『MW』
原作:手塚治、監督:岩本仁志
主演:玉木宏・山田孝之
演出家として『白線流し』、『ナースのお仕事』、
『救命病棟24時』、『女王の教室』などを手掛けた
岩本仁志監督の映画第二作。
期待して観たのですが・・・悪くはないかな。
音楽自体は非常にクオリティーの高いものなのに
劇中で音楽で緊張感を引っ張り過ぎな印象。
ずーーーっと弦の低弦と金管、Seq等で
音場を埋め尽くしている印象です。
もっと”無音”や”間”で物語をサポートして欲しかった。
玉木宏の痩せっぷり(役作り?)や山田孝之の
難しい役所に対する演技は素晴らしいと思います。
お話の内容的には、
今現在ではありふれた題材ではありますが、
原作が書かれたのが1976年で、
しかも!漫画では2人は同性愛者として
肉体関係を結んでいたり、
内容の過激さ(濃さ)に関しては
諸々の事情から”残念”な引き算に
なってしまったのが残念です。
収益や諸事情は分かりますが・・・
『家族ゲーム』や『ときめきに死す』
(どっちも森田芳光監督ですね)
や『太陽を盗んだ男』みたいな
映画に仕上げて欲しかった。
☆3つ半
『天使と悪魔』
監督:ロン・ハワード
主演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー
『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。
イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった
秘密結社・イルミナティによる
バチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、
ガリレオの暗号コードに挑む宗教象徴学者
ラングドンの活躍を描くサスペンス。
続編ですが原作としてはこちらが先。
『ダ・ヴィンチ・コード』より分かりやすかったかも。
原作からの変更点がかなり多いらしいです。
最後までテンポ良く進みます。
しかし・・・反物質を持ち出すとは。
対消滅って知ってます?www
面白かったですわ。
☆4つ半
『路上のソリスト』
監督:ジョー・ライト
主演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニー・Jr
「ロサンゼルス・タイムズ」紙の記者スティーヴ・ロペスが
ホームレスの音楽家ナサニエル・エアーズとの
交流を綴った連載コラムを映画化。
ホームレスの男に関わってしまった事で
彼を助けたいという思いから、アパートを捜し就職までも
斡旋しようと奔走するロペス。
ナサニエルの音楽に心を惹かれ
善かれと思って施した好意が
「エゴ」であった事に気付く。
舞台はLAなのに全体にくすんだ映像が印象的。
全面に打ち出されている訳ではないですが
音楽の魅力や力が感じられて素敵です。
☆4つ
『ヤッターマン』
監督:三池崇史
主演:櫻井翔、福田沙紀、深田恭子
監督の三池氏曰く
「とにかく明確だったのは子供の頃に見た
『ヤッターマン』の感じを限りなく再現したい」との事。
あのぉ〜、かなり”エロい”んですけどwww。
ちょっとやりすぎ?私はスキですけどねw。
私も原作のアニメをリアルタイムで見ていたので
何となく分かります。
子供心にお色気シーンにドキドキしたものです。
しかし・・・劇場での反応はどーだったんでしょう?
興行的には大ヒットだったらしいですけど。
一歩間違えると”単なる悪ふざけ”に
見えなくもないような。
生瀬さんとケンコバ、
そして深キョンのキャスティングは素晴らしいです。
福田沙紀ちゃんのお話の中での扱いが
ちょっとかわいそうな気も。
☆2つ半
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