17日午前に降った雪は、
1969年に観測して以来
最も遅い降雪記録に並んだそうです。
都心で4月に雪を観測したのは1988年4月8日以来で、
この頃は既に東京に居た私ですが、
全く記憶にございません。
東京での最初の雪の思い出は・・・
浪人生として東京生活を始めた私は、予備校の寮に入り、
以外と地味に(真面目に?)受験勉強に勤しんでおりました。
時代は”バブル真っ盛り”でしたが、
全く恩恵にこうむってないですね。
畳3帖程の個室に籠って・・・
大して勉強してなかった気がするwww。
予備校の授業にはまあまあ出席してたけど。
それよりも、高田馬場の古い映画館で昔の映画を観たり
自室でそれまでは殆ど読んでなかった小説や
思想書などを読みあさってましたね。
「引き蘢りの暗い浪人生」という自分の立場を
”楽しんでいた”のかもしれません。
さて、1年間の努力の成果が示される日、
それは「合格発表の日」。
受験票を握りしめ、貼り出された紙に自分の番号を探し・・・
「あった!!!」みたいなねwww。
何校か受けた大学のうち、
割と手応えがあった学校の合格発表の日、
3月にも関わらず東京には雪が降りました。
「・・・滑る」ったって私の上にだけ降ってる訳じゃなし、
それでも緊張するじゃないですか?
覚悟を決めて寮を出ようとしたその時・・・
玄関には受付があって、
そこにはたまに”寮長”と呼ばれる”おじさん”が座っています。
寮長さん:「あっ、多東くん。おめでとう!」
私:「はい?」
寮長さん:「合格通知届いてるよ」
私:「えっ?(今から合格発表見に行くのに・・・)」
えっ?・・・えええぇーーーっ!?期待と不安にドキドキしながら掲示板を見つめて、
自分の番号を見つけた時の
「あっ!あったぁーーー!!!」は、
どーしてくれんだよぉーーー!・・・一応見に行ったけどさ、
「あぁ〜、あるねぇ」にしかなんないじゃん
。
予備校ったら受験のプロだろ?
もうちょっと気を使え!・・・しくしく
もう1校合格した私立の大学は
補欠合格だったので合格通知のみ。
北海道で受けた国立大学は実家から遠かったので
ラジオで聞きました。
遅い東京の雪を見ると、
その時の「不完全燃焼”感”」が呼び起こされて、
何だか「おセンチ」になってしまう私なのでした
。
[0回]