突然ですが、、、自然界にある力は、
4種類の力のいずれかに
分類することが出来るそうです。
あっ、これは”物理”上の力の話で
「信じる力」とか「愛の力」などは
今回は除外して下さいねw。
その4つの力とは…
「重力」「電磁力」「弱い力」「強い力」
「重力」と「電磁力」は聞き覚えがありますよね?
「重力」はあらゆる粒子に働く力で、
日頃私たちも重力の影響を受けています。
この力は他の3つの力に比べて非常に弱いそうですが
ニュートンの発見した「万有引力の法則」が
この重力の法則です。
直感的に解り易く尚かつ実感しやすい力です。
重力が無ければフワフワと浮いてしまって(無重力状態)
私達は地表に留まっている事が出来ませんもんね?w
ところで、それぞれの力には
その力を媒介する(伝える)粒子があり、
それをゲージ粒子といいます。
重力のゲージ粒子は、重力子(グラビトン)
とされていますが、
これは未だ発見されていない素粒子なのです。
一番身近な力の”元”が”謎”なんですね。
次に「電磁力」は電気をおびた粒子に対して働く力で、
原子同士を結んで分子をつくったり、
原子核と電子を結びつけて原子を作ったりしてます。
マクスウェルの電磁気学はこの力を理論化したもので、
電磁力のゲージ粒子は、光子(フォトン)です。
この理論は1864年に完成していて、
その正しさは誰しもがその恩恵を受けている事から
間違いないようで、、、電子回路がちゃんと機能したり
PCがまともに動くよう設計できるのは
この電磁気学が正しいからに他なりません。
ここからが分かりづらいかな…
「弱い力」は放射能や星の核反応に関係するもので。
ベータ崩壊で中性子がニュートリノと電子を出して
陽子に変わるときなどにはたらく微弱な力…だそうです
。
弱い力のゲージ粒子はウィークボソンで、
これにはプラスとマイナスの電荷を持つW+とW-、
電気的に中性なZ0の3つがある・・・???www
「強い力」はクォークを結合させ、
陽子や中性子・中間子などを作る力です。
中間子は湯川秀樹氏によって理論的に予言され、
これが彼のノーベル物理学賞の受賞理由となりました。
中間子は原子核内の陽子や中性子を結合させる
核力の源となる力です。
強い力はクォークの「色」という状態に対して働くことから
「色の力」とも呼ばれています。
強い力のゲージ粒子はグルーオンです。
・・・それがどーしたって?
いや、どーもしないんですけどぉ
。
つまりこの世界(宇宙)は、
この4つの力の相互作用によって形成されているのです。
ある意味”シンプル”ですよね?
更に、この4つの力を
統一的な方程式で説明しようというのが
物理学者の究極の目的=夢なんです。
因に、電磁力と弱い力は1967年に
アメリカのワインバーグとパキスタンのサラムによって
理論的に統一されました。
アインシュタインは重力と電磁力の統一に
情熱を傾けましたが、
残念ながら失敗に終わっています。
美しくシンプルな方程式で
宇宙を説明したい。
それが”物理学者の夢”なのかもしれません。
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