『アイアムアヒーロー』(2016)
原作:花沢健吾『アイアムアヒーロー』
(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督:佐藤信介、脚本:野木亜紀子
音楽:ニマ・ファクララ
出演:大泉洋、有村架純、吉沢悠、岡田義徳、片瀬那奈、
片桐仁、マキタスポーツ、塚地武雅、徳井優、村松利史、
長澤まさみ
漫画家アシスタント鈴木英雄35歳、彼女とは破局寸前。
徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、
彼女の変わり果てた姿だった。
一瞬にして現実の世界は崩壊し姿を変えて行く。
謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体
ZQN(ゾキュン)で街は溢れ日本中は感染パニックに。
標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに
富士山に向かう道中で出会った女子高生・比呂美と
元看護師ヤブと共に生き残りをかけた
極限のサバイバルが始まる。
「ゾンビに殺された人間もゾンビ化する」という設定が
初めて採用されたのは1968年公開の
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』だそうですが、
その”理由と仕組み”がハッキリしない感じが
どーも好きになれず、
このジャンルの作品を好んで見る事はありませんでした。
近年では呪術や魔法的な手法ではなく、
科学実験や特殊なウィルス感染・寄生虫により
ゾンビ化するという設定が主流で、
これらの作品にはパンデミックという形で
被害が拡大するパニック物の様相を呈するものが多いです。
中でも個人的にはゲームの「バイオハザード」、
更には映画のバイオハザードシリーズの1と2は
実に楽しめる作品でした。
しかし、特段ゾンビ物を好む訳でもなく、
海外ドラマの『ウォーキングデッド』もスルーしています。
『アイアムアヒーロー』も漫画はずっと読んでいますが、
「レンタルで出たら見ようかな〜」
位にしか思っていませんでした。
が先日、知り合いのミュージシャンがブログで
強烈にオススメしているのを読んで、
急遽思い立ち、さっきレイトショーで観てきました。
原作はまだ連載中だし謎は全く解決せず
中途半端感は否めませんが、、、面白かったです。
銃火器を盛大にドンパチできない
日本が舞台の作品において、
演出やテンポ感で見せ切るあたりは
大健闘ではないでしょうか。
☆4つ
[8回]