ジャケ写が上がってきたので
改めてご紹介♫
手嶌葵 New Album
『Ren’dez-vous(ランデブー)』
2014.07.23 Release
VICL-64074 ¥3000+税
今作のテーマは「Cinematic」
葵ちゃんがこよなく愛する映画世界の映像感や
匂いが存在するメロディや
スウィング・ジャズ、フレンチポップス、
ジプシー・ジャズ、ブルース、ワルツ、バラードといった
様々なサウンドの中に
珠玉の「声」を響かせPOPSの枠を超えた
独自の世界観を作り出しています。
私がアレンジさせて頂いた2曲は、
「ちょっとしたもの」と「明日への手紙」。
「明日への手紙」
作詞・作曲/池田綾子、久しぶりの共同作業です。
いつも通り・・・と言えば
”マンネリ”みたに思われてしまうかもしれませんが、
そういう事ではなく、
長いこと一緒に音楽を作ってきたからこそ
共有出来る世界観というか、
ビジョンが明確に分かりつつゴールできたなと。
とは言え、新しいアプローチと言うか・・・。
実は池田綾子自身の作品ではあえて避けてきた事があります。
それは、”大編成のストリングスは極力使わない”事でした。
今まで全く無かった訳ではないですが、
なるべく使わないようにしてました。
何故なら、クラシカルな歌唱にオーケストラって
ありがちで平凡だと思ってしまうから。
・・・ただの”あまのじゃく”ですねw。
今回は歌うのが葵ちゃんという事もあり、
あえて封印を解いてみました。
ストリングスとピアノ、山田さんのパーカッション、
ほんのちょっぴりエレクトロニカなループ、
かなり良いです(自画自賛w)。
「ちょっとしたもの」
作詞:手嶌 葵/作曲:大貫妙子
生まれて此の方、様々な音楽を聴いてきましたが、
特に中学生から大学までの期間、
大貫妙子さんが坂本龍一さんと作り上げてきた音楽は
私の”センチメンタル”な部分、
それは人格形成においても音楽的な嗜好に関しても、
絶大な影響を与えた事に間違いありません。
そんな憧れの人の書き下ろしを
アレンジさせて頂けるとは・・・。
あまりに光栄な事に、もう死んでも後悔はしないと、
2・3日は思いました(いや、まだ死にたくないんでw)。
これまたシンプルで素敵なメロディー♡で、
どう料理しようか迷ったあげく、
何も考えず今までお二人に頂いた音楽の”言葉”を使って
素直に「好きです」という気持ちを
表現しようと思いました。
とは言え一人で背負うにはあまりに荷が重かったので
ピアノは8ちゃん(長谷川久美子)にお願いしまして、
アップライトピアノ、ウッドベース、ドラム、
ストリングス、クラリネット、ファゴット、グロッケン、
そしてバンドネオンといった私なりのフレンチな味付けで
仕上げてみました。
そこにぱっと聞き”アコーディオン”に聞こえるパートを
プロフェット5(アナログシンセ)でやっちゃう辺りが
教授へのオマージュ・・・わかるかなぁ〜?w
リリースまでまだちょっとありますが、
ぜひとも聞いて頂きたい作品です♫
[14回]