東日本大震災から一ヶ月。
現実には”災い”はまだ続いています。
終わりは全く見えません。

”節目”という訳ではないけれど、
記録としてあの日の事を記しておこうと思います。

2011/3/11
その日私は、
九州新幹線全線開通の記念イベントに参加する
池田さんのお供で福岡へ向かうべく、
自宅で準備をしていました。
鞄に荷物を詰め部屋を出ようとした時、揺れを感じました。

普段、地震があってもあまり驚かない方です。
でもこの日は、、、いままでと違う。
”揺れの質”というか、
加速度は強くないけど速度と変位が大きい。
なので、直下ではない（震源地は遠い）が、
とても大きな地震だと感じました。
しかも、、、長い。
倒れそうな本棚を押さえたまま１分以上動けませんでした。

「これは尋常ではない」

揺れが治まって外へ出ると
近所の方も外へ出て口々に恐怖を語り合っていました。
飛行機が飛ぶかどうかは分からないけど、
取り敢えず私は駅へ向かいましたが、
ふと、スタジオ（仕事場）の状態が気になって・・・

そちらに向かう途中、
道が水浸しに。
水道管がズレたのでしょう。



警報機が鳴り響くマンションや
明らかにガス臭い地域もありました。
幸いスタジオはCDなどが散乱していましたが、
大して被害は無かったので再び駅へ。

駅前は人で溢れていました。
「ああ、動いてなんだ」と、そりゃそーだ。



Bossや池田さんに電話してみましたが
繋がりません。メールも送れない。
Twitterで「駅にいます。電車は動かず」と呟くと
「今から車でそちらへ向かいます」とBossから呟き。
おおおっ、伝わった！
でも、どこで合流すればいいのか・・・
すると、駅の構内放送で呼び出しが。

「○○○一丁目の多東様、○○○区の北村様が
　ロータリーの所でお待ちです」

貴重な体験ですね、駅で呼び出されるwww。
Bossと池田さんと合流。
首都高は全面通行止めなので
環七を羽田に向かいます。
別行動のよーいちともTwitterで連絡を取り合い、、、
道は混んでいました。
予定の時間には間に合いそうにありませんが、
兎に角空港へ向かいます。

道中、携帯のワンセグやTwitterで
どんどん情報が入ってきます。津波の映像も。
信じられない光景、、、でも規模が分かりません。
幾つの港が被害にあったのか・・・。

１時間以上掛かって羽田空港に近づきました。
ふと、北の方を見ると・・・「何だ、あの雲？」



不気味。



空港に着いてよーいちと合流。
飛行機は・・・程なく全便欠航が決定 。
キャンセル手続きの列。



そして・・・７時間以上掛けて帰宅。

それから一ヶ月。
TV番組は通常に近い内容に戻り、
計画停電も中止が発表され、
海に放射性物質を垂れ流し、
相変わらず風評被害が横行し、
強引に選挙が行われ、
原発を全廃しないし花見（経済活動）を
自粛せよというお爺ちゃんが都知事に再選されました。

都知事選に関して、
これは個人的な感想ですが・・・
対抗馬が貧弱過ぎた。。。残念です。

これが、3.11の一ヶ月後の”日本”です。

まあ、一言で言えば「わーーーっ！」っていう気分です。
例：


そして私は・・・
今日の12:00からUstでの
池田綾子のLiveのサポートをします。

お楽しみに♪

[15回]