音楽がレコードやCDなどの”入れ物”を不要とし
”剥き出しの情報”としてネットに流出する様になって
今までの価値観が崩壊(変化)している中、
また別の現象が映画の世界でも起こっているそうです。
深夜のドキュメンタリー番組でちょっと見ただけで
まだまだ深くは理解出来てないんですが。
10年程前から映画の世界でも
デジタル化が始まっていました。
配給会社はマスターのフィルムからコピーものを
文字通り各劇場に”配給”して
映写機でスクリーンに映していました。
現在では大型シネマコンプレックスでは
DCP(デジタルシネマパッケージ)という形態で
配給され上映されます。
簡単に言えば・・・
「ハードディスクで納品してプロジェクターで上映」
している訳です。
メリットは様々ありますがここでは省略します。
アメリカのメジャー映画会社では
来年末でフィルムでの配給を終了、
全てDCPに移行されます。
で、何が問題なのか?
簡単に言うと、地方の映画館やミニシアターなど
1作品の上映で20万円以上の売り上げが見込めなければ
配給会社は殆ど利益を上げる事が出来なくなる為、
小さい劇場はたとえプロジェクターを持っていても
作品を配給して貰えなくなるとの事。
(VPF=ヴァーチャル・プリント・フィー
という仕組みが絡んでいます)
規格が画一された結果、
地方や少数派が切り捨てられる。
音楽とはまた違った憂鬱が存在するんですね。
こちらもまだ過渡期なので、
生き残る方法を見出していく人が必ず出てくるのでしょう。
音楽業界も・・・頑張らなきゃねぇ
♪
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