ピアノの足下にある3本のペダル、
ピアノ演奏にはこのペダルが必要不可欠です。
普段は右のペダルを使います。
てゆーか、真ん中と左はほぼ使いません。
グランドピアノとアップライトピアノでは
真ん中と左のペダルの機能は違うのですが、
(詳しくはググってみてくださいな)
グランドピアノの場合、
右:ダンパーペダル
中:ソステヌートペダル
左:シフトペダル
ダンパーペダル:
ダンパーがいっせいに弦から離れ、
鍵盤から指を離してもダンパーは
弦から離れたままになるので
音を長く持続させたり
その音に重ねて次の音を弾くこともできる。
ソステヌートペダル:
直前に押した鍵盤のダンパーだけが弦から離れ、
その音だけに余韻が残る。
この違い、分かります?
実際使ってみると「なるほど!」となりますが、
文字で書かれると今一つピンとこないかもしれません。
そもそも「ダンパーって何?」
という方も多いのでは?
全ての弦は普段ダンパーと呼ばれるフェルトが
弦に触れておりミュートされています。
鍵盤を押すとその音を出す弦からのみ
ダンパーが離れハンマーが弦を叩き音が出ます。
鍵盤を押している最中はダンパーが離れているので
音が減衰しながらも伸び続けます。
鍵盤を離すとダンパーが弦に触れて音が止まります。
この事を踏まえて二つの説明を読み返してみると
分かりやすいかな?
単音を弾くとき、
ペダルを使わなければその音だけ鳴ります。
ダンパーペダルを踏みながら単音を弾くと、
その音とその音に共鳴した全ての弦も
少し鳴ります。
結果、この二つの響きは違ったものになります。
因みに電子ピアノでもペダルは使えます。
が、物理的にダンパーは存在しないので
”音を伸ばす為のペダル”という事で
「サスティーンペダル」と呼ぶのが正しい
・・・のかな?
まあ基本的にはどちらも同じなんですけどね。
電子ピアノでロックやファンクみたいに
ノリノリでコードを刻むような曲なら
ペダルがなくても楽しく演奏できますが、
バラードなどでペダルが使えない状況は
(ペダルの故障や接点の接触不良、
持ってくるのを忘れる等々)
鍵盤弾きにとっては”地獄”ですね 笑
シフトペダル:
踏むと鍵盤とアクション全体が右へわずかに移動して、
今まで3本の弦を打っていたハンマーは
2本の弦を打つことになります。
更にハンマーはいつも使っていない
柔らかい部分で打弦することになるので
音は小さく柔らかくなります。
このペダルはたま〜に使います。
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