日本のスーパーコンピュータと言えば、
理化学研究所計算科学研究機構(神戸市)
に設置された「京」でした。
試験運用時の2011年6月と11月には
世界一の性能を叩き出しましたが、
翌年の6月には2位に陥落。
以降どんどん順位を下げ、
今年の6月には20位となり、
8月16日計算資源の共用を終了、
以降撤去されます。
跡地には性能が京の100倍程度に向上した
新しい「次世代のスーパーコンピュータ」
富岳(ふがく)が設置されます。
富岳は2021年の供用開始を目指しており、
11年の京以来となる世界ランク首位奪還が期待されます!
現在の主なスパコンの順位と計算速度
(1秒間の浮動小数点計算回数、
京は1兆の1万倍)は以下の通り。
1、米オークリッジ国立研究所「サミット」
14京8600兆回
2、米ローレンスリバモア国立研究所「シエラ」
9京4640兆回
3、中国・無錫スパコンセンター「神威太湖之光」
9京3014兆回
4、中国・広州スパコンセンター「天河2A」
6京1444兆回
5、米テキサス大学「フロンテラ」
2京3516兆回
6、スイス・国立スパコンセンター「ピーツ・ダイント」
2京1230兆回
7、米ロスアラモス国立研究所「トリニティー」
2京158兆回
8、産業技術総合研究所「AI橋渡しクラウド(ABCI)」
1京9880兆回
9、独ライプニッツ研究センター「スーパーMUC-NG」
1京9476兆回
10、米ローレンスリバモア国立研究所「ラッセン」
1京8200兆回
16、東京大・筑波大「オークフォレスト・パックス」
1京3554兆回
20、理化学研究所「京」
1京510兆回
2009年11月の事業仕分けを乗り越えて
完成した「京」、
カッコ良かったよねぇ・・・
蓮舫さん、やっぱ2位じゃダメなんですよ。
”浪漫”とはそーゆーものです。
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