『NINE』
監督:ロブ・マーシャル
出演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール
ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、
ジュディ・デンチ、ニコール・キッドマン
ソフィア・ローレン
映画監督グイドは新作の制作進行に行き詰まっていた。
脚本もできないまま記者会見に臨まされた彼は
追い詰められ会見場から逃げ出してしまう。
逃亡先は海沿いのホテル。
そこに妻ルイザを呼び寄せ苦しみを癒して貰おうとしたが、
プロデューサーに見付かりセットごとついてこられてしまい
逃亡先で撮影することになる。
そこへ愛人カルラまでやってきて彼を誘惑する。
フェデリコ・フェリーニによる自伝的映画
『8 1/2』をミュージカル化し、
トニー賞を受賞した同名ブロードウェイ・ミュージカルを
映画化した作品だそーです。
『8 1/2』はいつか観ようと思ってはいましたが、
分かりやすくミュージカル仕立てで見ちゃうと
深みも何も無い、ただ”だらしない男の話”にしか
ならないんですね。まあ、予想はしてたけど。
まあ、豪華女優陣を見るだけでも
十分価値のある映画かもしれませんが。
あっ、音楽も素敵です。
セット(美術)も豪華です。
☆3つ
『This Is It!』
監督:ケニー・オルテガ、マイケル・ジャクソン
出演:マイケル・ジャクソン
劇場で観てから1年が経つんですね。
敢えて今語る言葉が見つかりませんが、
強いて言うなら・・・このBack Bandは凄いです。
☆5つ
『ハート・ロッカー』
監督:キャスリン・ビグロー、脚本:マーク・ボール
出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー
ブライアン・ジェラティ、デヴィッド・モース
2004年、イラク・バグダッド郊外。
アメリカ軍の危険物処理班は
仕掛けられた爆弾の解体、爆破の作業を進めていた。
だが準備が完了し、彼らが退避しようとしたその時、
突如爆弾が爆発した。
罠にかかり殉職した隊員に代わり、
また新たな“命知らず”が送り込まれてきた。
地獄の炎天下、処理班と姿なき爆弾魔との
壮絶な死闘が続く。
元旦那監督の超話題作『アバター』を押さえて
元嫁が監督・製作を手掛け
アカデミー賞:作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、編集賞、
音響効果賞、録音賞の6部門で受賞した本作。
なるほど、よく出来た作品だと思います。
何て言ったらいいのかな…現代風な”軽さ”というか、
現実の戦争における”事実”を過度に脚色する事なく、
「まあ、実際こんな感じなんだわ」位の圧力で、
尚かつ、戦争の狂気や恐ろしさはちゃんと伝わって来る感じ。
過去の戦争映画・・・
『ディア・ハンター』(名作!)、『地獄の黙示録』
『フルメタルジャケット』では
過度に「戦争=狂気」の面を
少々デフォルメしていた作品と違って、
最前線の戦闘がTV中継される時代の
戦争の描き方の一つとして成功した作品なのでは?
面白かったです。
☆4つ
『ゴールデンスランバー』
原作:伊坂幸太郎、監督:中村義洋、音楽:斉藤和義
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆
劇団ひとり、香川照之
首相の凱旋パレードが行われているそのすぐ近くで
青柳は大学時代の友人、森田と久しぶりに再会していたが
様子がおかしい。
そして爆発音。首相を狙った爆弾テロが行われたのだ。
「逃げろ!オズワルドにされるぞ」。
銃を構えた警官たちから反射的に逃げ出す青柳。
本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、
青柳は自分を犯人に仕立てる
巧妙な計画が立てられていた事を知る。
そして大学時代の友人たちに助けを求めるが…。
何だか不思議な映画でした。
設定やプロットは面白いです。
が、主人公の青柳はかなり気の毒…
まあ、陥れられてる時点ですでに気の毒ですが、
結果、大学時代の友人に騙され・裏切られ
(故意では無いにしろ)
結局は・・・ねえ?
突っ込み所も満載ではありますが、
まあ何と言うか・・・
見終わった時に「ふ〜ん♪」て思えたんだから
それでいいのだと思います。
☆3つ半
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