎖の延長ということで・・
2009/11/01(Sun)15:24:18 編集
あぁ、そうだったんですね
かんぱち
憶えてますよ。「黄金声を持つ男」・鈴木雄大さんのライブ。2006.5.12でしたね。山田さんに目木さんに、あともう2人。すぐ目の前で聴いてました。楽しかったなあ!
でもこの時のインスピレーションが、曲のサビに繋がっていたなんて、何という奇遇! このときリーダーはもう、空の彼方に行ってしまわれていたわけですが、その見えざる手が面識のないこの私すらも、繋がりの輪に呼び込んで下さったのかも知れません。
その約1ヶ月前の4.11。ちょっと前にも書きましたが、このライブで謹聴したリーダーの篠笛の音が、ZANの『絆』収録分の「YUYAKE」のなかに、編み込まれているわけですね。その部分はすぐ聞き分けることができました。
実は4.11の、私にとってリーダー最後の演奏。「素晴らしかった」という言葉的記憶だけが残っていて、もはや音そのものを、記憶の層から呼び出すことはできないだろうと思っていたんです。でもCDを聴くことで、あぁこんな演奏だったなと、想い起こすことができました。
『絆』収録の「YUYAKE」が、3人組のZANでの最後の作品となったよし。作品完成時、3人はすでに幽明を隔てておりましたが、アレンジがその隔たりを乗り越えて、人の心を繋ぐ。曲を編むという作業がこんな素晴らしい結び合いをもたらした例を、私は他に知りません。

で、演奏の感想は、多くを語る必要はありませんよね。ただただ清冽で純粋な音による祈りが、まっすぐに聴く者の胸に迫って来ます。「真実の声」にクオンタイズ(ググり済)など、もちろん必要などないでしょう。
綾子さんの紹介文に見えるように、強く深い想いが、まっすぐに人の心に届いて感動を呼び起こす作品。このアルバムの要のみならず、TATOOさんそのものの要ともなる、大事な大事な作品なのだと思います。
2009/12/15(Tue)19:37:24 編集
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