発売から2ヶ月、
”欲しかった人”には殆ど行き届いたようで
感想など頂きほくそ笑んでいましたが・・・
そろそろ”本人”による全曲紹介を
始めてみようと思います。
とは言え、池田さんによる「ライナーノーツ」で
かなり濃密に解説されているので
いったい私は何を、どの角度から書いたら良いものやら…
と、戸惑っておりましたが・・・
まあ適当にwww書いてみようかなと
。
こぼれ話とテクニカルな面から攻めて
お互い”補完”出来ればいいかしら?
では!
1.「f2」
冒頭の音はRoland JP-8000によるものです。
夜明けなのか、夕方から夜への裂け目なのか
いずれにしろ「何かが始まる予感」を抱かせる音。
それはどこから聞こえてくるのか?
私のイメージでは「宇宙(そら)」から。
宇宙空間は真空ですから実際には
完全なる静寂の世界です。
でも、もしもオーロラに音があるなら・・・
土星のリングを通過する時に
摩擦音がするとしたら・・・
そんな音です。
一般にアナログシンセは減算方式で音作りをする為
倍音が多い音色の生成は苦手と思われがちですが
リングモジュレーションを使えば
かなり複雑な音色を作り出す事ができます。
この機能を使って作った音色です。
次に続くのが以前お話ししました
YAMAHA MOTIF-RACKのプリセット
PR3-072 Pd:Gentlyの音ですね。
基本は3声、ルートと右手は4度積みを基本としています。
4度の響き(ex”ドとファ”)は”和”をイメージさせます。
しかし、ルートとの”距離”によっては
西洋的な響きになるという・・・
ドビュッシーが発明したとかしなかったとか・・・
この和音のたゆたいの後ろで時を刻むように
流れているリズムは
インドネシアの竹を使ったパーカッションのLoopです。
恒久的な時の流れと”水”をイメージしたビート。
現れては消える5連符のアルペジオは
メッセージ?
エンディングで開けたサウンドは水平線を
ベルの音はその水平線上を跳ねる光を
高音のキラキラした音は天空の星々を
表現しようと思って入れた訳じゃないんですけど
まあ、何となくそんな感じに聞こえなくもないかな?
あはは
。
実はこの曲、池田さんのライブの
オープニング用に作った時のそのままで
マスタリングに持って行く予定だったのですが、
当日の朝、何気なくヘッドホンで聞き直してみたら
エンディング部分に何か足りない・・・
「そうだ!☆が足りないんだぁ!!!」
早速、出来上がっていた2Mixに
「キラキラ」を重ねてReMix。その間30分!
「天空の星々」はぎりぎりの段階で
散りばめられたのでした♪
・・・初回で気合いが入りすぎました。
今日はここまでぇ!
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