とりとめのない話ですが・・・
ビッグコミックスピリッツ連載の
「気まぐれコンセプト」によると・・・
制作費20億円の大作『沈まぬ太陽』の
10月最終週の興行成績が
『僕の初恋をキミに捧ぐ』に抜かれた。
振り返ってみれば・・・
『世界の中心で愛をさけぶ』以降、
『恋空』『余命1ヶ月の花嫁』と、
”余命物”はみな興行成績1位を記録していると。
だから全部『余命1ヶ月 釣りバカ日誌』とか
『のだめカンタービレ 余命1ヶ月版』とか
『ウルトラマン 余命1ヶ月伝説』にしちゃえば?と。
制作費の大きな大作の全てが
良い映画という訳ではありません。
でもどうなんでしょう?
昨今の携帯小説や視聴者のアンケートに従って
放送ギリギリまで脚本を直す韓流ドラマの様に
自殺・レイプ・不治の病・事故
不幸のてんこ盛り・・・と、愛?
これだけ盛り込まなきゃ”逆に”
感動できないんですかね?
あまりに短絡的・・・とは言いませんけど
(”実話”もあるだろうし)
どんどん”麻痺”している様に感じられて。
何だか気味が悪いです。
これが今の時代の”気分”なんでしょうか?
”時代の気分”と言えば歌詞の内容も
「愛してる」「会いたい」「一生一緒」などは
昔からある普遍のテーマですよね?
いや、いいと思います。
でもその表現方法が短絡的または安易。
リスナーが「考えなくても分かる」もの程
受け入れられ易い。
やはり「面倒な事は考えたくない」という空気が
蔓延している気がします。
残念ながら先日終わってしまった
NHK教育の『佐野元春のザ・ソングライター』
という番組に矢野顕子さんが出演した回で、
一生の時間の中で、恋愛の事だけを考えている時間って
全体のどれくらい?
生きて行く為にはもっと考えなきゃいけない事が
沢山あるでしょ?
って言ってましたwww。納得。
恋愛も大事だけど
他に歌にする事も沢山ありますよね?
それとは別にこんな事も言ってました。
「世の中には2つのタイプの人間がいる。
”本当の事を知りたいと思っていて知るまで探そうとする人”
と
”どうでもいい・関心がない人”
自分は”前者”なので同じそうゆう人に
自分の音楽を届けたい」と仰ってました。
私もそんな人になりたいと思います。
「GO GIRL」(詞・曲/矢野顕子)の一節が
今の自分の心にぴたりとはまりました。
「本当のこと知ったから
もう うそにはもどれない GO GIRL」
何かそんな気分です。
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