伝説のジャズ・キーボーディストで、
フュージョンの草分けとして知られていた
チック・コリアが79歳で逝去した。
彼の功績については敢えて私が語るまでもなく、
偉大な存在を見送る事になるほどの
時間が経過したという現実を突き付けられた。
という事だけしっかり受け止めて、
個人として受け取った
音楽を聞き返してみたいと思います。
チック・コリアを生で見たのは一度だけ。
1987年のChick Corea Elektric Bandのライブ。
このコンサートで音楽人生の転機を迎えました。
それまではYMOに始まり高校でフュージョンに出会い、
大学でもサークルでフュージョンバンドを組んで
それなりに音楽を謳歌してました。
全然趣味の域だし自分でも音楽でプロになろうなんて
微塵も考えていませんでした。
そんな時に生でプロの音楽に触れれば、
「自分もプロの音楽家に・・・」
とか思う人もいるでしょう。
でもその”音楽”が桁違いに物凄いものだったら?
Elektric Bandのライブは私にとって正にそれでした。
人生における音楽の在り方をリセットされた体験。
結果、紆余曲折を経て今があるわけです。
だいぶ端折りましたけど 笑
まあそんなこんなでチック・コリアから受けた音楽体験は、
私の人生に大きな影響を与えてくれた事は間違いない。
そんな人をまた1人見送る事になってしまったのは、
自然の摂理とは言え、寂しいですね。
今までも、そしてこれからも、ありがとうございます。
Chick Corea Elektric Band: Silver Temple (1 of 2)
[14回]