小学2年生からエレクトーンを習っていた私は、
かなり”早い段階”からアレンジ
(編曲)という事をやってきました。
ちゃんとレッスンのカリキュラムに
組み込まれてますしね♪
でもそれはエレクトーンの為のアレンジな訳です。
所謂”歌の伴奏”としてのアレンジを初めてやったのが…
中学1年の時。
当時、世の中的にもまだ珍しかったシンセサイザーを
しかも北海道のど田舎で持っている中学生ともなると、
噂は”教員”にも簡単に伝わりますよね?w
3月に「卒業生を送る会」なる行事がありまして、
各クラス歌を歌う事になりました。
大抵はピアノの弾ける女の子が伴奏をするのですが、
うちの担任は面白がって、
「おまえ、シンセとかいうやつで伴奏を作れないか?」
と”無茶振り”。
「えぇ〜っ、マジっすか?」とは言いませんでしたけどw
取り敢えず挑戦してみる事にしました。
その時の機材は・・・
ROLAND SH-1
単音しか出ないアナログシンセですw。
私のファーストシンセ!(初めてのヒト
)
ここ10年位使ってませんが今でも持ってます。
ROLAND CSQ-600
デジタルシーケンサー・・・って何だ!?w
単音で600音憶えて
上記のSH-2のような単音シンセ=モノシンセを
自動演奏する事ができます!
バンクが4つあるので1バンクあたり150音。
例えば16分音符だと1拍で4音、1小節で16音、
8小節で128音になるので、
Aメロ・Bメロ・サビがそれぞれ8小節の曲なら
それぞれを各バンクに入力しておけば
Live時にリアルタイムで切り替えて
1曲分の自動演奏が可能となります。
更に・・・
BOSS DR-55
プログラム可能な”リズムボックス”です。
”ドラム風”な音が出て、最大で16パターン憶えます。
そして!上記のCSQ-600と”同期演奏”が出来ちゃうんです!
例えば・・・
SH-2でフルートみたいな音を作って、
CSQ-600に「ファファララドドファファララドド・・・」
と入力して、DR-55に”それなり”にプログラムして
演奏してみると、
この曲のイントロみたいな感じになります。
あっ、5小節目からのフレーズは無視して下さいねw。
さて、ではまずSH-2でパープかギターに似た音を作って
CSQ-600にフレーズの入力して
DR-55に簡単なドラムのパターンを組んだ音を
同時にカセットテープに録音します。
(カセットテープを知らない平成生まれはググレ!w)
次にSH-2をベースの音が出るようにセッティングして、
先ほど録音した”自動演奏の録音”に合わせて
演奏した”結果”を別のカセットデッキに録音します。
すると「ドラム・ベース・ギター」のオケが出来ます。
今度はそのオケを聞きながら和音(コード)を弾きます。
SH-2は単音しか出ないのでこの楽器で演奏・・・
ROLAND RS-09
素敵な音で和音(複数音)を演奏できるのですが、
若干”イナタイ”音しか出せない”子”でした。
しかーし!
こいつと組み合わせる事で・・・
ROLAND SVC-350
先の「Behind The Mask」のサビのあの声が!!!
作れちゃうんです。
この2つを組み合わせて伴奏を作りました。
兎に角、私が作った伴奏でクラス全員歌い、
何事も無く「卒業生を送る会」は無事終了しましたw。
これが私の”アレンジャーデビュー”と言っても
差し支えないでしょう。
その伴奏が入ったカセットテープは多分、
納戸の奥に眠っています。
あぁ、ちょっと聞いてみたいw。
話はかなり長くなりましたが
、
その時アレンジした曲が荒井由美(松任谷由美)さんの
「卒業写真」でした。
・・・名曲です!
そして今年、、、
30年以上ぶりに”再アレンジ”する機会を得ました。
昨日そのTDをやって来たんですが、
時代も違えば環境(てくのろじー?w)も違うし
歌ってるのはクラスメイトじゃないし
、
何から何まで違うんだけど、
出来上がった作品の”肌触り”というか色合いは
30年以上前とあまり変わっていない気がします。
好き
・・・っていう感覚は
年を重ねてもあんまり変わらないのかもね♪
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