いつも沢山のコメント有難う御座いますm(__)m。
繰り返しになりますが、
公開しても構わないコメントは
記事最下の「Comment」から、
私だけに宛てたコメントは「拍手する」を押して
書き込んで下さいませ。
今日も「拍手する」のコメントから
質問等にお答えしたいと思います。
「エンジニアさんて、どんなお仕事をされる方なんですか?」
回答:あぁーーー、なるほど。確かに一般の方からすると
”謎”な職業ですねw。
えっと、レコーディングには様々な行程があります。
録音・編集・ミックス(TD=トラックダウン)
TDに関しては以前書いた記事をご覧下さい。
音楽用語 TD(トラックダウン)
まず録音に関して。
現代のレコーディングではPC上でDAW
(デジタルオーディオワークステーション)
と呼ばれるアプリケーションを走らせて
音をデジタルデータとして記録していきます。
最近のノートパソコンにはマイクが内蔵されているので
誰でも録音はできますが、
音質が大分残念な感じです。
レコーディングスタジオには沢山マイクがありますが、
歌い手さんや楽器によって相性のいいマイクは違います。
何だったら同じ人が歌うにしても
曲によっても合うマイクは変わってきます。
マイクだけでなくマイクの音を増幅する
HA(ヘッドアンプ)でも音は変わってきます。
どのマイクとHAを組み合わせが最適か?
豊富な知識と経験で提案してくれるのも
エンジニアのお仕事です。
マイクの位置も重要ですね。
打楽器の打面から何センチの所にセッティングするのか。
アコギを録る時はネック寄りかホール寄りか。
ギターアンプの音を録るにはスピーカーの
センターがいいのかエッヂ寄りがいいのか。
これらを調整しつつ適正なレベル(音量)で
PCに取り込みます。
デジタルではデータ上の上限が決まっていて
それを越えると不快な歪みが生じますから、
レベルの調節は重要なんです。
取り込んだ各楽器の音量を歌いやすいように
整えるのも大事ですね。
ドラムが大きくてピアノが小さいと
歌いにくいですよね?
そして”テイク”の管理。
何回か演奏したり歌ったものから
ディレクターや演奏者が指示したものを再生したり
繋ぎ合わせたり・・・。
次に編集ですが、
これまた色々ありまして。
専門用語をいちいち説明していくと大変なので
割愛しますが・・・
不必要な音をカット(試し弾きや咳払い等)
リップノイズの除去
音の入り際・切れ際を滑らかに(フェードを書く)
1番に入れたコーラスが2番でも使えればコピー
ちょっとしたタイミングの補正
部分的なPitch(音程)の補正
データ管理(毎回バックアップを取っています)
等々・・・そしてTD(仕上げ)
どーでしょう?
何んとなくイメージは伝わったでしょうか?
ミュージシャンが演奏に集中できる様に
環境を整え最終的に仕上げるのが
レコーディングエンジニアのお仕事です。
おまけ、、、「こんな世界、知りたくなかった。」の
「サビ前のブレイクの奥で鳴ってるピアノの音」が好き
・・・って、学生時代からの友人が言ってくれたのでw
(よこの、マニアックだなw)
これは、ピアノの低音をガーンと弾いたのを
逆回転した音です。
なので減衰せずにクレッシェンドしていく訳です。
しかも”逆相”なので変な感じがするはず。
(頭の後ろから聞こえたり)
長くなっちゃった・・・今日はこの辺で♫
[25回]