人は成人で約100 兆個の細胞で出来ています。
核を持たない赤血球などの特定の細胞の種類を除き、
その一つ一つ全てに遺伝情報のコピーを持っています。
つまり、全員が同じ設計図を持っている事になります。
また、人の細胞には
生殖細胞・脳細胞・肝細胞・骨細胞など
数種類に分化しており、
それぞれ異なった働きをしています。
受精した時一つだった細胞は2つ・4つ・8つと
同一の細胞として分裂していきますが、
受精後約4日、数サイクルの細胞分裂後に
分化=”役割分担”をし始めます。
「誰の指示で?」
設計図は全員の”内側”にありますが
自分がどの役割の担うべきなのかの”指示”は
”内側(遺伝子)”にはありません。
たまたま一つの細胞が生殖細胞になったら
隣のは肝細胞になる、
きっかけは偶然でも結果的には
動的平衡を保って必要なバランスに分担され、
生物を構成していくそうです。
一つ一つの細胞は周りを見渡しながら
自分のポジションを決めているみたいですね。
”自分探し”なんて事をよく言います。
「自分は何者で何をすべきなのか?」
哲学っぽい話ですがw、
社会生活において人は”他者との関係”でしか
自分を定義する事は出来ない様に思えます。
つまり自分の内側だけに目を向けても
答えはそこにはない。
外の世界へ出て行って人と出会わなければ
”自分”は見つからない。
という事なんでしょうかねぇ・・・。
おはようございますm(__)m。
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