一応カテゴリーが”音楽用語”なので
音楽の話に間違いはないのですが、
多分これで通じるのは私と目木くんの間だけ…?
先日のエレキ録りの時にも話題に上がりまして、
何が”全部”なのかと言いますと・・・
ちょっと長いですけど、
近くに鍵盤のある方はちょっと弾いてみて下さいな♫
例えばKeyがCメジャーの時、
DmーG7ーC
というコード進行があったとします。
所謂「ⅡーⅤ」(ツーファイブ)と呼ばれるもので、
ポップスでもよく出てきます。
これに若干”テンション”を加えて
Dm7ーG7♭9ーC
こんな感じもよく出てきます。
ルート(ベース)を省略して
鍵盤でいう所の右手に注目して
最初の二つの音に注目してみましょう。
DmーG7だと
(レ・ファ・ラ)→(シ・レ・ファ)
3つのうち2つが共通の音なので
変化がスムーズな進行になります。
Dm7ーG7♭9では
(ド・ファ・ラ)→(シ・ファ・♭ラ)
共通なのはファだけで後の2音は
”ド→シ、ラ→♭ラ”と半音下がってますね?
ではいっその事”ファ”も半音下げちゃいましょう!
(これが「全部行っちゃうやつ」の正体!)
(ド・ファ・ラ)→(シ・ミ・♭ラ)
コードネームを付けると・・・
Dm7ーG6♭9(機能的にはG7♭9・13)となり
かなり”現代的”な響きではありますが
7thのコードとしてちゃんと機能します。
(スケール的にはコンビネーションディミニッシュ)
で、改めて構成音に注目してみると、
(ド・ファ・ラ)→F
(シ・ミ・♭ラ)→E
ベース音を分母に置くと
Dm7ーG6♭9=F/DーE/G
ね?ルート以外は全部行っちゃってるでしょ? 笑
この響きが特徴的な有名な曲が・・・
「You Are The Sunshine Of My Life」
/Stevie Wonder
Introが8小節あって、Aメロの3ー4小節が
「全部行っちゃってる」やつです。
(0:19〜0:23)
わっかるっかなぁ〜? 笑
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