10.「森の見る夢」
縁とか運命とか
基本的には”必然”という考え方が
今の自分には”しっくり”きます。
でも、普段は割と気楽に
星占いの内容が良ければ
「その日一日気分が良い」程度に
出会いや御縁を楽しんでしまう。
「何か繋がってるねぇ
」なんて会話を
交わせるのは気分が良いものです。
ZANのメンバーと出会って和楽器を知り
石井さんのアルバムでのコラボが
薬師寺に繋がって・・・
2008年、秋田での植樹祭にZANが参加しましたが、
実は数年前に石井さんも植樹祭に楽曲を提供し
天皇・皇后両陛下の前で歌われていたという・・・
この様な”連鎖”が最近増えてきた気がします。
それらを「リーダーの仕業」と言うのが
彼を知る仲間内では自然な事になっています。
しかも、二回の薬師寺Liveと植樹祭が全て
「天気が良すぎて」”有り難い”けど”迷惑”な感じが
リーダーっぽいと皆で笑ってますw。
さて、「森の見る夢」
この曲は3部構成になっています。
一部がいつもの平和な森の風景。
小川のせせらぎ・虫や鳥の声
木漏れ日の陽の光。
大地と太陽の恵み、静かな自然の営みは
決して人間を拒むのではなく
その深い懐に他の生命と分け隔たり無く
人も迎え入れてくれる。
そんな優しさを表現してみました。
二部は”水”を辿る旅。
小川を流れる水は”天”から齎されます。
優しい雨もありますが、時として
激しい嵐の日もあるでしょう。
ただ優しいだけではない自然の姿を表したもの。
このセクションは慎ちゃんが作曲しました。
実は彼、お琴を始める前はバリバリの
ハードロック大好き少年でした(メタリカとかwww)。
しかも!彼の師匠は現役のメタルギタリスト兼家元です。
そんな影響も・・・あるだろうなぁwww。
慎ちゃんの作る曲にはその辺の影響が
時折みられます。
ZANのシングル「幸い人」のC/W「紫空」という曲を
是非聞いてみて下さい。
フォースの「暗黒面」が聞けますwww。
三部でまたいつもの平和な森が帰って来ます。
しかし、嵐を乗り越えた森は更に力強く
生命力に満ち溢れています。
こうした営みの中、
人に対して「共存を願う気持ち」、それが
「森の見る夢」なのだと・・・
まあ、強引に?お話を作ってみたのですが・・・
音楽制作の環境を一新して初めての作品が
この曲でしたわ。
凄く不自由だったけど、
アレンジの中に環境音を導入したり
今までと違った手順で求める音を作ったり、
作編曲家として独り立ちして
10年目にして一度リセットするにあたり
それがこの曲だったというのも
”必然”なのでしょう。
リーダーがZANを立ち上げるにあたって
目標に掲げていた事が2つあります。
1つ目は、
J-Popのバンドに和楽器が入っているのが
当たり前になる位、和楽器を”日本で”ポピュラーにする。
全部のBandに必ず尺八奏者がいる・・・のは
ちょっと難しいですがwww、
でも、石井さんのソロ活動の一部として
今やそれは”当たり前”になりつつあります。
2つ目は、
それを”全世界”にまで拡張する事。
ZANは昨年、アメリカデビューを果たしましたし、
エリック・マーティンのアルバムにも参加しました。
今年は・・・ねえ?
(POETIC SOCIAL MISSIONで宇宙へ!!!)
まだまだゴールは見えません。
でも、確実にZANの音楽は広がっています。
”地上にいる”私達はこれからも音を紡いでいきます。
最後にこれだけは言わせて下さい。
”空にいても”あんたは大したプロデューサーだわ。
みんな頑張ってるよね?
ねっ、リーダー。
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