次の”司令”の締め切りがだいぶ先なのをいい事に、
今日は映画を2本ハシゴしてきました。
『No Smoking』(2019)
監督:佐渡岳利
音楽:細野晴臣
出演:細野晴臣、ヴァン・ダイク・パークス、
小山田圭吾、坂本龍一、高橋幸宏、
マック・デマルコ、水原希子、水原佑果
1969年のデビューから50年を迎えた音楽家・細野晴臣。
近年では『万引き家族』の音楽を担当し、
国内だけでなく世界中のアーティストから
リスペクトされる生けるレジェンド。
そんな細野晴臣に迫る唯一無二のドキュメンタリー映画。
幼少期の音楽との出会いを皮切りに、
「はっぴぃえんど」「YMO」での活動、
ソロとしての音楽活動など、
細野晴臣の足跡をたどることができる。
さらには、近年の活動にカメラが完全密着。
細野さんが「YMO」を作っていなかったら、
私は音楽家になっていなかった・・・多分。
という訳で”観ない”という選択肢はないのです。
細野さんがデビューしてからの事は
割とよく知っているつもりですが、
幼少期の音楽体験などは興味深かったです。
そして何より近年のライブ活動で
生き生きと音楽されている姿が素敵でした。
☆4つ半
『ジョーカー(原題:Joker)』(2019)
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
原作:ボブ・ケイン、ビル・フィンガー、
ジェリー・ロビンソン
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、
ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ
不況風が吹き荒れるゴッサムシティ。
老いて病気がちの母親と暮らしているアーサーは
ピエロの扮装でサンドイッチマンをするなどして
細々と暮らしていた。
彼には緊張すると笑いが止まらなくなる持病があり、
それが原因のトラブルが絶えなかった。
いつかコメディアンになりたいとの夢を持ち、
ギリギリの暮らしで踏みとどまる中、
福祉など彼ら親子を支えていたものが
次々と失われてゆくのだった。
実は”Marvel系”の映画に正直触手が伸びない私。
なので『JOKER』もスルーしようと思ってました。
が、世界中で大ヒットという事で興味が湧きまして
本日観てきました。
「バットマン」に登場する悪役ジョーカーが
どのような経緯でスーパーヴィランになったのか?
を描いた作品ではあるのですが・・・
80年代のニューヨークを思わせる架空の都市、
「ゴッサムシティー」が舞台なのですが、
「富裕層とそれ以外」という対立構造や、
先が見えない不安や焦燥感は
現代の世界を投影しているようにも見えます。
そんな世の中に追い込まれてゆく
アーサーを”体験”していくうちに、
「そうなって当然」という風に共感してしまい、
何だか最後は「清々しさ」まで感じてしまった。
そんな感じです。ヤバいですか?私?笑
更に「IMAX®レーザー」を初体験しました。
4Kレーザー投影システムと12chサウンドシステム。
映像も音も別次元でした♫
☆4つ半
[14回]