2ndセッションが始まり
ぼちぼち歌詞も仕上がって来たようで
Vo録りがスタートしました。
基本的に歌録りはシンガーと
テイクを客観的に判断するディレクター
そしてエンジニアとで行われる事が多いのですが、
『日時計』『PENDULUM』に関しては
ディレクター不在で
石井さんがエンジニアの意見を聞きながら
作り上げて行きました。
私?私は・・・呼ばれれば伺いますw。
と、言うのは・・・
メイン歌と同時に字ハモも録る可能性がある曲の場合
ハモのラインをアドバイスしたりするので
同席する訳です。これは”アレンジ”の範疇ですからね♪
ある日の歌録りの時、
予定していた時間にスタジオに到着すると
既にレコーディングは終わっていましたwww。
時間が出来たので早くにスタジオ入りされていまして
(私が遅刻した訳じゃないんですよ!)
私:「(ありゃりゃ!終わっちゃてるよ)お疲れまです」
石井:「あっ、TATOOさん。ちょっと時間ある?」
私:「いやいや
たっぷりありますけど」
石井:「あのさ〜、いいメロディーが浮かんだんだけど
ちょっとコードとか付けてくれる?」
私:「はい、わかり・・・」
石井:「(スタッフに)ピアノのあるスタジオ空いてる?」
私:「・・・ました」
移動・・・
楽譜用紙など用意して無かったので
スタジオのスタッフに
私:「何かさあ、レポート用紙みたいなのってある?」
アシスタント:「レポート用紙・・・ですか?えっと・・・
こんなんでいいですか?」
「集計用紙」ですwww。
多分、スタジオなので”五線紙”はあったのでしょう。
でも私の場合、コードを起こす時には
こういうヤツの方が”シックリ”きます。
そしてこの時に、
石井さんのメロディーにコードを付けたのが・・・
その間15分。
見事に”集計”されてますwww。
タイトルが『PENDULUM』になっていますが
これは”その瞬間”に石井さん的”タイトル曲”だった・・・
から、そうなってますけど。
実はこの曲、後の「You Faraway」なんです。
思い立ったら”吉日”?
こんなちょっとした瞬間に名曲が出来ちゃったりする。
創造の世界は奥深いものです。
[5回]