遂に最終回です。
では、早速!
11.夢だけの頃
第一回プリプロの際に手掛けたのがこの曲。
”1日に3曲プリプロ”と初日から飛ばしてました。
爽やかな曲ですがプリプロ当初は
スティールドラムも入って
もっと”トロピカル”でした。
アルバムが出たのは4月4日ですが
プリプロを始めたのが初夏だったから?w
16で刻むアコギやエレキが軽快ですし
山田さんのPercussionとバカボンさんのBassが
これまたグルービーで♪
良質なBlue-Eyed Soulに仕上がったかな?
エンディングで左右に移動する
アコギのカッティングと
Loop。最後スネアの「タッタカ!」で
突然終わるのが好き
この終わり方を”高橋幸宏Ending”と呼んでいます
。
YMOの頃にやたらとこの終わり方が多かったんです。
12.紺碧の街
パッと聞いた感じ「ボサノバ」ですが、
実はかなりの”曲者”です。
ライブでも良く演奏されますが
まず、テンポが難しい。
もうちょっと速いか遅いかだと
かなり演奏しやすいのですが
”絶妙”に難しいテンポなんです。
Aメロのバックに良く聞くと何やら
「ピコピコ・チカココ」みたいな音が
しかも左右に飛び交ってます。
ジャンルで言えば「エレクトロニカ」っぽい感じ?
実はプリプロの時に・・・
石井:「何かさぁ〜、普通にボサノバやっても
面白くないよねぇ?」
私:「そうですね…じゃあこんな設定でどーですか?
音楽に詳しくないフランス人(?)が適当に
それ”風”のをでっち上げてみた・・・みたいな?」
石井:「あ、面白いねそれ!変な音いれてみようよ」
私:「へいへい」
で、こんな感じですwww。
間奏のギターソロの後ろでRIAと池田さんが
「チュ・チュ」言った後で上下に分かれて
それぞれのラインを歌ってる所が自信作です♪
サビで石井さんが歌っているラインが実はコーラスで
コーラスのRIAのラインが主メロになるのは
石井さんのアイディアですね。
素敵です♪
13.夜景飛行
もう”大人の夜”の世界ですね。
終止”低空飛行”の石井さんの声がセクシーです。
が、実はこの曲のVoを録った時、
石井さんは過労で風邪気味。
決して万全とは言えない状態でした。
が、それが功を奏してハスキーな声が録れました。
後日、歌い直してみたものの、
このファーストテイクを越えられずに
元のテイクが採用になりました。
こんなミラクルが沢山ありました。
14.恋人たちの歌
スタンダードなRocka Balladです。
普段あまりこーゆータイプの曲を
アレンジする機会がないので想像でw。
アルバム全体がコンセプト的にも”重厚”だったので
シンプルにノビノビした歌の曲♪
的に上手く纏められたかなと。
2Aに出て来る「Just!・・・」の
コーラスが素敵だったので
石井:「これ、イントロにも入れようよ!」
と、編集が簡単に出来るPro Toolsを利点を生かし
貼付けてみました。
15.遠い出来事
真智子さんにご協力頂いて・・・
総勢11名x3回オーバーダビング!
”疑似”ではありますが・・・
33人のゴスペル隊によるコーラス。
vs ロイヤルフィル・・・みたいなw。
やっぱり、人の声って凄いですね。
音楽に於いてはやはり基本は”歌”と
改めて確信しました。
広島SOUND MARINAで”米”が出演した際に
オープニングでこの曲を”石井竜也”として
歌いたいからTATOOさん来て下さい…と
お話を頂いた時には”震えました”。
広島と石井さん。
この間には深い関わりがあります。
そこに呼んで頂けた私は・・・
幸せ者だと思います。
ああ、終わっちゃいましたね。
まだまだ言いたい事(…言えない事も含めて
)は
沢山ありますが・・・
最終回を書くにあたり今までの”日時計シリーズ”を
読み直してみました。
・・・めっちゃ面白いですねぇ!
うんうん。
それだけ幸せな”現場”だったんですよ。きっと。
さて、明日は池田さんのツアーで福岡へ参ります。
中州のGATE7でワンマンライブです。
九州在住の石井竜也ファンの皆さん!
明日・・・お会いしたいです。
ではでは!
[1回]