『ロック オブ エイジズ』(2012年)
監督:アダム・シャンクマン、原作:クリス・ダリエンツォ
出演:ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボニータ、
ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッティ、
トム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
1987年のロサンゼルス。
成功を夢見てやってきたシェリーは、
ロックの殿堂“バーボンルーム”で働く
青年ドリューと知り合う。
バーボンルームは、今やビッグネームとなったロックバンド
「アーセナル」を輩出したライブハウスで、
ドリューもロックシンガーを目指していた。
やがて2人は恋仲になる。
ある日、アーセナルの解散ライブが
バーボンルームで行われる事になった。
ドリューのバンドが前座に抜擢され成功を収めるのだが。
ブロードウェイで人気を博した2005年初演の
同名ロックミュージカルの映画化です。
1987年といえば日本はバブル景気真っ最中。
アメリカの音楽シーンといえばMTV全盛で、
ジャンルでいえばスタジアムを満杯にする
LAメタルが最盛期を迎えた頃だった・・・そうです。
MTVは見てましたが、
個人的にRockに興味の無い時期だったので
ガンズやデフ・レパードなどは全く聞いてませんでした。
ミュージカルの映画化としては
とてもいい作品だと思いますが、
映画作品としては、
もう少しトム・クルーズ演じるロックスターは
”神秘的”な存在でいて欲しかったなぁと。
途中の”エロダンス”シーンでガッカリしてしまいました。
(トム・クルーズがノリノリで演出したそうですけど)
音楽は凄くいいです!
しかし・・・(世間の評価に逆らって)
☆3つ
『ロックアウト』(2012年)
監督・脚本:スティーヴン・セイント・レジャー、
ジェームズ・マザー
脚本・製作:リュック・ベッソン
出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、
ジョセフ・ギルガン、ヴィンセント・リーガン、
レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア
西暦2079年。冷凍睡眠による囚人管理や徹底した
防衛システムの完備で脱獄成功率0%を誇り、
“宇宙のアルカトラズ”と言われる宇宙刑務所MS-1。
その視察に大統領の娘が訪れた時、
500人もの囚人が一斉に覚醒して所内を制圧、
彼女を人質に籠城を始める。
スパイ活動中に殺人容疑で逮捕されたスノウは、
大統領から娘救出の指令が下される。
気が進まないスノウだったが、
自分の無実を証明できる男が
MS-1にいる事を知り単身で向かう。
宇宙刑務所から大統領の娘を救出するという設定と、
予告編の出来の良さに騙されましたw。
まず、よーく考えてみると・・・
衛星軌道に刑務所を作って地上と行ったり来たりって、
コスト的に有り得ないですよね?
で、この作品も脚本に矛盾点を多く抱え穴だらけです。
人質を助ける為に刑務所に残ると
大統領の娘が決意した次の瞬間、
人質が全員殺されます・・・えっ!?的なw。
最近のリュック・ベッソン(が関わっている)作品は、
とても”雑”な気がするんですが・・・どーでしょう?
☆2つ半
『エクスペンタブルズ2』(2012年)
監督:サイモン・ウェスト
脚本:シルヴェスター・スタローン、リチャード・ウェンク
出演:シルヴェスター・スタローン、ジェット・リー、
ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、
チャック・ノリス、ランディ・クートゥア、
テリー・クルーズ、リアム・ヘムズワース、
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、
ブルース・ウィリス、
アーノルド・シュワルツェネッガー
バーニーは最強の傭兵軍団エクスペンダブルズのリーダー。
東欧バルカン山脈の山岳地帯に墜落した輸送機に積まれていた
データボックスを回収する仕事を引き受けたが、
ヴィラン率いる武装グループの襲撃を受け
データボックスを奪われた上仲間の一人が命を落としてしまう。
ボックスの中のデータには
旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムの隠し場所が記されており、
ヴィランは他国に売り捌こうとしていた。
出た!”バカ映画”です!(無論”褒め言葉”ですよw)
2010年に大ヒットした『エクスペンダブルズ』、
“二度と実現不可能”と言われた
アクション・スターてんこ盛り超大作の続編です。
内容?特にお伝えする様な内容はありません。
大型の銃器をぶっ放して
敵が肉片を飛び散らしながら死んでいきます。
故にBlu-ray・DVD版は無修正のR15+指定です。
興味のある方だけご覧下さい。
☆3つ半
『レンタネコ』(2012年)
監督・脚本:荻上直子
出演:市川実日子、草村礼子、光石研、
山田真歩、田中圭、小林克也
都会の片隅の一軒家に暮らすサヨコ。
隣に住む謎のおばさんの言動に悩まされながらも
今は亡き祖母の仏壇を1人で守っている。
昔から家族も友達もいなかったが不思議と寂しくない。
なぜか猫に好かれやすい体質らしく、
昔から家にたくさんの猫が住み着いていたからだ。
しかし、このままではいけない。
ある日、ふとそう思ったサヨコはリヤカーに猫を乗せ、
寂しい人に猫を貸す「レンタネコ屋」として町に出た。
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品。
あの”特有のテンション”で物語は淡々と進んでいきます。
でも、ただ進んでいくだけではなく、
そこはかとなく現代社会を切り取り
問題提示しているようにも見えます。
にゃんこ好きは必見ですが、
猫好きでない方にもお奨めできます。
☆4つ
[6回]