『プロメテウス』(2012年)
監督:リドリー・スコット
脚本:デイモン・リンデロフ、ジョン・スパイツ
出演:ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、
マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース
人類が長年にわたって追い続けている
人類の起源にまつわる謎。
地球で発見された古代遺跡から
その答えがあるかもしれない
未知の惑星の存在が浮かび上がる。
科学者たちを中心に編成された調査チームは、
宇宙船プロメテウス号に乗り込んで問題の惑星へと向かう。
惑星にたどり着いた彼らは、
人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を
目の当たりにして息をのむ。
誰も到達できなかった人類誕生の真実を知ろうと
チームの面々が探査に没頭する中、
思いも寄らない事態が迫ろうとしていた。
「エイリアン」「ブレードランナー」の巨匠
リドリー・スコットが自身初の3Dで描くSF大作。
3Dバージョンは劇場で観ました。
冒頭の原始の地球の風景は圧巻です。
そしてこの作品の”表”のテーマ
「人類の起源とは?」
実はその謎は冒頭の5分間で明かされてしまいますw。
そしてその後は『エイリアン・ゼロ』とも呼べる内容です。
ただ、完全に『エイリアン』に続くのではなく、
「続く様なそーでもないような」曖昧なものになっています。
既に『プロメテウス2』の制作も発表されているので、
それとの兼ね合いもあるのでしょう。
脚本上で「これはどーゆー意味?」みないな
矛盾や突っ込み所も多々あるのですが、
どうも”わざと”やっている節があります。
この辺は賛否両論ありますが、
『エイリアン』がフェーバリット映画な私的には・・・
☆4つ半
『るろうに剣心』(2012年)
監督:大友啓史、原作:和月伸宏
出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、
青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、
奥田瑛二、江口洋介、香川照之
幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」
として恐れられた剣客・緋村剣心は
「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、
剣心は神谷道場の師範代・薫を助けたことから、
薫のところで居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による
連続人斬り事件が発生していた。
国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏のコミック
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、
佐藤健主演で実写化した時代劇アクションです。
他のキャスティングも豪華ですし
アクションシーンも迫力があります。
なかなか楽しめましたし
興行収入も20億円を超え大ヒットだったようですね。
☆3つ半
『ヘルタースケルター』(2012年)
監督:蜷川実花、脚本:金子ありさ、原作:岡崎京子
出演:沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、水原希子、
新井浩文、原田美枝子、桃井かおり
究極の美貌とスタイルを武器に
芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、
その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。
そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、
人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、
やがてある事件を巻き起こし、
次第に精神のバランスを崩していく。
第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝いた
岡崎京子の伝説的コミック『ヘルタースケルター』を
「さくらん」の蜷川実花が約7年の歳月を重ね映画化。
「クローズド・ノート」以来5年ぶりの
スクリーン復帰となる沢尻エリカが主演という事で
大変話題になった作品です。
主人公りりこというキャラクターと沢尻エリカという女優、
それぞれの業が重なり合って、
まさに適役と言えるキャスティングです。
映像もサイケでイイ感じなのですが、
一番良かったのは水原希子が役の上でも
存在感でもりりこを追い込んでいく後輩として
納得の可愛さと輝きを放っていたところかな。
音楽もいいです。
上野耕路さん「ゲルニカ」の頃が懐かしいわ。
まあ、中味があるかと問われれば大してない気もしますが、
いいんじゃないですかねぇ。
☆3つ
『ハンガーゲーム』(2012年)
監督:ゲイリー・ロス、原作:スーザン・コリンズ
出演:ジェニファー・ローレンス、ウディ・ハレルソン、
ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース
文明が崩壊した近未来のアメリカ。
わずかな富裕層だけが住むことができる都市キャピトルでは、
冷酷な支配者たちがかつて自分たちに反旗を翻した
12の地区から代表者を選び
殺し合いのゲームを強制させていた。
ゲームの模様はTV中継され、
最後まで生き延びた1人には巨額の賞金が与えられる。
ゲームに参加することになった
第12地区居住者の少女カットニスは、
同じ地区から選ばれた少年ピータとともに戦いに挑む。
予告編を観て興味を持ったので借りてみました。
幼い妹の身代わりに出場を志願する少女カットニス。
様々な困難を乗り越え生き残りを掛けて戦います。
大旨は予想通りだったのですが、
全体に”ゲーム”っぽいというか、
ちょっと淡白でしたねぇ。
もっと革命やドンデン返しを期待していたんですが。
小説はもっと長いそうなので、
映画1本には納まり切らなかったのかもしれません。
☆3つ
[2回]