先日、今関わっている映画の監督さんと
打ち合わせをしていた時に、
多くの名作の音楽を手掛けた
モーリス・ジャールの話が出ました。
(『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』
『インドへの道』『ゴースト/ニューヨークの幻』等)
アカデミー作曲賞を3回も受賞した人です。
その話の中で
「『ジェイコブス・ラダー』の音楽も
モーリス・ジャールなんだよね」
という話が出ました。
『ジェイコブス・ラダー(Jacob's Ladder)』
知ってます?
1990年に製作されたティム・ロビンス主演の
サイコスリラー映画です。
多分あまりヒットしなかったはず・・・。
私も劇場ではなくレンタルで観ました。
しかも作品の内容は全く知らず、
監督が『フラッシュダンス』『ナインハーフ』
『危険な情事』のエイドリアン・ラインだったから
借りてみたのですが。
これがねえ、面白かったんです。
内容というか”仕掛け”は「最後にドンデン返し」的な、
『シックスセンス』っぽい感じなんですが、
「実は死んじゃってました」ではありませんよ。
(ちょっと”近い”けど(謎))
何が良かったかって言えば
「前知識を全く持たずに観れた」事です。
サイコスリラーである事すら知らなかったですしw
昨日探してみたんですが、
残念ながら割と大きなレンタル店にも
置いてなかったです。
機会があったら是非観てみて下さい。
情報が溢れかえっている今では
この感動を味わうのが難しいですよね。
必要な情報が簡単に手に入るのはいいんですけど、
感動や驚きのピークが低いというか、
感情の起伏が昔より少ない気がします。
その起伏が創造のエネルギーだと思うんです。
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